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さびしい夜にはペンを持て。何度でもすすめたい!
なにを言っているだあなたは!!
この本が小中学生向けの本だって!
バカ言ってんじゃないよ!
この本こそ、いま大人が読むべき本なんだよ!!
あっ、すみません、この本のAmazonレビューを読んでいたら、とんでもない勘違いをされた方がいらっしゃったものですから、つい声を荒げてしまいました。m(_ _)m
もとい、気を鎮めて、改めましてタイトルを。
「考えるために書く」
現代人は書かない習慣がついている。
ここでいう「書く」とは、ある事柄についてじっくりと考えながら「書く」ことを指している。
テレビやスマホから雪崩のごとく情報が押し寄せてくる。テレビは便利だから、映像と言葉の両方で伝えてくれる。わかりやすいからわかった気になって、深く考えることなくそのまま頭の中に入っていく。だいたいが通過するのみ。それでも無意識が何かをキャッチして整理されないまま頭のどこかにストックされていく。
スマホもYahooニュースなどが勝手に流れてくる。さらに自分が入っているSNSやブログにアクセスすれば、言葉や写真や映像が洪水のように溢れかえっている。
それらを読んだり読まなかったり、興味の赴くままに拾い読む。
ここでも、じっくりと考えることなしに、だいたいが、面白いか否かで判断して読むかどうか決めている。
読んだとしても、よほど興味をそそるものでない限りは、深く読み込んで、考えることをしていない。
ここでも、それなりに言葉がため込まれるいく。
そうして、深く考えることなく、整理されていないままの情報が蓄積されていく。
偉そうにグタグタと書いてしまいましたが、何を隠そう、このようの思考習慣をしている張本人が私である。
深く考えていない。
ずっとずっと考えてきていなかった。
考えて生きているつもりだったけど、やっぱり考えていなかった、
ということが、この本を読んでよくわかりました。
『さびしい夜にはペンを持て』
この本をもし、せめて中学3年ぐらいの時に読んでいたら、いまとは全然ちがう人生になっていたと思う。
もちろん、いい方にだ。
それぐらい、素晴らしい本でした。
あの名著「14歳からの哲学」に匹敵するほどの傑作だとぼくは思います。
(あんなに難しくない。超がつくほど読みやすい)
この時期に、不登校になる子どもが増えるという。
その一助になればと思いここ数日、本の紹介をさせていただきました。
しかしながら、この本は、大人の私たちこそ、今読むべき一冊だと強く思います。
もし、就学中のお子様をお持ちの親御さんがいらしたら、ぜひとも、親子で読み合ってみてください。
きっと今より豊かな会話が交わされることでしょう。
「言葉の力」
と、
「書くことで深まる考える力」
この二つこそ、自分らしく生き生きと生きていける最高のツールと信じます。