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梅酒を飲みながら
深夜、梅酒を飲みながら・・・深夜にあま~い梅酒を飲むことの是非は置いておいて、つまりはそんな気分ってことです。
何のことやら分かりませんよね。
これも年齢なのか、それとも他の要因なのか、すんなりと寝入ることができず、いろいろと考えてしまうのです。寝る前に考えすぎるのは良くないと分かっているのですがね。内容は大概益体のない、今考えても仕方のないことばかりですしね。
前向き礼賛?
でも、そもそも人間ってそんなに前向きなことばかり考えられるのでしょうか。若くて、いろいろな条件に恵まれている人であればそういうこともあるかもしれませんがね。
こんな時、考えてしまっていることは、頑張って報われなかったことや、自分に降りかかった理不尽に思えること、自らが過去に犯してしまった失敗というか罪というか、他にも間違えてしまった選択、理解できない他者の言動などなど、きりがありません。
そもそもこれまでの人生で、この逆の事柄の方が少ないのですからね。
世の中は、特にテレビなんかはいつも前向き礼賛ですよね。元気でアグレッシブ、前向きな姿勢や人柄がもてはやされる割に、今回のコロナでは不安を煽るような内容ばかり、タレントの不倫だのなんだのはやたらと取り上げて・・・結局テレビをつけなくなってしまいました。
こんな時は般若心経
そう、こんな時は般若心経です。
最強の300文字弱。
そもそも私に実体などない。すべては単体では存在しえず、今の状態で留まることもない。
心も身体も意識も、細胞だの神経だのもっと細かくは素粒子的なものが、複雑に絡み合って偶然に形作っているものに過ぎず、実体のないものであり、私が生きようが死のうが苦しもうが喜ぼうが、須らく本質的にはどうでも良いこと。
夫婦も親子も友人も会社の同僚も、今、偶然の流れの中で縁を持っているだけで、結局は離れてしまうもの。
身も蓋もないように聞こえるかもしれませんが、私にはたまらなく響くのです。あぁ、もし「般若心経」アプリみたいなものがあれば自分の脳みそにインストールしたい。
でも、少しずつこの境地に近づいていっていると信じたい。