chaton

1983年生まれ、38歳のとき音楽留学のため単身ジュネーヴに来ました。 おとなの大学院受験、ジュネーヴ生活、ゆるゆると書き留めていきます。 一応、匿名、そして専門分野を詳細に書かずに、と思っていますが、時々勢いで書いちゃうかもしれません。 見なかったふりしてください。

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    両親にも言わずに準備をした受験。 苦しかった時間や、頑張った時間、色々な手続きなど、記しています。

最近の記事

人生のほんとうの味

涙と共にパンを食べたことのある人間でなければ 人生の本当の味はわからない ヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ 原文には、「人生の本当の味はわからない」という文章はないのですが、英語に訳されたときに、このように訳されていて、この有名な一文が生まれたと言われています。 人生の本当の味。 今はもちろんわからないけれど、いつか、年老いて、この世を去るときに、わかるのでしょうか。 今思うと、色々な記憶の中には、子供の頃から心が傷ついた出来事が沢山あったし、我慢していたこともあったし、

    • 需要ある?みんな知りたい?

      自分の記事に目を通していて、全然写真をのせていないな、と思いました。 なぜかというと、いつもPCで記事を書いていたからです。 私には、スマホの操作より、PCのキーボードの方が文章を書くのが速いので、結局、PCで記事を書くのですが、写真はスマホの中にあるため、色々操作が面倒で、いつも写真無しで記事を投稿していました。 実は、沢山写真があります。 とはいっても、留学3年間で、どんどん写真を撮らなくなるのですが…(笑) 初めは撮りまくっていた街中も、毎日いるとなんの特別でもなくな

      • 帰国の準備と手続き(10/25追記)

        ジュネーブの家を退居し、ビザを失効させ(出国宣言をしなければならなかった)、7月にしっかり帰国しました。 日本でも引っ越しは大変なのに、海外で引っ越しって、本当に大変ですね。 帰国後も、しばらくは手続きが続きましたので、メモします。 これから留学行く方、留学から帰る方、もしよければ、軽ーく、参考にしてみてください。 家の明け渡し私は、学生だけが済むことができるレジデンスに住んでいました。 家賃を余計に払いたくなかったので、学年末の6月末日で退居することにしました。これは、4

        • 大親友との再会。

          6月半ばにジュネーブに戻り、退居の準備をし、最後の一週間は夫とジュネーブで過ごし、完全帰国をしました。 色々な気持ちになった私の2週間の記録。 夫が来るまでの一週間は、部屋の断捨離、街を楽しむ、やり残したことをやることが目的でしたが、気持ち的になかなかすっきりとした過ごし方はできませんでした。 ごくごく一部の友人にしかジュネーブにいることを連絡していなかったし、夫が来るまでは一人で過ごすつもりでいました。 段々と物がなくなっていく部屋は寂しくもあり、でも、荷物の処分と同時

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        記事

          2か月ぶりにジュネーブへ。

          二か月ぶりにジュネーブに戻ってきました。 部屋の退居をしていなかったので、荷物を整理し、出国宣言をしなければなりません。 今回、成田発の便で、一人で電車に乗り、2時間ほどかけて空港に行きました。 見送ってくれる人はいなかったので、一人、淡々と飛行機に乗り、ジュネーブに戻ったという感じです。 荷物もたいしてないし、飛行機の中では映画を見たり、ゲームしたりして、ウキウキもせず、普通に、自分の家から出かけて新宿あたりに行く、みたいな、そんな感覚でした。 久しぶりの自分の部屋は、

          2か月ぶりにジュネーブへ。

          なんのまとまりもない独り言

          もっと頑張りたいと思って、その時いた職場を飛び出して、勇気をもって、努力して、勉強しに行ったのに、「裏切り者」とか、「出ていった人」って言われるって、なんなんだろうなぁ。 また戻ってきて貢献してほしい、っていう考えにはならないんだなぁ。 もちろん、そういう考えの人がいるのはわかっているけれど。 やっと、泣かずに自分の事を話せるようになったのに、涙をこらえて話していると、泣きそうになった私をみて、少し笑って突っ込まれるの、今はすごく嫌。 「挫折した」「外国が合わなかったんだ

          なんのまとまりもない独り言

          帰国しました。

          日本に帰国しました。 休学の手続きをし、またジュネーブに戻るかもしれませんが、ひとまず、拠点を日本に戻すことになりました。 無理しすぎてしまった、頑張り方を間違えてしまったなぁ、という感じです。 長くなっちゃいそうですが、ここは色々書いて記録する場所だと思っているので、自分のために記しておこうと思います。 異変はずっとあったけど、誤魔化しながら過ごしていた。 去年の春、イースターでカラフルになる街中も、空も、全てグレーに見えて、色が見えなくなりました。 その前から、ど

          帰国しました。

          自分の国で災害があったらどうする?

          夫からのメールで、日本で大きな地震があったことを知り、ネットで情報を見ていますが、なかなかリアルタイムな情報が手に入らず、です。 能登半島のみなさま、どうか安全第一で。 日本で災害が起こるたび、自分の家族が巻き込まれていたら、私はどうするんだろう、って海外にいると考えます。 特に、私の家がある東京に大きな地震がきたらどうする?? 東北大震災の時、私は恵比寿駅に停車中の電車内にいて、東京でも命の危険を感じ、当時、私は池尻大橋に住んでいたので、長く続く揺れの中、歩いて帰宅し

          自分の国で災害があったらどうする?

          あけましておめでとうございます。

          ジュネーブは現在夜の23時です。 まだ1時間、2023年が残っていますが、日本はとっくに年が明けましたね。 あけましておめでとうございます。 来年は日本にいると思うと、不思議な感じです。 バカンスが始まり一週間経ちましたが、まったくやる気スイッチが入らず、自己嫌悪。 かなりのストレスで、実は昼夜逆転になっていて、ここ数日は頭痛が酷くなっています。 このままはまずいなぁ~と思いながらも、折れずに、どうやって残りの時間を乗り越えようか、毎日考えています。 9月から新学期が始ま

          あけましておめでとうございます。

          「普通」

          12月24日と25日、ここはほとんどのお店(スーパーも)が閉まり、休日となります。 数年前までは、普通に仕事をし、なんなら、普段より忙しい期間だったりして、クリスマス会のクラフトでサンタの顔を200個近く作ったりした時は(給料もボーナスも手間賃も出ないのにわたしゃよく頑張っていたよ…)、心の底から「クリスマスなんか無くなればいいのに…」なんて毎年思っていたのにw、スイスで過ごす3回目のクリスマス(1回目は帰国する飛行機に乗っていたけど)は、特別なことはしない普通の日だけれど、

          「普通」

          無題。

          ちょっと心折れそうになっている、今日この頃です。 語学の問題はもちろんなんだけど、教育観とか、求めている事、こっちのルール、芸術感、色々なことが自分を無能だと思わせていて、何も自信がないし、それによって、やる気がなかなかわかなくなっています。 今年最後なのに。 たった数年ですべてを習得するのなんか無理だし、できることをコツコツやるしかないのはわかっている。 時々「頑張れる」スイッチがはいるのですが、基本「努力しても報われない」スイッチが入っている状態です。 ここで報われなく

          楽しい事考えれば頑張れる?

          お久しぶりです。 学校が始まって一か月たちました。 相変わらず不安な毎日で、最後の一年なので、精いっぱい頑張りたい気持ちもありますが、まだ、心のスイッチをガツっと押し切れていない自分がいます。 「死ぬ気で頑張る」とか、色々あった時間を体験したから、軽く言えない自分がいて、なので、ほどほどに、でも、自分らしく、続けることを忘れず、過ごしていきたいなって思ています。 まずは、卒業しなければいけないのですが、最近は、ますます「日本に帰りたいなぁ」と思うことが多くて、その気持ちを卒

          楽しい事考えれば頑張れる?

          やり続ける。ただそれだけ。

          夏休み中です。 学校が終わり、日本に帰る前に、スイスで色々感じた、即興の賞についてのお話。 実感がない理由。前回の記事に書いた、≪(私が)賞を取れるなら、ほかの人が自分も取れたんじゃないかって思ったのでは?≫、と言われた話。 随分失礼な事を言うなぁと思いましたが、聴いたときは、怒りよりもショックでした。 言われたときに、人生の先輩として、彼女の言葉を正すことをできなかったのは、私の中で色々な気持ちがあったからです。 単純に、自分が受賞したことが驚きと戸惑いで実感がなかっ

          やり続ける。ただそれだけ。

          賞をいただきました。

          あまりに驚き、混乱しています。 即興演奏の試験結果がすごくよくて1位になり、とある財団からの受賞しました。 通常は最終学年の学生がとるらしく、誰がとるのかなぁ〜と客席でぼーっとしていたら、私の名前が呼ばれました。 パニック!!笑 聞き間違いだと思っていたら、クラスメイトが(前に出ろ!!)ってジェスチャーしていて、気づいたら学校長とハグしてました。 今年は苦難の年でした。 ここには少し前に書きましたが、鬱になり、多くの時間を苦悩の中で過ごし、肉体的にも精神的にも苦しかったんで

          賞をいただきました。

          自問自答の日々。

          少しずつ心が戻っているような気がしている今日この頃。 なんとなく、なんとなくなのですが、体の変化を実感しています。 こんなにも、変化って感じるんだなぁと。 はっきり、何が変化しているかは、上手く表現できないのですが、でも、変化があるんです。 やっぱり、あの時の私はダメになっていました。 心も、頭の中も、健康も、全てが。 今は「ごはんなにたべようかなぁ」とか、「あれ食べたいなぁ」とか思えるし、人に会うのもそんなに億劫じゃないし、やっぱり、変化していると感じます。 実は、仲のい

          自問自答の日々。

          こころが疲れてしまったんです。

          色々なことがありすぎて、下書きばかり溜まっていきます。 いつか振り返るときに、思い出せるように、記録を残しておきたいのに。 今年度は、9月からコンスタントに大きな試験が続き、色々な問題や困難があり、どんどん自己肯定感が下がっていき、実は、少し鬱の状態になっていました。 なんとなく、自分の状態がおかしいなぁと思うことが続き、ネットで調べて「これは鬱かもしれない。。。」と。 詳細を話していなくても、私の様子をみていた台湾人の友人が「何もせず、とにかく休みなさい」と言っていて、と

          こころが疲れてしまったんです。