記事一覧
TRS(トータル・リターン・スワップ)で思うこと
2021年4月15日付け日本経済新聞の真相深層欄は「アルケゴスで巨額損失」というタイトルの解説記事が載っています。アルケゴスが組成したポジションとそれを受けた業者のポジションがどのようになっているのか、詳細には知らないので迂闊なことは言えませんが、投資家の過大なポジション、業者のリスク管理の不行き届き、みたいな結論にしたくないなあと思う次第です。それは確かにそうなのですけど。
TRSとは・・・T
バイデン大統領、第二弾景気対策
3月に成立した総額1.9兆ドルの超大型経済対策APR(American Rescue Plan,米国救済計画)から一ヶ月も経たぬ間に、バイデン大統領は今度は2兆ドルの経済対策を打上げました。民主党は独立記念日にあたる7月4日の成立を目指しているようです。
対策の中身は通信網整備などのインフラ関連投資から、EV事業支援などの新しい技術推進を目指したものや脱炭素社会実現に向けた政策など、サプライサイ
暗号通貨、デジタル通貨の価値
暗号通貨の使い道がよくわかりません。最近はNFTというデジタル資産が注目を浴びるようになっていますが、デジタル資産を買うための決済通貨でしょうか?ドルや円などの伝統的な通貨ではデジタル資産を購入することはできないのでしょうか?一方、テスラのイーロンマスクは暗号通貨でもテスラを購入可能とも言っています。
通貨の役割経済学の一般的な教科書には通貨には次の三つの機能が備わっていると書かれています。
資金運用を考える3〜資金量
これまでの議論は、資産運用をバランスシートでとらえ、バランスシートの左側の運用サイドと、右側の調達サイドの利回りをそれぞれ考えた方がよい、という内容でした。今回は資金量について触れてみたいと思います。
資金量とはバランスシートの拡大
利回りは単位資金量当たりの期待リターンです。高リターンが期待される資産や銘柄にお金をどれだけ突っ込むか、配分可能なお金の量が多ければ多いほど、成功した時の実額の利益
FOMC 2021/3/18
発表された経済見通しとインフレ見通しから受けた私の率直な印象は、アメリカ経済の回復にFOMCメンバーが自信を持っている事でした。
理由は
1.来年には完全雇用に達すること
2.インフレが目標値の2%をキープすること
ためです。
直ぐに利上げはないにしても、将来の金融引き締めが後手に回る可能性を警戒するのだろうなぁ、とおもいます。
長期金利のメドは?
後手に回るリスクは容易には債券市場から払拭