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性に関する間違った思想は国を滅ぼす
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
なのだ。
昨年夏から認知行動療法によるトラウマ治療をしているのだが、12ステップや得たイさんの信仰する宗教との組み合わせで得た気づきがあるのだ。それは「性嫌悪や異性嫌悪」は間違った信仰であるということなのだ。日々分断が加速していく男女論を、改めて依存症治療の根本にある「信仰」の観点から見ていくのだ。
滋賀医大生逆転無罪に見る男女分断
Twitterの男女論はもはや収束不能、自浄作用がない状態に陥っているのだ。昨年末、これを象徴する案件があったのだ。それが滋賀医大生の逆転無罪判決なのだ。
この事件、ここまで詳細に記されていても真相がよくわからないのだ。得たイさんは個人的には「同意はあったが加害もあった」と読み取るのだが、この2つの事象が話をややこしくしていると思うのだ。しかしその上で、今回の無罪判決は正しいと思ってるのだ。
この判決について女性の立場でトイアンナさんが意見を述べているのだ。
トイアンナさんは凄惨な性被害の経験がおありなのだが、それでも男性への敵意を持たずフラットな姿勢で弱者男性問題について考えられる人なのだ。そして仰るように、裁判官の発言を曲解したデマをもとに二審の無罪判決を下した裁判長の罷免を求める署名が行われたのだが、そこには(幼少期の)性暴力サバイバーやミサンドリーではない女性も多く署名に携わっていたのだ。これがこの案件の最も象徴的なところなのだ。
ことに得たイさんが残念に思ったのは「婚活」の名付け親である白河桃子さんまでもが署名してしまったことなのだ。白河さんは著書において昭和の結婚観から脱却すべき旨を主張していたのだが、現実の婚活は恋愛格差がさらに広がる結果となってしまったのだ。
つまり、男女観においてまともと言える人までもが、女性側の感情の暴走と言うべき今回の署名に加担してしまったのだ。これは恐るべきことなのだ。
また、虐待サバイバーではあるが性暴力サバイバーではないにも関わらずこの判決に反対している人がいるのだ。それがあおちゃんぺ氏なのだ。彼女は父親から(性暴力を伴わない)虐待を受けていたことを街録チャンネルで語っているのだ。
これが意味するものは何か。それは性被害の有無に関わらず幼少期に植え付けられた間違った性の思想が他人を不幸に陥れ、国をも滅ぼす構図があるということなのだ。同じ女性でもトイアンナさんとあおちゃんぺ氏の対照的な思想はその縮図と言って差し支えないと思うのだ。
「信仰」は何よりも強力な力
得たイさんの信仰においては、悪の中の最も大悪は邪法(間違った信仰・思想)を以て人を誑かすことだと言われるのだが、これは殺人よりも遥かに重い罪とされているのだ。人は殺される被害に遭っても加害者化しないが、虐待などの被害者は間違った思想に染まってしまうと加害者化して新たな被害者を出してその人の将来を苦しめることになるから、罪の重さは比較にならないのだ。いわゆる毒親連鎖がこれにあたるのだ。
多くのトラウマ治療のエビデンスとなっているように、間違った思想は幼少期の被虐によって植え付けられているのだ。人は「信じる」という基本的な機能によって生かされていて、その信仰が思考パターン・行動パターンを形成して行動原理を完成させるのだが、これが幼少期の過酷な原体験によって歪められていると、自らの意志とは関係なく被害に遭いやすい言動をして嫌な目に遭ったり不幸が起きたりするのだ。
そこには、例えば「人を信じてはいけない」などのような根本的かつ心の奥底に居座っている信仰があるのだ。この信仰はあまりにも強力すぎて、特定の事象に直面した際に身体反応となって現れるのだ。これが身体に刻みつけられている故に、身体が自分の意志に反して動いてしまったりするのだ。
「信じる」とは何かというと「この道以外に成仏する道はない」と堅く思って行動に移すことを言うのだ。つまり信じるという行為には死後の来世も幸せになるという人生の目的が必然的に存在し、人は誰もが無意識にその目的を持って行動しているのだ。
ではなぜ不幸になるのかというと、方法論が間違っているからなのだ。幼少期に被虐を受けてトラウマを抱えた人は被虐されることによって人格を完成させてしまったので、無意識に「被虐されることが幸せになる道」と身体に刻みつけられてしまっているのだ。間違った思想とはこれなのだ。
だから自分のために起こした行動で不幸になり、良かれと思って相手に尽くした行動で他人を傷つけるのだ。そしてそれは自分の意志では絶対に「やめられない」のだ。依存症とまったく同じなのだ。
間違った性の考え方で人生を詰む
多かれ少なかれ、すべての人に性の問題はあるのだ。AAのテキスト「アルコホーリクス・アノニマス」には「性の問題は誰にでもある。なければ人間ではない。」とあるのだ。ことに酒は性の問題を連鎖して引き起こすことがよくある故に、AAには男性クローズドのグループがあるらしいのだ。
得たイさん自身もあおちゃんぺ氏と同様に、背景に性被害の原体験がないのに異性嫌悪・異性蔑視に陥ってしまったのだ。この原体験には単純に異性によって支配されたという刷り込みがあり、それを元として生存戦略と行動原理が醸成されているのだ。だから、幼少期に被害に遭った事実を「正しい」と誤認し、自分の意志とは関係なく被害に遭いやすい思考パターン・行動パターンを取るのだ。そうしているうちに気がついたら周りが敵だらけになってしまっているのだ。
皆さんは疑問に思ったことはないだろうか。同じく性被害に遭っても声を上げられる人とそうでない人がいて、またトイアンナさんのように凄惨な性被害の経験がありながら女性に(愛を以て)厳しく言及できる人がいる一方、多くの男女はトイアンナさんの意見を受け入れられないのだ。その違いはなんなのか。これは性に関する間違った思想が幼少期に刷り込まれているからに他ならないのだ。
得たイさん自身の経験として、女性から身体を触られるセクハラを受けたりボディタッチされて身体が強ばったことがあるのだが、12ステッププログラムのステップ4・5の棚卸しとステップ9の埋め合わせを通じて、これら性被害の身体反応は自分の側に原因があることに気がつき、これをきっかけにトラウマ治療を受けるに至ったのだ。つまり、性被害で強ばったりフリーズしたりするのはその時の被害(いま、ここ)でそうなっているのではなく、幼少期の原体験による間違った思想が呼び起こされているということなのだ。この間違った思想は身体に刻みつけられている故に、正しい意見を受け入れることができないのだ。
得たイさんはいつも「被害に遭ったことに責任はないが、被害者で居続ける人生の選択をしたことには責任がある」と言うのだ。それがたとえ子供ゆえに責任能力がなかったり、回復の方法論を知らなかったとしてもなのだ。なぜなら被害者で居続ける限り必ず加害者化して新たな被害者を出すからなのだ。これについては以前に書いた記事を読んでみて頂きたいのだ。
得たイさんは子供ゆえに責任能力もなく回復の方法論も知らなかったとはいえ、被害者で"居続けた"ため小学3年生で性犯罪者になってしまったのだ。だからその責任を取らなければならないのだ。性加害により「他人に間違った思想と信仰(=トラウマ)を植え付ける」という大悪を犯してしまった責任を取る方法は「他人に正しい信仰をメッセージとして伝える」以外にはないのだ。だから12ステップを実践して自らが回復し、その経験と力と希望をメッセージとしてまだ苦しんでいる被害者・加害者に伝えるべく活動しているのだ。
一方、性加害に対する厳罰化は被害者に対する最も無責任な態度なのだ。韓国のGPS義務化は前科14犯を出したことが2021年8月に報道され、本邦でも群馬県草津町における性被害の虚偽告訴が黒岩町長や町民を傷つけたにも関わらず不同意性交罪が施行されてしまったのだ。これらはすべて性に関する間違った思想が原因なのだ。性加害者に対する「死ね!」等の誹謗中傷は、性加害者予備軍である性被害者に対しても死ねと言ってるのと同じなのだ。これが罷り通ってしまっているから被害者は一生苦しみ続けることになり、この国はおかしくなっているのだ。
間違った性の思想が国を脅かしている実例
安倍元首相銃撃事件により政府と統一教会の繋がりが浮き彫りになったことをきっかけに宗教二世問題が露わになったのだが、それ以前から一般に認識されている政府と繋がった宗教に創価学会があるのだ。
創価学会はいわゆる「総体革命」により政治や警察、芸能界などあらゆる分野に要人を送り込んできたのだが、それらの分野では創価の衰退に伴って性に関する不祥事やスキャンダルが露わになってきたのだ。その代表的なものが政治の分野では公明党議員の性犯罪や不同意性交罪の施行による冤罪事件の多発、警察の分野では神奈川県警の2000年代以降に多発している性犯罪の不祥事、芸能界の分野ではジャニーズの性加害や松本人志と中居正広(この二者は創価学会に籍がある)の性加害疑惑なのだ。
また、国土交通省のポストは公明党が常連となっている故に、全国の鉄道会社は公明党の圧力に屈して女性専用車両を導入させられたのだ。得たイさんの憶測なのだが、この背景にあるのはおそらく痴漢の多くが創価学会員だったのではないかと思うのだ。全盛期は800万世帯と言われてたのだから何の不思議もないのだ。つまり女性専用車両は創価学会のマッチポンプの可能性があるのだ。
このように、創価学会が国の要所に送り込んだ人材やその次の世代が性犯罪により国を脅かす実例が後を絶たないのだが、なぜ「性犯罪」なのか、それは池田大作にルーツがあるのだ。
池田は生前、全国の会館に専用室(要するにヤリ部屋)を作らせ、地方に赴いた際に女性学会員を"寵愛"していたと聞いたことがあるのだ。また破廉恥事件の内部告発には枚挙に暇がないのだ。このことから言って、池田大作がセックス依存症(性依存症)であったことは明らかなのだ。師匠が師匠なら弟子も弟子なのだ。
性に歪みを持った人間は絶大な権力を手にすることがあるのだ。これを「魔の通力」と言うのだが、性は人間が生きるための根本にある思想でありまた尊厳である故に、それを他人に明け渡してしまえば他人に支配され続けてしまうのだ。それを個人レベルから国家レベルの問題にしてしまったのが池田大作という男なのだ。
これが宗教とどう関係するのかというと、そもそも宗教とは「生き方の原理」であり、その原理から最も逸脱する問題が性の問題なのだ。つまり性の問題(思想)は間違った信仰と相互に影響し合うのだ。そして性的な歪みの問題は先述のように、他人を誑かして被害を連鎖させ世代を超えて多くの人間を不幸にするという悪の中の大悪を引き起こすことは昨今の男女論を見ても明らかなのだ。
すべての人が性の問題に向き合え
先述のように性の問題はすべての人が持っているため、多かれ少なかれ思想が歪められてこの社会を生き、人との関わりによって時には間違った思想を他人に植え付けて不幸に陥れてしまい、それを自分でやめることはできずに苦しんでいるのだ。すべての人間は自分の加害性を認識すべきだとTwitterでよく言われるのはこういうことなのだ。
そして、性に関する間違った考えを改める方法論は信仰以外にはないのだ。人間の力ではどうにもならない問題は、人間以上の力を頼るしかないのだ。
被害者が苦しんでいるのは、トラウマ(加害者によって正しいと刷り込まれた古い生き方)を自分の意志で捨てることができないからで、その苦しみから解放されるために怒りを加害者にぶつけるのだが、その行為はまさに加害者に人生を明け渡してしまっている姿なのだ。加害者に時間を使っているから苦しいのだ。神仏に祈ることに時間を使わなければならないのだ。
そしてこの記事が受け入れられない人の中には、まさに「いま、ここ」で起きていないことに怒ることで加害者に人生を明け渡している人がいるのだ。それを病気の症状だと認めることが、回復の第一歩なのだ。
一人でも多くの人が回復に繋がることを願うのだ。そのために得たイさんは回復を続けるのだ。