日記 【日本の労働力が安い時代での生き残り方】
こんにちは。
賃金水準の低さ
今日のオンラインの新聞で、日本の賃金水準がOECD参加国の中で相当下位になったという記事が出ていた。東京新聞は左寄りの意見が多いと感じる事も多いが、賃金水準がOECD参加国の平均よりも低いのは紛れも無い事実だ。
以前『安いニッポン』という本を読んだので知っていたが、こうやって日本の労働力の安さが報道されて、問題視されるのは良い事だ。政権に圧力がかかる。富裕層や投資をする小金持ちだけが得をするアベノミクスに別れを告げて、日本を支えるサラリーマンの中間層を広げて豊かにする事が出来るのか。新政権がどう問題に取り組むのか、期待したい。
ちなみに、OECDのサイトで最新のデータを確認したら、日本の平均賃金は35カ国の中下から数えて14番目だった。1番のアメリカに肩を並べていたのは遠い過去だ。
さて、新政権には期待したいし応援するが、又上手く行かなかった時のために自分で自分を豊かにする努力も必要だ。そのためには、やはり投資が必要で、自己投資と実物資産、金融資産への分散投資は欠かせないだろう。
自己投資
私はたまたま語学力、金融の知識、ITの知識と運で外資系の会社に働き、先進国上位のお給料水準の額を稼げた。(話は逸れるが、お給料と待遇は働く業界と本社が存在する国のカルチャーでかなり違う。例えば、米系の会社の有給休暇の日数はヨーロッパ系の会社の有給休暇より少ない。今ではお給料の水準や待遇が調べられるウェブサイトがあるので、働く前に調べてみる事を絶対にお勧めする。)
自己投資にどんなことをするかはそれぞれだと思うが、以前書いた100万分の1の人材になるという話で、何か一つでは無く、ソコソコで良いからいくつかのスキルを持つのが供給の少ない人材になる効率の良い方法だ。
例えば、以前ハイキングで出会ったドイツの某大会社の人が、日本のエンジニアは職人のようにエンジニアだけで極めたい人が多いけれど、雇う方としてはエンジニアとして秀でていなくても普通に出来て、英語でコミュニケーションが取れる人材が欲しいと言っていた。
実物資産
実物資産は、不動産が一般的だが、それ以外にも金や銀、アートコレクション、骨董品等があるだろう。
私は、これからは金や銀を少しだけ買っておこうと思っている。
金融資産
金融資産については、会社の企業型確定拠出年金以外には株式投資を殆どしていなかったので非常に残念だ。一定額を積み立ててS&P500に投資していたら、今頃富裕層に入っていたかもしれない。
だが、金融資産の良いところは、いつ始めるのにも遅くない事だ。市場では上に上がる時も下がる時もお金を稼ぐ事が可能だし、日本が良く無くてもアメリカが良かったり、株が良く無くても債券が良かったり、と、いつでも何か機会が転がっている。
ただ、稼ぐ事だけで無くお金を失う事も可能なので、勉強を続ける事と、失敗しても生活も投資も続けていける様に投資を分散するのとリスクを取りすぎない事が必要になる。
人的資産
最後に、お金では無いが、人生を豊かに過ごすという意味では人的資産も大事だということを伝えておきたい。
人的資産と言っても、別に周りに家族が居なくても、人気者で無くても、友達が居なくても、大丈夫だ。今はオンラインで探して自分の興味のあるコミュニティに属する事が出来る。昔だったら村八分では生きていけないが、今はインターネットがある。遠くの人とも繋がって、お互いを励まし合いながら生き延びる事が出来る。