Note毎日投稿 #9 - 寒がりのヨメと寒いのが好きなボク
ジブンとは正反対の性格の人ほど付き合いは上手くいくもの。
とよく耳にしますが、全くその通りだと思う。
予想ではありますが、多くのカップル・夫婦は二人の違いっぷりに「よくこんなで続いてるなー」と我ながら驚いているんじゃないですかね?w
でも性格が逆だからこそ、自分に欠けているところを相手が補ってくれ、相手の欠けているところを自分が補う。だから丸く収まる。そんな風に思ってます。
ただ、場合によってはそう簡単にはいかないこともよくあります。
ヨメは寒がりです。
冷え性なので、よく寒い寒いとつぶやきながら家の中を歩いています。
ヨメの理想の冬場の室内温度は24度。
これをボクはラスナマエ症候群と呼んでいます。
ラスナマエとはタリンのベッドタウンとも呼ばれるところで、旧ソ連時代に建てられた色彩にかけるどんよりした9階建てのアパートがずらっとならんでいる地域です。(見た目は日本でいう社宅のようなもの)
こういった昔のアパートでは、寒い冬はゴウゴウとボイラーを焚かしガンガンに建物全体を温めます(階段の所も)。セントラルヒーティングで、仮に自分の住んでいるアパートの暖房(ラディエーター)をゼロにしても払う金額は一緒。
また旧式のラディエーターは細かな温度調節もなく、オン・オフのみ。
なので結果、多くのアパートは暖房全開で、窓をあけて温度調整するというなんとも無駄遣い極まりないことをやるのです。もちろん室内ではTシャツで過ごしてます。(資源の無駄遣い、あーもったいない!)
ボクはてっきり、雪国の人は寒さに強い。と思い込んでいた。
エストニアで生まれ育ったヨメと、九州で生まれ育ったボク。まさかボクの方が寒さに強いとは思わなかった。
よく初めて会うエストニア人に、
「エストニア寒くないの?」
と聞かれますが、
「いや日本の方が寒いですよ!」(家の中が)
と回答するとみんなびっくりするよう。
*
子どものころ、自分の部屋には灯油ストーブが1台あった。ストーブがついている時は暖かいけど、消すと同時にすぐに寒くなる。
また部屋から出ると肩が自動ですくまり、トイレだって寒かった。そういえばお風呂の脱衣所も結構寒かったなー。。
*
というようなことをヨメに言っても、
大変だったねー、でも今はエストニアだからこっちは温かくないといけないの!
とのこと。
まぁ、そりゃそうですね。となるのだけど、それでも外がマイナス10度を下回るのに、部屋の中でTシャツだけはちょっと無駄遣いじゃないの?と何とか説得しようとするボク。
娘たちに寒い思いをしてほしいわけではないんです。暖かくいてほしいけど、Tシャツに慣れてほしくもない。冬場は少なくともカーディガンを羽織るくらいのことはするべき。
カーディガンを着れば暖かい。と思える温度は19度から22度くらいだと思います。ヨメは相変わらずぶーぶー言いますが、ようやく折れてくれることが多くなった。大体21度くらいで設定しています。
こうやって幾度も幾度もお互いのハーフフェイに歩み寄ることは結婚生活では不可欠。これの繰り返しが二人の絆を強くしていくんだろう。
とかキレイごとを言っておきながら、現実はお互いが見てないところで、サーモスタットの設定温度を1,2度上げたり下げたりし合っているしょうもない夫婦です。
温度設定の画面を見て、
「あ、アイツまた下げやがった!(上げやがった!)(-_-メ)」
と、お互い舌打ちをすることは日常茶飯事です。
今、この記事を書きながらも、
うん?なんか変に温かいぞ・・・?
って思ってます。w
他のカップル、夫婦の人たちはどうでしょう?やっぱりカップル・夫婦間のしょーもないいざこざは付き物でしょうか?
書くことを仕事にするための励みになります。