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就活に役立つリーダーシップスキル No.2

リーダーシップの発揮は意外と簡単?


「就活に役立つリーダーシップスキル」第二弾です!

前回は「全員発揮型のリーダーシップ」とそれが注目されている背景についてお伝えしました。

今回は
組織作りの指標「PM理論」と、
いい組織・チームどちらにも必要な「心理的安全性」「リーダーシップ行動最小三要素
の三つについてお話します!

PM理論

皆が気持ちよく活動できる「環境づくり」もリーダーたるものの役割のひとつです。
そこで指標となるのがPM理論です!

PM理論。右上が理想状態

PM理論のPは成果志向(Performance)のことで、「どれくらい成果を残せるか、物事を達成できるか」を指します。
Mは集団維持機能(Maintainance)のことで、「チームのメンバー同士の関係性」を表します。このMはあとで説明する「心理的安全性」と考えることもできます!
パン屋さんを例にあげると、「一定時間内にいくつパンを作り、売ることができるか」はPにあてはまり、「仲間と楽しくパンを作り、売ること」はMにあてはまります。

上の図をみるとわかるように、PもMも高い「学習する組織」では、仲間と良好な関係を保ちつつ質の高いパフォーマンスを発揮できるのです!
左下の「サムい組織」は言うまでもなく、結果は良いが周りの人とギスギスしている「キツイ組織」や、仲間との関係は良好だけど活動内容にやりがいを感じられない「ユルい組織」はイマイチですよね...


心理的安全性

先ほどのM(集団維持機能)にも関係している心理的安全性。これがあるチームでは、楽しく和気あいあいと活動できるだけでなく、メンバーが率直に意見を言い、疑問に思ったことを質問しても安全なのです。

率直に意見を言うこと、質問をすることは一見簡単そうに見えますが、想像してみてください。部活やサークルの運営に疑問を持ったとき、先輩やOG・OBに対して「〇〇は〜したほうがいいと思います!」と言うことはできますか?

勇気がいるこの行動を可能にするのが心理的安全性です!
仲がいいだけではない、ときに意見をぶつけ合っても関係が壊れることのないチームには心理的安全性が確保されているのです。


リーダーシップ行動最小三要素

いよいよ実践に入っていきます!

読んで字の如く、リーダーシップを発揮するために必要な三つの要素です。繰り返しますが、ここで言うリーダーシップとはチームをただ先導する人だけが発揮するものではありません。周りに及ぼすポジティブな影響のことです。
言い換えれば、この三つさえできれば、周りにポジティブな影響を与えられる人物になれるのです!

リーダーシップ行動最小三要素

①率先垂範
率先垂範とは、自分が先頭に立って物事を進め、周囲の模範になることです。
多くの人がイメージするリーダー像に最もあてはまるかと思います。
就活の合同説明会の質疑応答で最初に手をあげることだって率先垂範です!

②目標設定/共有
その名の通り、目標を設定してチーム内で共有することです。
目標がない、もしくは共有されていないチームは活動へのやりがいが見出せず、PM理論で言う「ユルい組織」で止まってしまいがちです。
部活やサークルでもただ練習するだけでなく、大会という目標がある方が練習に気合が入りますよね!

③相互支援
これは目標達成のためや、チームで活動する上でメンバー同士で、または個人同士で助け合うことです。相互支援できないチームは「キツイ組織」で止まってしまうかもしれません。
いわゆる「就活仲間」と情報交換することも相互支援と言えます!

今回は大きく三つ「PM理論」「心理的安全性」「リーダーシップ行動最小三要素」についてお話しました。

次回は就活の自己分析に繋がりそうな「自己理解」や「他者理解」についてお届けします!



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