ボーダーラインを引くことというのは、ノーと言うこと
逆に言えば、ノーを言えない関係は、その人とのボーダーラインがしっかりと引けてないということだと思う。
夫に、心理的な距離置いてます宣言をしてからはや3ヶ月。しばらくの間、夫がわたしに気を使うようになっていました。余計なことを言わないように気をつけたり、言ってしまっても謝ったり、頼み事をするときも、わたしの都合を考えていた。けれどこのところ、夫との関係がまたよろしくない。要は何でもかんでもズケズケと遠慮がない。嫌だと伝えた独り言や、こちらが興味を持ってないことを延々と話したり、返事が思った通りに帰ってこないと機嫌が悪くなったり。要はいつどんなときもオレの話を聞いてくれって感じなんですよね。
そしてこちらもいつの間にかそれを甘んじて受け入れてしまっている…。
話は変わりますが、先日母と妹のケンカの仲裁に入ることがありまして。そのときに妹と母の関係が、わたしと夫のそれとよく似ているなぁということに気づいて。
産後付きっきりで世話をしてほしくない妹と、ずっと世話をしてあげたい母。
常に話しかけられたくないわたしと、いつなんどきも話を聞いてほしい夫。
仲裁に入るときにわたしがしきりに2人に伝えていたのは、断ってもいいということ。
断ることは相手を全否定することとイコールではないし、言ってオッケー。
まとめると、
①自分がやりたいと思うことを相手にちゃんと伝えること。
②イエスだったらできるし、ノーだったらできない。それだけ。ノーは言ってもよい。
③ノーと言われることと、存在を否定されることはイコールではない。
ここが崩れてるからおかしいの!シンプルに考えて!とか偉そうに言ってたっけな。
自分でも不思議だけれど、的を射ている。でも、客観的に見るとそれだけのことだったのです。
そしてその言葉がまるまる自分にブーメランして帰ってくるのです。妹の立場と同じなら、自分のできることは何か。ノーと言うことなんですよねー。
つまり、わたしは嫌だなぁと思ったことを伝えたらよい。それだけでまた曖昧になってきている関係を打破できるのではないかなー。
頭の中が整理できたので、実践に移していけるようにがんばりたいと思います。
余談ですが、これって子育てにもすごく大事なことだよなとも思いました。
親がボーダーラインを侵すようなことばっかしてると、子はそれが普通だと思って、人とのボーダーラインが引けない子になっていくのだろう。ボーダーラインって侵略されることはもちろん辛いけど、侵していく側も傷ついてしまうわけで。だから息子にはノーをお互いに言える関係をしっかりと経験として教えてあげなければなと思いました。