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「自己発見」は究極の娯楽

究極的な人間の娯楽は「自分を知ること」なのでは?
そんなことを考えて、この記事を1年以上前に書いていたのに、下書き保存されているのを発見。
世の中に出してみようと思います。


過去からの挑戦

古代から、人間は人間がどういうものなのか。
自分がどういうものなのか。
人類は、知的好奇心をもとに理解を深めていった歴史があります。
哲学、心理学、神経科学、宗教学、認知科学・・・多くの学問に派生はしているけど、本質的には人間を知ること。
そして、相対的な比較において自分を知るということ。
分解していくことで、理解の解像度を深めていくやり方をしてい久野ですが、思った以上に人間や心は難解で、数値や再現性で完璧に表現することは無謀かもしれません。
それでも、過去の学者たちは知を深め、広げ、真理のかけらを見つけています。

インテグラル理論

それらの叡智を統合しているのは、ケン・ウィルバーを代表とするトランスパーソナル心理学での取り組みです。
トランスパーソナル心理学は、意識・無意識の世界を超えて、東洋と西洋をも統合していく、インテグラル理論は美しいとすら感じます。

https://integralrelationship.com/aqal-high-rez/

この考えは私が事業を展開する上での礎となっています。
最近、Co-Cuというコミュニティ内で超訳していたりするので、こちらもご覧ください。

自己の定義は、各時代によって異なるし、それを支配するのは意識か無意識か、それとも大いなるものか、さまざまな見解があります。
大切なのは、その中で、自分なりの仮説を持つこと。
何が正解か、ということはない。唯一解という幻想から抜け出して、自分なりに自己を定義づけて学んでいくことこそ、人間らしい営みです。

だからこそ、究極的な娯楽であると思うし、人生をかけた娯楽だと思うのです。
悶々と苦悩しながら、シャドーや闇に触れながら一筋の光を見出すより、
楽しみながら自分なりに解釈して自己と向き合っていくことが、今の時代にあっていると感じています。

セルフアウェアネス

VUCAの時代に入り、雇用形態も変わる中で、自分を知ることは生きる術として欠かせないものになっている。
時間を費やして、身を粉にして働けば成長する時代は終わった。
いかに自分らしさを発揮しながら、心も豊かに、物質的にも豊かに生きていけるか、個人の幸福度を最大化しながら社会との接合点を見出していくフェーズに入っている。

第一歩として必要なのは、自分を知ること。
でも、これはなかなか終わりが見えない旅路。
自分が自分について認知できることなんて、ほんの僅かです。
ジョハリの窓の盲点の窓・未知の窓を開いていく過程で、アイデンティティを認識し、自分が進むべき道を照らすことができます。

参照:カオナビ https://www.kaonavi.jp/dictionary/johari/

自己認識=セルフアウェアネスが、大切だということは、ハーバードビジネスレビューでも発刊されています。
「セルフアウェアネス」から抜粋すると、自己認識にも2つの軸があります。

内面的自己:自分の価値観、情熱、願望、環境適合、反応、他者への影響力についての理解。仕事や人間関係への満足度や幸福度に相関する。

外面的自己認識:上記要素について他者が自分をどのように見ているかに関する理解。これが高いひとは、共感力・他者の視点に立つ力が強い。

セルフアウェアネスより

2軸でマトリクスをとると以下の分類となります。

内面的・外面的、双方の認識力を均等に高めていく必要があり、スキル習得(正しい方法で内省をしよう!忖度ないフィードバックを受けよう!)について紹介されているのが本書です。

世間が求める固定概念や、あるべき論は確かに一理あるでしょう。
でも、それは必ずしも自分に当てはまるわけではありません。

共感力が強いほど、相手のニーズを察知して、それに染まってしまうこともります。かくいう私は、そうやって自分を見失ってきました。

「有名大学を出て、大学院で学びを深めて、一流企業に就職する。」

よく言われるステレオタイプは、自分には当てはまらないだろう・・・
そう、たかを括っていましたが、実は大いに周囲の声に反応していたことに気がつくきっかけがありました。
それは、出産と育休。
人生の余白を手にして、今ある人生を見つめ直す機会となり、私らしさを発揮するために起業という選択肢を取りました。

「Comma Lab」で自己認識を楽しむ

事業として展開しているComma Labというブランドの根底には、自己認識をサポートするための仕掛けを組み込んでいます。

感性をひらく"間"に出合う

間は自分に還る瞬間
感性は本来持っているギフト
このキャッチコピーを体現するサービスを展開しています

コーヒーを焙煎したり、ハーブティーを飲むだけで「自己発見」ができるとはどういうことか?
種明かしをすると、面白さが半減するので、サービスを体感して「感じて」みてください。

今年の夏からは、体験を経て気づきを促す間接的なサービスだけではなく、ダイレクトに自分自身とつながるようなコーチング型サービスも開始しようと企んでいます。
知的好奇心も、胃的好奇心も高い方々と繋がり、仲間=フェローとなってくださる日を楽しみに、これからも活動していきます。

こちらもフォローいただけると嬉しいです。


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