映画『天外者』三浦春馬撮影秘話~鹿児島放送 田上晃吉さんインタビューから。
せめてもう1回は見に行きたい!と思っている『天外者』。
1日1回上映なので、仕事の予定でなかなか行けてないですが、今週か来週には!
さて、そんな天外者のエピソードで、薩摩藩士役 兼 方言指導の田上晃吉さんインタビューをツイッターでお見かけしました。
その内容を文字起こししてあったので、ご存知な方もいらっしゃるかとは思いますが、シェアさせて頂きますね。
■田上さんに春馬の方から申し出があって、撮影前にカラオケボックスで1時間半の方言の練習をされたそうです。(※愛をこめてファーストネームで呼ばせて頂いております。ご気分を害されるファンの方がいらっしゃいましたら、どうぞご容赦くださいませ)
台本全部をおさらいしたとのこと。
あの映画での薩摩弁は、こうして見えない努力がなされていたのですね。
■英語のイントネーションについて春馬が田上さんにお願いしたそうです。
「(前半の方で出てくる)英語を鹿児島弁のイントネーションにしたい」
それはちょっと、心打たれましたね。そこまでこだわってくれるんだなぁ。
(五代の)年齢も表現できるような、うまいこと使ってくれるんだなと尊敬しました。
「たのさん、これ、言うとしたらどう言います?
『イッツ パーフェクト じゃ』」ずっと練習してましたね(笑)
■作品を通して伝えたいメッセージ
この作品を通して、みんなに伝えたいメッセージが彼の中で明確にあったと思います。
曲げずに突き進み、それを今生きているうちに理解されなくても、必ず誰かがどっかで見てくれているんだ。
大阪商工会議所で、標準語から鹿児島弁になる、里の言葉を使って本心を語る。言葉を通じても、ちゃんと伝わったのかなとすごい印象的でしたね。
■藍染のてぬぐいについて
監督の舞台挨拶でのお話の前にこのエピソードを知ったので、もう感動しかありませんでした…。
これ彼がデザインして、「田子さん、これ持っててください」とくれたんですね。
藍染を使ったてぬぐい、五代さんが染色工業にも力を入れてたってことを密かに表現したい。
細かいところに気配りがあったんですよ。
『同じ気持ちでいてくれ』っていうような再確認の1つでもあったのかなと一瞬思いましたね。
彼の想いを汲んだこの作品が、1人でも多くの方に陽の目をみてなかった人物を通して、魅力が伝わればいいなと思います。
目の前の作品や仕事に全身全霊で挑む春馬の姿勢がうかがいしれるエピソードで、とても感動しました。
方言は、関東育ちの彼にとって難しいものだったと思います。
私は関西出身なのでよく分かるのですが、若手俳優さんである程度のキャリアがあっても方言だけは残念なことも少なくないですよね。
そこを彼は持前の耳の良さと、カラオケボックスで練習するなどの陰の努力があってこそ、あの活舌よく勢いのある薩摩弁が表現できたのでしょうね。
また、演じる人物にしっかりと命を吹き込む姿勢も素晴らしい。
その役柄が、年齢や時間、経験を経て成長していくのまでも演じることができる春馬の細やかな表現が、こういう形で作られていることが知れました。
春馬、素晴らしい仕事ぶりに心を打たれました。
素敵な作品と、プロフェッショナルな姿勢を教えてくれてありがとう。
この天外者を、日本アカデミー賞『話題賞』にするための投票が2月5日(金)23:59まで受け付けられています。
この投票は1回限りと思っていたのですが、何回もできるみたいです。
ぜひ皆さま、『天外者』を日本アカデミー賞話題賞に推しましょう♪
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