見出し画像

Måneskinの成功と日本語をゴリ推しして世界進出する話。

以前の記事で、Eurovison (ユーロビジョン)について書いたのですが、今年の勝者であるイタリアのロックバンド、Måneskinがすごいことなってました。

今年のEurovisonはとてもレベルが高くたくさんのアーティストがガチによかったりしました。(珍しくも)

年によっては勝者でさえ大した世界的成功を収めることは難しいのですが、Måneskinはそれを成し遂げてしまいました。

⤵が勝利を勝ち取った歌です。

書いた記事にも、もしかしたら優勝するかもね~。。みたいなこと書いてたらホントに優勝してしまった!そしてそれを機に彼らのYoutubeチャンネルもすごいことになってた。。

大体どの曲もビューがミリオンを超えてるものばかりで1000万台もざっくざくあります


もちろん歌そのものの良さやビジュアル面も人気の主要因だとは思うのですが、「イタリアンロックバンド」という今までほとんどの人が聞いたことのないジャンルの新鮮さが人気の秘訣になっているような気もします。

イタリア語独特の流れるような言葉にドラムのビートが心地よく乗っかる。知らない異国の言葉って魅力がありますよね? 意味がわからないだけに一言一言がなんか特別なように感じる。

洋楽を聴き始めた時の感覚に似てるかと思います。

🎶 Don't let me down 🎶

 というフレーズを聞いて、「おぉーかっくぃーー!(トンボ風」なんてなってましたが、実際は、

🎶がっかりさせないで🎶

って言ってるだけですからねー。

でも何故か英語で聞くとカッコ良さがます気がしていたのはボクだけでしょうか?少なくとも20代前半くらいまでは確実に思ってました。(あぁ、若かりしころw)

多分世界中の色んな国の人がMåneskinを聴きながら同じような感覚になっていたのではないでしょうか?

特にロシアからのファンが凄いことなってます。w YouTubeのコメント欄見ると必ずたくさんのキリル文字に出くわします。😮 なんで特にロシアで人気なのかはよくわかってませんが、結構きてるみたいです。

日本は90年代によくサビの1部だけが英語だったり、1言、 2言だけ英語だったり。というスタイルが流行ってましたよね?

中には海外進出目的地で英語だけの歌を作るアーティストも増えて来てるのではないでしょうか? 早い時期に留学経験がある人なんかは発音までネイティブレベルの人かと思うくらいな人も多く、「あれ?これ日本人の人が歌ってるの?」ってなることもあるかと思います。

グローバル言語である英語を使うことでオーディエンスの幅を広げることは理にかなっていると思います。でも、今はこれまでにないくらい「個性」が必要になってきている時代です。希少価値で言えば、ネイティブレベルで英語で歌える歌手よりも、日本語のいいところを研ぎ澄まさて歌う歌手の方が世界でのデマンドがあると思うんです。

なぜなら、ぼくたちは日本語をずっと使って育ってきました。「ごめんね」と「sorry」は同じ意味ですが、その言葉の持つ意味の深さには違いがあります。

なぜなら「ごめんね」には経験、ストーリーがあるからです。今まで何度も人に言ったり、言われてきたりした言葉。いろんな思い出がついてくる言葉です。

でも「sorry」にはそれがありません。わざわざ、sorryと言う言葉に感情移入しなければいけません。日本語だとその必要がないのです。言霊のようなものでしょうか...

歌は表現です。

いかに歌を通して自分の気持ちを表現するか?相手・聴き手に伝えるか?ということにつきます。そのアウトプットがきちんとできていれば聴き手にはきっと伝わるものがあると思うのですえ。


最後のリンクは英語のカバーです。

なんでしょう。。。何か伝わってくるものが少なく感じる気がするのはボクだけでしょうか?

もしかしたら、わからない言語=魅力的なだけかもしれません。(多分そうだな)

でも、もしかすると英語で歌うことによって彼の表現力が落ちたのかもしれません。その可能性はゼロではないと思います。

グローバル化がどんどん加速し、英語・外国語の取得にばかり注目がいってますが、ひょっとするとこれからの時代は「国語力」の方が武器になってくるのかもしれません。

これから世界進出を企むアーティストの方々、日本語をゴリ押しで行ってみるのはどうでしょう?

失敗しても一切責任はおいませんが。。w


書くことを仕事にするための励みになります。