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世界遺産ノート #1マデイラ島

 世界遺産の番組を見て、きれいだし、それができるまでの歴史が面白い!と思いました。それから、毎週テレビを見ながらメモを取って、それをノートにまとめるというプチ世界遺産勉強を始めました。
 今回は4月17日に放送された、ポルトガルのマデイラ島について魅力をたっぷりお伝えします!

↑メモをもとにまとめたノート。↑

マデイラ島について

 マデイラ島は1999年に世界遺産に登録されました。北部は原生林で、南部は人が住んでいます。北部にある原生林は、海から内陸へと広がっています。ここには、照葉樹という葉のおもてに光沢があり、冬に落葉しない木々が多く生えています。雲霧林とも呼ばれていて、濃い霧に包まれます。照葉樹のほかにもローレルやプライド・オブ・マデイラなどの草花もいます。ちなみにローレルは月桂樹とも呼ばれていて、香草として料理に使われることもあるそうです。


北と南で環境が全く違う!?

 マデイラ島最高峰のピコルイヴォは、標高1862mあります。その北側は、固い溶岩に覆われています。ゴツゴツとしていているのは、波と北からの強い風に削られたからです。反対の南側は竜血樹があります。この木は乾燥を好みます。他の島から持ち込まれたそうです。見た目は、まるでブロッコリーのようです。北は岩に覆われ雲霧林が広がり、南は乾燥している。なぜ北と南でこんなにも環境が違うのでしょうか。

海からの湿気が貿易風に乗り、島にぶつかることで北は深い霧に包まれます。逆に南は乾燥した風が吹きます。南には人が住んでいて
北の雲霧林でつくられた水を利用しています。


森でどうやって水が生まれるの?

 森を覆い尽くすかのようにかかる霧が水をつくっています。
森の木の多くにはコケやシダが巻き付いています。そのコケやシダが霧で濡れて、蔦を伝伝って地面に水滴となって落ちます。そうしてできた何滴もの水が、滝となり、たくさんの水が生まれるのです。島に吹く風と、その風がうむ霧、そしてそれを受けとめる森によって水ができています。森が生んだ水は全長2000kmの水路で南へと運ばれます。山に沿って続くこの水路は 16世紀頃から使われていて、北と南を結ぶ大切な役割を果たしています。水路の脇には細い通路があり、落石で詰まっていないか、水路が壊れていないかなど、メンテナンスのためにつくられたそうです。今は、観光客が通っています。氷河期から残った貴重な照葉樹の森、ということで、1999年に世界自然遺産に登録されました。

世界遺産の島に住むなんて、素敵だなと思いました。世界遺産を知ると世界の歴史も学べて自分worldが広がっていく感じの、ワクワクがたまらないな~と思っています。

                (TBS  『世界遺産』4月17日放送 より) 



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