夢を持って生きるということ。〜『金の角持つ子どもたち』ー追伸。
昨日の続きです。
せっかく、『すごろく読書術』で書いたすごろくノートがありましたので、それを見ながら自分の人生を振り返って、どんな夢を持って生きてきたかを振り返ってみました。
小学校の頃は野球が好きだったので、甲子園に行ってプロ野球の選手という夢を持ちました。
これは中学校の時点で挫折しております。小学校の時は運動神経が良かったので、小さい体でしたが、スポーツ万能の才能を発揮して1番バッターでサードをやっておりました。しかし、中学になると自分より身長が30センチ以上大きい選手に囲まれ1年生の時はレギュラーでしたが、3年になったら補欠になりました。
高校生の時
1週間で野球部やめました。その後漫画ばっかり読んでたのですが、お金が続かなかったので、文庫本に変えました。すると小説の面白さを知って、将来は小説家になる、という夢を持ちました。
しかし大学の文学部全部に落ちました。大学はやむを得ず附属の誰でも入れるような大学に進みました。そこには文学部がありませんでした。しかし文学研究部がありましたので部活に専念しました。しかし先輩たちとの討論をしているときに何か違うと自分に感じるものがあり、部活を辞めました。
小説を読むのは面白かったのですが、考えてみたら私は1枚も小説を書こうとしていなかったのです。それと先輩たちとの小説に関する議論のやりとりにとても違和感を感じました。何か自分の畑ではないなと言うものを感じて、これもやめました。
結局、大学時代に知り合った大好きな彼女と結婚したくなって大学を中退してしまいました。
この彼女と結婚したいと、言う夢を持ちました。
しかし、社会人になり、婚約までいったところで、彼女に好きな人ができ、ドタキャンをされました。
また目的のないフラフラした人生になりました。その時に結婚するためだけに就職したのが靴屋でした。
しかし一足買ったら1年中同じ靴を履いてるようなファッションに興味がない人間に靴屋は勤まりません。毎日ビジネスバックに辞表を忍ばせ通勤してました。3年間。しかし、ここで素晴らしい上司との出会いがあり、その上司とのやりとりで仕事にやる気を出し、一気に靴屋の仕事が好きになりました。
ここで、一気に出世してしまいました。特に夢を持っていなかった男は浮かれました。
俺は仕事ができるやつなんだと。(笑)
しかしその靴屋が大きなストアと吸収合併され、そのサラリーマン的な組織のあり方に窮屈さを感じ、辞めることを決めました。
ここでまた新たな夢が出ました。そこまでの人生を振り返って、一体自分は何がやりたいんだろうと考えました。
そこで出てきたのが「新刊の本屋をやりたい」でした。
自分は今まで本に助けられてきたので、これからはその経験と知識を使って本を読む人を増やしたい。そう思って、新刊の本屋さん開業と言う夢を持ちました。
しかし、開業のための資金を稼ぐために、靴屋さんの経験を生かして、靴のフランチャイズに入会し、開業資金として5年間で2000万円貯める予定でいたのでした。初年度で700万円貯まりました。しかし、その後、日本に巻き起こったバブルと言う大波に乗ってしまい、この大切に貯めていたお金を不動産投資や先物取引に投資してしまい、全部なくなってしまいました。さらに借金まで背負い込んでしまいました。
その結果、当時結婚していた奥さんとも離婚し、借金にを返す日々になりました。その時に出会ったのが、というか、思い出したのが本屋さんの夢でした。
その時期に、たまたま車で走っていた見かけた、郊外型の古本屋がありました。入ってみると意外と素敵でした。その本屋さんに入った途端あぁそうだ、自分は本屋がやりたかったんだと言う自分の夢を思い出しました。
しかし、新刊の本屋の開業資金は2000万円はかかりました。借金があるのでこれは無理。
ならばと思い、
古本屋さんの開業資金を調べたら、その10分の1で、できるということかわかりました。
ここで新たに新たな夢ができました。本屋さんをやろうと言う夢を持ちました。
ここから、2年間必死に努力して、なんだかんだといろいろありましたが、なんとか
古本屋開業にたどり着き、その後10年間古本屋を営業することができました。
おそらく人生で1番輝いた10年間だと思います。自分が好きなジャンルを自分の好きなように販売することができる。素敵な仲間に囲まれ素敵なネットワークができ、全国を飛び回るような古本屋の親父になりました。
その後、家庭の事情もあり、急遽閉店することにはなりました。
という、夢を持つ、というキーワードで振り返ってみました。
以上余談でした。
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