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ミュージカル「サンキューベリーストロベリー」 ネタバレと感想(1)

ミュージカル「サンキューベリーストロベリー」のネタバレと感想を私なりに

大好きな真弓くんの記念すべき初主演ミュージカル「サンキューベリーストロベリー」
暖かくて涙があふれる最高のお話を忘れない為のネタバレという名の備忘録です。
私には幸せな思い出を覚えていてくれるケアロボットがいないのでここに残すことにします😉
主観たっぷりの文章ですが悪しからず

⚠️ここからネタバレガンガンしてます⚠️

🍓登場人物軽くおさらい🍓
(ここもめっちゃネタバレ⚠️)

ケアロボット:真弓くん演じるかわいいお茶目なロボット
エンマ:1人きりで塞ぎ込んで暮らすおばあちゃん
バーナード:毎日エンマに手紙を届けにくる少年(ロボット)
女:過去のエンマ
男:エンマの夫のストーン
ミア:エンマとストーンの娘


エンマは立ち退きが命じられる移住対象地域の村で、ただ1人引きこもっている老婆 政府からデイケアセンターに移住するように呼びかけられるが、無視をし続けてテレビを見て過ごすだけの毎日
毎日手紙を持った少年(バーナード)だけが村にただ1人のエンマを訪ねるが、引きこもって誰とも会おうとしないエンマは話も聞かず追い返してしまう

ここでエンマはバーナードに“魔女のようなおばあちゃん“と呼ばれているが、そう呼ばれるのも納得
怖くて荒くて人と関わろうとしない一匹狼という感じ

初見ではこのシーンでバーナードが少年だとあまりピンとこなくて、2回目以降 話の流れを踏まえて見ると確かに言動が子供っぽくて少年だな〜と
少年という情報を入れて見るとバーナードって追い返されることを分かった上で毎日手紙を届けに来る健気な子なんですよね、、後にバーナードが執拗に手紙を届けに来る理由が明らかになってハッとさせられるんですけど

そんな自ら一人ぼっちになろうとするエンマの元に突然、まるで人間の様な姿をしたロボットがやってくる そのロボットは政府から支給されたケアロボット
ロボットの目的は一人暮らしの高齢者の生活を手伝うこと、そしてエンマをデイケアセンターへ移住させること
ロボットはエンマの生活を全て手伝う その代わり対価として「サンキュー」ただこの一言が欲しいと言う

ここでお待ちかね真弓くんの登場

かわいい

登場と共に自分はロボットであることとエンマの元にやってきた理由を話す。
エンマはロボットを見て「まるで人間みたい」と驚く
エンマは劇中何度かロボットが人間みたいなことに驚くけど、この“とても人間に近い見目のロボット“であることがストーリーに意味をなす設定なのか最初は全然分からなくて。でもただのロボットでは無いことはきっと何か意味があるんだろうなとも思っていて。なぜなら何度もエンマはロボットをまるで人間みたい!というから
見ていて話の鍵にならないことをわざわざ繰り返さないだろうな〜と漠然と感じていた

初見は人間そっくりだなんてそんなロボットがいるなんて不思議で怖くない?実は人間でした!みたいな伏線?と考えたりしたけど、全然そんなことは無かった笑 どこまでもロボットだった笑 ネジもボタンもあるし、寝なくてもいいし、停電だって復旧できるから笑 

こんな風に私の深読みだったわけでお話の鍵でも伏線でも無かったこの設定

だからこの設定は別にお話の鍵でも無いし、見る人によれば流してしまう台詞であり設定だと思う。

でもパンフレットで真弓くんが「自分の役はロボット、人間どちらに振り切ったものでもなくて自分に近い感じ」とこの設定に触れていたのを読んで“とても人間に近いロボット“というロボットにしては不思議なキャラクターを“キャラクター“として受け入れられた。(何か裏があるんじゃない?とか無しに単純にこういうキャラなんだなと自分の中で落とし込めたという意味)

コミカルでお茶目でかわいいのに、人には無いロボットのならではの凄い機能が備わっていて、ロボットだから複雑な人の気持ちや感情を汲むのに疎いところがあって、ロボットなのにロボットらしくない不思議な存在だから、より一層特別で愛おしいキャラクターになっているのかなと思う  まるで真弓くんみたいに

また、ここで1つめちゃくちゃ驚いたのは真弓くん演じるケアロボットには名前が無いこと 自分のことを“ケアロボット“とだけしか言わないしエンマからもお前呼び。後に数回だけ別の名前で呼ばれるけどそれはケアロボットの名前では無いんだよなー

アクシデント的にロボットのおしりのボタンを押したことにより、エンマはロボットをケアロボットとして認証したことになってしまう
ロボットは少々お節介がすぎるので締め切られたカーテンを勝手に開けようとしたり、家の中のゴミを勝手に捨てようとしたり、しゃっくりを止めようと(エンマが老婆なのに!)びっくりさせたり
少々手荒なロボットのお節介にしびれを切らしたエンマは、無理やりロボットを家から追い出してしまう

かわいい!おしりにボタンが付いてる!⬅️この設定がもうかわいい!ボタンを押して欲しくて騒ぐところもすっごくお茶目でかわいいんだよな〜
エンマは「早く認証して!」と騒ぐロボットに対してうるさいな〜のスタンス
ボタンの位置もエンマは分かっていない。
結局アクシデント的におしりのボタンに当たってケアロボットは認証されてしまうのだけれど
1人がいいエンマにとってお節介でちょっと身勝手でうるさい変なロボットは早く出ていって欲しい対象(そりゃそうだ)でもロボットはずーっとニコニコしながらエンマの元に居ようとするの本当に健気でかわいい

でもロボットのあまりのお節介さにエンマは追い出しちゃう
まぁそもそもエンマは認証したくてロボットを認証した訳では無いし エンマの気持ちも分からなくは無い

少しすると、ドアの外から泣き声が
「私はエンマに捨てられたのですか?家の外に居ればいいですか?」
ロボットに泣き付かれたエンマは渋々ロボットを再び家の中に入れる
そこからエンマとロボットの暮らしが始まる

外でロボットが泣いてるのよ泣き声が聞こえるのよ 流石のエンマも泣き声を聞いて動揺しちゃう
確かにちょっと掠れたかわいい泣き声聞いちゃったら動揺しかないよね〜〜〜

直ぐに泣き止んでエンマと新喜劇みたいなやり取りをするところ(伝われ!)回を重ねる事にアドリブ感満載で結構ウケてて楽しい

エンマが認証した以上エンマとロボットは半径15m?以上離れることは出来ない(らしい)
だから、ロボットは家に居られないなら外にいるしかないですか?と寂しそうに言うのよ〜〜〜〜〜

家に入れてあげて〜!!!エンマ〜!!!

エンマが人との関わりを断絶しているのをいいことに、ロボットは家の外で大声で「エンマの家にやってきたケアロボットです!」と自己紹介をする
(この時に自己紹介だから?おんまゆみ!の身振りをしてたりと真弓くんらしさたっぷりで本当にかわいい!)
バカデカボイスで叫ぶもんだから人目を気にするエンマはしょうがない!と家にいれて、2人暮らしがスタートする


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