5月20日は「世界ミツバチの日」 “World Bee Day”🐝ミツバチ大量死とネオニコチノイド系農薬の関係って?
毎年5月20日は「世界ミツバチの日」です。と唐突に言われても、どうしてミツバチの日があるの?と不思議に思われるかもしれませんね。
実は、ここ数年で世界的なミツバチ大量死が問題視されているのですが……、その理由はミツバチと人間(人類)には密接な関係があるからです。
そこで欠かせないのが「ネオニコチノイド系農薬」――この名称を聞いて「〇〇という問題に関わっている農薬のこと」と説明できる方は、日本ではあまり多くないかもしれません。
ですがこのネオニコチノイド系農薬(略して「ネオニコ農薬」)は、日本に住む私たちにとっても無視できない、世界レベルでの大問題を引き起こしている重要な物質です。
2018年9月1日より、フランスではこのネオニコチノイド系農薬5種の農地使用(屋外、温室)が全面禁止になった事実が、事の重大さを端的に物語っています。
そこで「ネオニコチノイド系農薬」に注目し、この農薬のどのような点が世界的な問題を引き起こしているのか、簡単にですが以下の記事でご説明しています。
ミツバチ大量死とネオニコチノイド系農薬の関係|世界で規制される農薬問題と日本の現状
ミツバチ大量死がどのような問題を人類に与えるのか、なかなか身近なこととして捉えるのは難しいかもしれません。
ですが、次のようなことを知っているのと知らないのとでは、物事の見方が変わるのではないでしょうか。以下は上記記事からの抜粋です。
人類の未来とミツバチの関係
ミツバチを含むハナバチの数が減少すると、なぜそれほど問題になるのか、疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんね。
そこで注目したいのが、ハナバチが担っている役割です。
先述したようにハナバチは送粉者として、植物の受粉を助けています。そのためハナバチがいなくなってしまうと、食料となる農作物(対象は約100種類にも及びます)の交配がうまく出来なくなってしまうのです!
2011年3月、国連環境計画(UNEP)のアヒム・シュタイナー(Achim Steiner)事務局長が世界的なハナバチの大量消滅についての報告書にて
"送粉者(=ハナバチ)を含む自然の財産への人類の扱い方次第で、21世紀における我々共同体の未来はある程度決定される。事実、世界の食料の90%を占める100種類の作物種のうち、70%以上はハチが受粉媒介しているのだ。"(UN NEWSより原文抜粋)
と述べているように、ハナバチたちの存在は人間を含む生態系の存続を左右するほど、重要なキーなのです。(記事からの抜粋ここまで)
では、なぜ世界的にミツバチの数が減少しているのかーーその答えには「ネオニコチノイド系農薬」が関係しています。
世界で規制が進むネオニコチノイド系農薬は、日本ではどのような扱いなのか、気になる方はぜひ以下記事をチェックしてみてくださいね。
ミツバチ大量死とネオニコチノイド系農薬の関係|世界で規制される農薬問題と日本の現状
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