すこしずつ、穏やかな時間が長くなってきた、気がする。
少しずつ、留学中の事を振り替えることが出来る様になった気がします。
落ち着いた時間が、少しずつ、少しずつ、長くなってきたような。
でも、時々、ふとした無神経な言葉に、深く傷つき、大荒れします。
まだ時間はかかるのかな、と。
病院にも、カウンセリングにも、結局いけなかった。
友達には、いった方がいい、カウンセリングを受けたほうがいい、と言われたんだけど、行って話をするのもしんどくて、結局、ズルズルと、帰国して半年が過ぎました。
義実家に行くのは結構しんどいです。
義母と、義姉が、結構無神経なので。
義姉はワーホリで海外に行っていたことがあるのですが、話をしていたら、ビザをちゃんと取らずに?(そんなこと可能なの??)行っていたようで、数か月おきに旅行がてら国をでていた、とか。
私は、学校に入学する時に滞在許可証が必須なので、そんなことできないし、そんなフワフワした海外生活と一緒にしてほしくないな、と。
かといって、私はワーホリとは違うんですよ、大変な手続きを沢山して生活していたんですよ、なんて言ったら、プライドに触れるので、私は口を閉ざすのですが、こういうことを色々聞かされると、はっきりと「うつ病になって続けられなくなって帰国しました。」と、かなり強めに言わなければわからないんだなぁ、と。
はじめは、はっきり言うと、無神経な質問してくると思って、帰国の理由を濁していたのですが、ここまで察することが出来ない人たちには、はっきり言うしかないんだな、と最近思う次第です。
何も言っていなくても、今までの私の生き方や性格から、「何かあったんだ」と感じ取ってくれる人が多いのですが、ここまで、自分の事を分析したり、言葉に出来る様になった今なら、はっきり言った方がいいのかな、って思ったりもしています。
私は、とことん、ジュネーブでの周りの環境が良くなかったんだな、って思っています。
いまさら、ですけど。
同じ学校の日本人は、私が大人であるが故、何も言わなかったことで、好き勝手失礼ぶっこいてきていたわけだし、よく一緒にいたスイス人の友人も精神的に不安定な子だったから、その良くない波長が私にも影響していたと、最近思っています。(それはまた今度書こうかな。)
今までは、一緒に居たら自分もダメになるかも、と感じた人や、そういう人たちは、自分が酷い人間になってでも、離れてきた過去が私にはあります。
今回は、それをしなかった。
我慢して、気を使いすぎて、いい人ぶった結果です。
別に、私はいい人ではないんですけどね。
信頼できる友人はスペイン人とフランス人の友人だけ。
でも、それだけでもとても良い出会いだったから、ジュネーブに行ったことは無駄ではなかったと、思いたいです。
それと、ベビーシッターに行っていた家族はとても良い家族で、帰国してからの夏、日本で一緒に遊びました。
この出会いは、この先も大事にしていきたいです。
夫といると、時々、ジュネーブにいた時の時間を考えます。
私がいない間、夫は寂しかったかな?
沢山援助してくれて、本当に大変だっただろうな。
何者にもなれずに帰国して、申し訳ないな。
4月に帰国した時の気持ち、羽田に迎えに来ていた夫を見て感じた気持ち、「帰ってきてごめんなさい」と羽田の駐車場で謝ったときのこと、普段はいったん心の引き出しにしまっておけるけど、時々、ぶわっと出てきます。
きっとこの気持ちは、自分で納得する何かを成し遂げなければ消えることはなくて、それまでは、一生感じながら生きていくんだと思います。