エックス・ジャパン―音楽の話ではなく変容するSNSと不変の日本人気質

イーロン・マスク氏の影響力拡大に伴い、エックス（旧Twitter）が日本社会に与える影響について考えさせられる。日本人のSNS依存は深刻で、私自身もTwitterの利便性に魅了されてきた一人だ。仕事や日常の記録、創作活動など、多岐にわたる用途があるのは事実である。

しかし、エックスが金融までも扱うスーパーアプリへと進化を目指す中で、日本人がそこに人生の大半や思想を託すことには疑問を感じずにはいられない。現代人は「オンライン」と「オフライン」の二つの人生を生きているが、疲弊の原因にもなっている。自分なりのバランスを見出すことが肝要だが、私は「オフライン」を重視したいと考えている。

日本政府には、エックスの規制を真剣に検討してもらいたい。表現の自由や人権より、国家の安全保障を優先すべき局面もあるはずだ。諸外国でSNS規制が議論される中、この問題を放置することは日本の弱点を晒し、外部の干渉を招くことにもなりかねない。

私は今後も、エックスを仕事の情報共有ツールとして限定的に活用し、タイ滞在中のオフライン情報を中心に発信していく。日本人の思想や感情的な言葉のやり取りを、イーロン・マスク氏の管理下で行うべきではないと考える。今こそ、オフラインで人生の真の意味を見つめ直すべき時だと断言する。

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