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#49 -イクメンって英語でなんて言う?

先日は国際女性デーということで、エストニアではお花が飛ぶように売れていました。幼稚園に娘たちを迎えに行ったときは先生の机の上が花と即席花瓶で埋まってました。

もともとボクはこういった〇〇デーみたいなのが好きではありませんでした。

たった一日だけ感謝してなんになるんだい。

と天邪鬼ってたのですが、今では、

まぁ、ええじゃないか。

と思えるくらいにはなりました。

でもいかに女性に感謝し、その意を表し、どれだけたくさんの花束を贈ろうとも、存在する男尊女卑社会の現状はなにも変わりません。(お、また天邪鬼ってきたな)

現状を本当に変えたければ、

もういいやろ・・・勘弁してください・・・

ってなるくらいまでとことん話し合い、何度も何度も何度も何度も何度もの試行錯誤・チャレンジを繰り返す必要があります。

色んな数字を見ると、日本は男女平等のレベルが色んな所で世界ランキングの最下位近辺をウロウロしているのですが、なにも欧州国がしっかり男女平等を成し遂げているわけでもないのです。

もちろん進んでいるところもありますが、

「人の性別に対する意識」
「男に甘い」
「仕事の場を離れた時の現実」

ということは何も日本だけに言えることではないのです。

特にコ〇ナ(いや、だから読めるって)が蔓延してからというもの、同じ条件下にいても、女性が負担している家事の量は男性より明らかに多いことがたくさんの国々に共通していました。

また欧米ではジムに通っている人の割合はすごく高く、沢山のジム男たちは「健康」という枠を超えた筋トレばかりして、むっきりした「男らしい」体を作り上げようと必死になってます。
不必要なプロテインドリンクだってがぶがぶ飲んでるし、「男のあるべき姿」というMasculinityはまだまだ消えることはありません。


世間は男に甘い。

娘の髪をツインテールにするだけで褒められたりする。

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ツインテールを知らない男性諸君、これがそうです。(Itoさん、どうやったら可愛く描けますか?w)

またママがやったとしたら注意されそうなこともパパがやったのであれば、多めに見てもらえたりすることだってたくさんある。

例をあげてみよう。

娘のツインテールの右と左の高さが違ったとしよう。パッとみてすぐにわかるくらいのレベル。

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そんな左右非対称の娘をパパが連れていると、

あー、パパがんばってやってくれたんだねー!

と褒めらるケースの方が多い。

が、

そんな左右非対称の娘をママが連れていると、

あー、ママもうちょっとちゃんとできないのかねー?

と直接は言われなくとも、「コップに水半分しかはいってない」的な目線で見られることが多いのではないでしょうか?

少なくとも、

あー、ママがんばってやってくれたんだねー!

と言われることはまずないでしょう。

いや、でも統計的に見て、男は子どものころから髪を結ぶってことをしない場合が多いからしかたないのでは?

と言う人もいるかもしれない、

でも、

え?じゃあパパは子どものころからネクタイしてたんですか?

とも言えるでしょう。

簡単な三つ編みくらいだったらネクタイの結び方を習得するのと同じレベルだと思うので、ネクタイ締めれるのであれば、三つ編みができない言い訳はしてはいけないと思ってます。

それに実際は褒められてると思ってても裏では、

いやー、男はさー単純だからさー、褒めてやらんとすぐしょげるからねー。

と子ども扱いされてるのかもしれない。

また大体ポニーテールかツインテールばっかりな娘の頭をみて、

いや、そろそろ編み込みくらいできないのかねー? ワンパターンよねー。。きっとアッチの方もワンパターンなんじゃないのー?オホホ…

と言われているかもしれない。(アッチの方もですとっ!?!)


よく目にするイクメンという言葉だって、

積極的に子育てに携わる男性の総称

とされてますが、それは、

一般的には男は子育てに参加しない

という認識があって初めて成り立つ言葉なので、イクメンという言葉を海外の人に教えるときは訳すというよりもその言葉の由来そのものを説明をすることになります。

しかし、イクメンという言葉が表そうとしている男性像の英単語はあるんです。

みんなも知っている単語です。

そう。

Father


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