自分をデータで可視化する
うっすらずっと気になっていたApple Watchを、勢いでポチりました。使い始めてそろそろ1か月が経とうとしているので、所感をまとめてみます。
0.購入に至った理由
1.そもそも腕時計を持っていない
社会に出て数年はアナログの腕時計を着けていたのですが、いつの間にか着けなくなっていました。皮膚が弱く、アクセサリーの類もあまり得意ではないので、着けるストレスがメリットを上回ったのだと思います。
とは言え、会議中など、主に人と対面しながら時間を確認したい時に、腕時計をしていないことで不便を感じる瞬間もあるにはありました。
2.スマホと距離を置きたい
恥ずかしながら、スクリーンタイムが異常値のスマホ依存症であると自認しています。
また、iPhone16に機種変更したはいいものの、重たく大きく、特に子供と外出する時には持ち歩くことを煩わしく感じていました。ストラップで斜め掛けにしているのですが、抱っこをしていると操作できないんですよね…首も凝るしね…
一方、モバイルSuicaやスマートキーを使っている他、保育園からの呼び出しなどの緊急連絡が想定されるため、どこへ行くにもスマホから完全に離れることはできずにいました。
3.健康への意識の高まり
まだ記事にはしていませんが、産後10か月間で約27㎏(妊娠前からは2㎏)減量しており、今もダイエット中です。これまで食事管理を中心に取り組んでいましたが、もう少し絞るには運動量も気になるところ。
iPhoneの歩数計だと、特に日常生活での運動量は記録しにくいため、常時運動量を記録できるスマートウォッチに惹かれました。
1.機種はアップルウオッチSE(第二世代)、cellularモデル
スマートウォッチにも様々な機種があるとは思いますが、長らくiPhoneを利用しているため、半ば思考停止気味にApple Watchを選択しています。
SEにした理由は、初めてのスマートウォッチなので、ミニマル・低価格なモデルから使い始めたいと思ったためです。
cellularモデルにしたのは、先述のとおり、スマホと離れて外出できるよう、スマートウォッチ単体で通信できる必要があったためです。
わたしはahamoのワンナンバーサービス(月額550円・2024年10月現在)を利用しています。セットアップは何をしたか覚えていないくらい簡単でした。
ちなみに画面サイズは44mmにしました。これも、スマホの代替性を少しでも高めるためです。
2.使ってみてわかったこと
1.着用感は悪くなく、ずっと着けていられる
ベルトはスポーツバンドを選択しました。ソロループは手首を測るのが面倒で選びませんでしたが、これは正解でした。
着用感は概ね悪くなく、着けていることをあまり意識しなくて済んでいるのですが、タイピングをしていると引っ掛かりを覚えます。そこで、タイピング中はベルトを緩めて、キーボードの傾斜に合わせて手首からややずらして身に着けると、違和感がなくなりました。
睡眠中や子供のスイミングスクールに同伴する際も着けているので、入浴~風呂上がり=充電中以外はほぼ着けています。
2.スマホなしでサクッと外出できる
先に例示した、モバイルSuica,スマートキー,電話は、いずれもApple Watchで滞りなく利用できており、晴れてスマホなしで外出できるようになりました。
注)モバイルSuicaは仕様上、1アカウント1デバイスのため、Apple Watchで使用するとiPhoneでは使用できなくなります。
LINEも音声入力で最低限は使えます。小まめにログアウトしてしまうのはネックですが、近場・数時間の外出なら特段支障はなさそうです。
実際にスクリーンタイムが短くなったかはさておき…身軽に動けるようになったことで、心なしかフットワークも軽くなったような気もします。
3.自分の体が数値でわかる
ようやく、表題の件に触れていきます。
まず、運動量について、肌感覚として、育児を通じて体を動かしているような実感はあったのですが、数値で裏付けが得られました。これまでiPhoneの歩数計では日に4000歩程度の運動量だったところ、Apple Watchでは7~8000歩をマークしています。思ったよりちゃんと動いていた。
日に数回、進捗を通知してくるので、「もう少し歩数稼ぎたいからエスカレーターじゃなくて階段を使おう」など、ゲーム感覚で運動量を増やせるのはありがたい。
睡眠についても、驚くほど事細かに測定してくれています。正直、知識不足のためオーバースペックに感じるほどです。評価・改善提案をしてくれる専用アプリを入れるべきなのかしら?
睡眠ログとは異なりますが、子供が久しぶりに夜泣きをした時に、私の心拍数が100を超えた警告の通知が来たことには驚きました。
なお、音量(ノイズ)を警告する機能も備わっていますが、こちらは通知を切っています。なぜなら周りがうるせ~のは通知が来なくてもわかるから…
座りっぱなしだと「立て」と指示してきたり、「そろそろ深呼吸をしてみない?」と提案してきたり、お節介に感じながらも、わりと律義に応じています。
健康って実際に不調をきたさないと自制も働きにくいし、パーソナルな領域なので、なかなか他人が介入してくれることもないんですよね。機械に管理されるくらいがちょうど良いように思います。お母さんよりウザくない、適度な距離感で。
この通知が、手首を1回触れたような振動なのもちょうど良いのです。タプティックエンジンというらしい。
4.その他-ナビの代わりにはなり得るか?
一度(本当はスマホが必要なのに)スマホを家に忘れて外出した時に、うまく使えずに困ったのがグーグルマップでした。Apple Watchのグーグルマップアプリは、iPhoneとの併用が前提となっているのです。
Apple純正のマップアプリだとApple Watch単体でもある程度使えるようです。特に自転車の運転中は、ウオッチでナビしてもらうのがスマートな気がするので、今後はナビとしての活用も模索してみたいと考えています。
ところで、自転車移動中に「もしかして自転車乗ってる?」とワークアウトアプリが起動するのですが、降りた後は手動でログを切らなければいけないのが煩わしい…うまく使えるようになりたい…
【超簡単】アップルウォッチのサイクリング機能を使ってみた!!
3.まとめ
Apple Watch購入時に期待していたことは概ね実現できており、買って良かったなと思っています。生活習慣の改善において、「ログのハードルを下げたい」「数値化されると理解が深まる/モチベーションが高まる」というタイプの方にはおすすめできます。
まだまだ使いこなせていない気はしているので、自分らしい使い道を探していきたいと思います。