読書感想文の提出ができない
前回の続き。
様々な面で信頼・尊敬していた前上司に代わって赴任した新上司は、大前提として決して嫌いではないし、むしろ友達になれそうなタイプ。
なのだが、長いものにはギュンギュンに巻かれる人。(だと思っている)
ということで
・読書感想文の提出は部署で推奨されている年4回に増加
・提出前に上司の検閲あり(実は最終提出先は部署で一番偉い人)
・プレゼン大会とかはしないとにかく4回出す
に変更となった。
異動劇でげんなりしている中、プレゼンという手も使えなくなってしまい、その分ちゃんとした文章を書かないといけない、まさに泣きっ面に蜂状態。
でも、エンタメ要素は絶対に欠かしたくない。
ということで、とりあえず基礎である本選びをしっかりすることに。
課題図書にはもう漫画が挿入されているものがなかったため、しゃーなし自腹購入を決め、本屋に赴く。
ビジネス書ゾーンの一番目立つ場所に、佐久間宜行コーナーが出来上がっており、これを見た瞬間に新読書感想文・初戦勝ち確と思った。
佐久間さんの書く本が面白くないわけがないし、私、佐久間さん目当てでFROLIC A HOLICを観に行き、佐久間さんがおすすめのご飯屋さんに赴くくらいには佐久間さんが好きなのである。
(私よりも強火の佐久間さんヲタの友人の影響)
ということで、何冊かあった中から佐久間宣行のずるい仕事術を選び、早速読み始め。
いつもは目次+気になる部分だけ読むのが定番なのだが、単純に読み物として非常に面白く、今回に限ってはちゃんと全部読んだ。
その上で、文字数・ページ数指定はないのを逆手に取りWord4ページ分の読書感想文を書き上げ検閲提出をしたところ、なんと書き直し司令が出たのである。
全く意味がわからない。
提出ルールに文章構成が設定されておりそれをきちんと守っているし、なによりちゃんと書いている。
検閲した上司曰く
・長過ぎやん
・エッセイやん
・おもろいやん
・めっちゃこの本読みたくなったわ
・けど長いやんエッセイやん
・なのに構成が守られててなんなんこれ
・これ最終提出先は偉い人なんよ
・とにかく1ページにして
とのこと。(※上司は関西人)
マジで全然納得いかなかったが、4ページ中3ページ分くらいは佐久間さんがいかに好きか、みたいな話になっていたことから「エッセイやん」は心当たりがあり、まあ言わんとしていることも分かった、サラリーマンなので。
そのため突き返された後すぐに編集に取り掛かり、1時間で4ページを1ページに改編。
そうして当日中に再提出したが、どうしても元の文章も読んでほしくて、感想文の最後に注釈のような形で元の文章のWordのURLを貼り付けたところ
「これはあかんwこれなければ完璧なんよ、消してぇや」
…ちゃんとしてるのにどんだけ譲歩させるんだ?
てゆーか、検閲ってなに?そんなことしてるチームほかにあるか?
と、今回こそ本当に理解も納得もできなかったので、定時過ぎまで抗議を行い続け、もういい加減帰りたいだろうな~って空気を上司が出してきたところで曖昧な返事をして話を終わらせた。
そして以降自分からは読書感想文の話題は出さないようにし、結果、現在までに提出を保留している。
お金は大好きだが、それよりも、納得できないものは表には出せない。
ということで、書きあがりから今日までで約2か月経過しているが、私の渾身の読書感想文はいまだに日の目を見ていない。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?