「Contigo」: Karol GとTiëstoが紡ぎ出す、"Bleeding Love"を超越した感動の名曲 / ETKTトップ40
ETKTトップ40へようこそ。このチャートでは、厳選した2024年の年間ベストソングを40位からカウントダウン形式でお届けします。記念すべき第1回目の今回は、40位にランクインしたKarol GとTiëstoの最新コラボレーション曲「Contigo」を紹介します。
「Contigo」を聴いて、どこかで聞いたことがあるようなメロディーだと既視感を覚えた方もいるのではないでしょうか。その直感は間違っていません。実は、この曲はLeona Lewisの2007年のヒット曲「Bleeding Love」をサンプリングしているのです。
もともとJesse McCartney(ジェシー・マッカートニー)とOneRepublicのRyan Tedder(ライアン・テダー)が共作した「Bleeding Love」は、痛いほど絶望的に誰かを愛する気持ちを歌ったポップ/R&Bソング。それから約20年の時を経て、Karol GとTiëstoはこのグラミー賞ノミネート曲をラテン風にアレンジして見事に蘇らせました。「Contigo」は、そのインスピレーションの原点とも言える楽曲なのです。
Karol GとTiëstoにとって幸運だったのは、オリジナル曲の共同作曲者兼プロデューサーであるTedderが電話に出たこと。Tedderは、キャッチーなフックを含め、オリジナル曲を成功に導いた要素を大切にしながら、「Bleeding Love」のエッセンスを「Contigo」に注ぎ込むことができました。"I keep bleeding love"の代わりに、Karol Gは印象的な音列に乗せて"Contigo ey"と歌っています。
「Contigo」は、「Don't Be Shy」(2021年)や「Provenza (Remix)」に続く、Karol GとTiëstoにとって3度目のコラボレーションです。特に「Provenza」は、Karol Gのアルバム『Mañana Será Bonito(ビチョータの季節)』(2023年)に収録され、グラミー賞の最優秀ムジカ・ウルバナ・アルバム部門を受賞。この快挙により、Karol Gはこの部門で初の女性受賞者となりました。
そんな2人のスーパースターが生み出した「Contigo」は、リリース直後から各国のチャートで上位にランクイン。ビルボードのグローバル200では24位、スペインでは7位、ビルボードのホット・ラテン・ソングスでは3位を記録するなど、世界中で愛される一曲となりました。
言葉の壁を超えて多くのリスナーの心を掴んだ「Contigo」。オリジナル曲の持つ深い感情と、Karol GとTiëstoによる洗練されたサウンドが見事に融合した、2024年を代表する名曲の一つです。
出典:https://readechoonline.com/why-karol-g-and-tiestos-new-song-contigo-sounds-so-familiar/ Why Karol G and Tiësto’s New Song “Contigo” Sounds So Familiar February 22, 2024, by Amelia Cordischi
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