見出し画像

香港に戻るまであと49日 【規律と自制心と粘り強さ】

*香港に居た時に撮りためた写真を使用。海に面した岩場をクライミングやハイキングする事をコースタル・トレッキングと言っていた。コースタル・トレッキング最中に見かけた釣りを楽しむおじさん。

ドナルド•トランプ大統領がまだビジネスマンとして現役で活躍していた時に書いた「Trump Never Give Up」という本を読み始めた。正確に言うとオーディブルで聴き始めた。私はAudibleの定額会員なのだが、メンバーで無い人もお試しの1冊目は無料で聴ける。トランプ氏のオーディオのリストの中には4,300円もする本もあって驚いた。4,300円が無料で聴けて気に入らなければキャンセルすればいいなら悪く無い取引だと思う。

彼の話を聴いて思うが、競争が激しい中で成功している人の共通点はdiscipline, 規律と自制心だと思う。何かをやると言ったら、実行する。動物としての本能、に逆える。マシュマロを後で倍貰えるタイプだ。(マシュマロ実験参照)

例えば、香港で出会ったハイキング仲間の1人だ。彼は以前はウォールストリートでも3本の指に入る証券会社のトレーダーだった。おまけに、30歳になる頃にはディレクター格まで昇進した。その会社にもよるが、通常はヒルエルキーでディレクターより上はマネージング・ディレクターが残るのみだ。

会社には残らず、彼は35歳で引退してしまった。燃え尽き症候群だったと言う。しかし、今30代後半だが個人トレーダーとして、会社員時代に培った知識を使って、効率良く十分な生活費を稼いでいる。会社にいくわけでも無いのに週末以外は朝5時に起きてマーケットをチェックする。寝坊はしない。おまけに、とても厳格な糖分抜きのダイエットをしていて、本当は甘いものも大好きなのに、誘惑に屈しない。今はコロナ禍でジムは閉まっているが、以前はジムにもほぼ毎日通っていたと言う。自分に厳しい。

別のハイキング仲間の1人で、以前若い時に芸能界で活躍していたと言う女性が居る。彼女は、ダイエットをすると決めてから毎日夜10キロ走り続けた。一緒に15キロハイキングした後にでもだ。その後2ヶ月で8キロ減ったと言っていた。やはり彼女も自分に厳しい。

ドナルド・トランプ氏の本に戻るが、彼はtenacity、粘り強さが大事だと言う。悪い状態は一時的なものなので、とにかく諦めるなと。後、どんな時でも自分の為に最善を期待しろ、それは自分に対する義務だと言っている。個人破産はしていないが6度も会社を倒産させていて、その後又持ち直し、おまけに大統領にまでなった彼の言う事だから重みのある言葉だ。

いいなと思ったら応援しよう!