日記 【Netflix ドキュメンタリー、PLANET OF THE HUMANS】

こんばんは。この間Netflixで去年公開されたジェフ・ギブスさん監督の環境問題ドキュメンタリーを観た。アメリカのマイケル・ムーアさんは有名なドキュメンタリー映画監督、兼政治活動家だが、彼が制作総指揮して宣伝もされたそうだ。

因みに、NetflixだけではなくYouTubeでも視聴が可能だ。↓

マイケル・ムーアさんは反資本主義、そしてアメリカの民主党支援者として知られている。なので、このドキュメンタリーが民主党の現副大統領候補などが押している再生可能エネルギーの良いイメージを覆す内容だったので驚いた。

このドキュメンタリーを観るまでは、再生エネルギーは化石燃料と違って、クリーンで環境に良いと言うイメージを持っていた。反対に、石油や石炭などの化石燃料は二酸化炭素、CO2を排気してオゾン層に穴を開けて地球温暖化に繋がると大昔学校で学んだ。

再生可能エネルギーとは、風力や水を使った発電、身近な物ではソーラーパネルの太陽光発電が有名だ。このドキュメンタリーによると、それらの再生エネルギーが十分な電気を安定的に供給出来ない為に、多くは予備として化石燃料の電源も並行運用しているそうだ。

又は、再生エネルギーと歌賜りながら、こっそりと木材を燃やして電力を作っており、その為に南米やインドネシアなどで森林伐採が進んでいる事も指摘していた。(森林が減るとCO2の再吸収が減る為やはり温暖化に繋がる。)

それ以外にも、ソーラーパネルやEVの電池を作る為に化石燃料が沢山使用される。おまけに、電池の原料として使われる鉱物の発掘で自然も破壊されるそうだ。

では、化石燃料も再生エネルギーも駄目なら、一体人間はどうすればいいの?と思う。

エネルギーが使えなくなったら、このコンピューターも携帯電話もエアコンもヒーターも電車や車も使えないし、インターネットの使用は勿論、iCloudやGoogleにファイルをバックアップする事も出来ない。病院に行ってレントゲンを取ったり、CTスキャンや内視鏡も無理だ。

映画を観て、私たちの便利と引き換えに使っているサービスの殆どはエネルギーを必要としている事を再認識した。私は運良く先進国に生まれた為に、電気代やサービス料を支払う限りは使いたい放題でエネルギーを使っている。

しかし、先進国では当たり前の様に沢山使われているエネルギーを使えない国も沢山ある。そういった国に住む人達もこれから経済が発展するに従って何倍ものエネルギーが必要になる。

再生可能エネルギーで環境問題は防げるというのは幻想で、人間がエネルギーを使えば使うほど環境は破壊され続けている。厳しい現実を突きつけたこのドキュメンタリーの中でも、では私達はどうすればいいのかという答えは出ていない。

*このドキュメンタリーとセットでこの↓映画を観ると面白いかもしれない。


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