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「グローバル」という狭い世界のなかで

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いつもお世話になっています、株式会社エスノグラファーの神谷です。
今年最初のメルマガ配信です。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

このメルマガでは、月に2回のペースで、当社に寄せられたお悩みや共通する課題、プロジェクトの実例、イベント情報など旬なトピックをお届けしたいと思います。

有益な情報の発信に努めていきたいと思います。
今回もお付き合いどうぞよろしくお願いいたします。


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◆「グローバル」という狭い世界のなかで
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「日本の反対側の世界はどうなっているの?」

年末に娘からこのような質問をされました。
裏側……、国名で言うならばブラジルやウルグアイです。

「時差は12時間である」とか、
「季節が逆である」とか、
そういったことは説明しつつも意外と何の知識も持っていないことに気づきました。

そこで、一緒にブラジルやウルグアイについて調べ始めたのですが、これがかなり興味深かったです。

例えば、

ウルグアイでは90年代から大豆産業に注力しているということ。
その結果、大豆畑は9000ヘクタールから150万ヘクタールへ拡大していったこと。
しかし、地球規模の気候変動が深刻なダメージを与えつつあること。
さらにエネルギーの共有が安定しないこともあって、産業がなかなか発展しにくいこと……などです。

これを4歳の娘に、絵や例え話を駆使して説明するのは、かなり骨が折れました。

一方で、地球という単位が想像を絶するほど広いものであるということや、
環境変化によって、深刻な影響を受けている国がたくさんあることなどは、
イメージさせることができたのではないかと思っています。

このような時間を過ごしながら、感じたことがあります。
「私は想像以上に世界のことを知らない」ということです。

「グローバルでは…」という語り口は、メディアでもビジネスでも頻繁に持ち出されます。
とくにAIやメタバース、SDGsなどの問題は、地球規模で考えるべきイシューとして、主語にグローバルがつくことが多いでしょう。また、私自身も仕事のなかで「『グローバル』では…」と知ったような口ぶりで話すこともあります。

しかし、実はグローバルのことを意外と分かっていない自分がいました。

私たちにとって「グローバル」とは、一部の先進企業やエリートたちの振る舞いを寄せ集めた仮初の「世界」なのかもしれません。私は、グローバルをほとんど何も知らないし、実際にそこで何が起こっているかは全く分からない。これが真実なのでしょう。

世界は急速に変化し続け、また多様な価値観やイデオロギーが乱立している現在です。
そのような複雑な世界はもはや知る術すら残されていないのかもしれません。
Post-Truthと呼ばれる時代です。真実を手に入れることなどは、現実的には不可能でしょう。

それでも、「フィールドでは何が起こっているのか?」と眼差しを向けることにつとめたい。
そこにある何かを自分なりに咀嚼し、見通そうとする姿勢を持ちたいと思いました。

それこそが、「人間の持ち合わせるべき知性であり、地球市民としての在り様だ」と言うと、
やや熱誠な言い回しですが、自分の住んでいるフィールドの延長で何が起こっているかに関心を持つことは純粋に楽しいと感じました。

弊社は、「エスノグラファー」です。
今年も、ともに広大な世界でファクトを探す旅にでましょう。

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◆ NEWS・情報発信
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〜〜〜 取材・記事掲載情報 〜〜〜

■MVVの効能と副作用(マイナビキャリアリサーチラボ)
https://note.com/ethnographer21/n/n467fa4d1b7d6

■リモートワークで『放置』しても成果を上げさせるコツ(マイナビニュース)
https://note.com/ethnographer21/n/naa4dc3255a6e

■みんなのアンラーニング論 組織に縛られずに働く、生きる、学ぶ(長岡健 著)
本書は、かつての慣習や常識を問い直す「アンラーニング」をテーマとした書籍です。
そのなかで、神谷俊が「先駆者」のモデルケースとして取り上げて頂いています。ぜひ、ご一読ください。
https://www.amazon.co.jp/dp/4798164313/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_82AQ0C9ATS3GDT6ZEM0Y

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新しい年を迎え、新年の抱負を決められた方も多いと思います。

先日エスノグラファーの公式noteにもアップしましたとおり、本年につきましては、弊社ではこれまでの知見を活かし、新たなフィールドにも歩を進めてまいりたいと思っております。

それは医療組織・学校組織への尽力です。

いま日本社会のなかで、多くの期待を負いながらもブレイクスルーを生み出すことができずにいる
これらの組織に関わりを持ち、次の時代へ貢献していきたいと考えております。

もちろん従来の領域につきましても、昨年以上に有用な情報提供を心がけていきたいと考えています。

テレワークに関する調査や、人事課題(たとえば、組織開発・人材開発、戦略人事や研修、採用・オンボーディング等)に関するご質問やご相談がございましたら、以下の質問箱からお気軽にご記入いただけたらと思います。このメルマガでも取り上げさせていただこうと思います。

匿名質問箱Peingを設置いたしました。匿名でご質問いただけますので、お気軽にご利用下さい。
https://peing.net/ja/ethnographer


最後までお読みいただきましてありがとうございました。
これからも有益な情報をお伝えできるように努めて参ります。

今後とも宜しくお願いいたします。

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◆ ご質問やご相談がございましたら、以下の質問箱からお気軽にご記入下さい。
【匿名質問箱Peing】 https://peing.net/ja/ethnographer
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株式会社エスノグラファー
神谷 俊 / KAMIYA SHUN
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<Twitter>https://twitter.com/kamiya_ethno
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