#89 -Soomaa国立公園をカヌーで川下り!
「野外授業の一環で、Soomaa国立公園をカヌーやボートで川下りするんだけど、たろう一家も参加しない?」
と、ヨメの元同僚から誘われた。
「いつ?○曜日?OK!」と二つ返事で小旅行への参加が決定したことをヨメから事後報告される。
Soomaa国立公園はボクたちが住んでいるViljandiからも50kmほどしか離れていないので、アクセスも簡単で時折訪れている所だった。野鳥の観察が有名らしく、運が良ければクマも見れるらしい。
カヌーを使っての川下りも有名だけど、いまだ未挑戦だったので、コレはいい機だと誘ってくれた元同僚に感謝。
今回相乗りさせてもらったのは6年生のクラスで英語を喋れる子も多くいた。みんなカヌーに乗るのが楽しみでウキウキしていた。
我が家のちっこいのもウッキッキモードになっていた。
救命ベストが大きくてヒトデマンみたいなサデ。。
まだ? まだぁ? ねぇ、まだぁぁぁぁ?
と20秒おきに聞いてくるサデ。
カヌー二台にゴムボート2台でグループごとにわかれそれぞれ出発。
メイはお気に入りのお姉さんを見つけたようでボクたち親の存在はすでに空気のようなものになっていた。
約9kmの道のりだけど、3~4時間かかった。
まだ春になったばかりで景色は若干茶色の方が多かったけど、
のどかでよかった。時折、牛や羊がいるところも通り過ぎてちょっとしたサファリ気分だった。
オールでボートを漕ぐのも大変だったが、一番大変だったのは、
サデがボートから落ちてしまわないように見ておくことだった。
常にボートのはじっこにいき、何か川に浮かんでるものを見つけては、
「アレとってぇぇぇーーーー」
とせがんだり、自分でとろうとするから見ているこっちがヒヤヒヤしたりで、ボートを漕ぐ速度もゆっくりゆっくりになった。
「もうお家帰れりたーーーーい!!」
と泣かれるよりはマシなのだけど、コレはこれで中々メンタルを消費した。
なので漕いでいる最中は写真どころではなかったので、
風景の写真が少ないのが記事的にはちょっと残念。
途中、他のグループがカヌーを止めて、森の方にあがっていたので、
何だろう?と近づいていくと、
「Karulaukがあるよーー!」と叫んでいた。
Karulaukとは日本でいうクマニラのこと。
意味もそのまま一緒で、
Karu =クマ lauk =ニラ
です。
この一面に広がっている緑のものがクマニラ。
エストニアでもスーパーで見ることはほとんどないので、
市場で買ったり、森に行って採取したりするのが一般的。
このクマニラで作ったペストがすごく美味しくて、パスタ好きのボクは一面に広がる大量のクマニラにテンション上がりまくり。
みんなクマさんのように、そのままムシャムシャ食べてました。
サデも挑戦したけど、やっぱり生はちょっと強すぎたよう。
ッぷぁっペッ!!!と吐き出してました。w
休憩がてらのハーブ採取が終わってからは休憩するごとに何度かメンバー交代をしたりして、ゴール地点にようやく到着。
大人も子供のもお腹ペコペコでみんなで一斉にご飯のバーベキューの準備に取り掛かる。
この辺はさすがエストニアというか、火起こしからお肉を焼く作業までみんな手際がいい。
小枝や枯れ葉を集めて火を起こすグループ。
お肉を串にさして焼く準備するグループ。
テーブルの上を準備するグループ。
手際の良さにただただ関心して見入ってしまった。
エストニアではバーベキューは家庭でごく一般的に行われるので、
みんな子どものころからその作業には慣れています。
特に春、夏と外が温かくなってくると週一くらいの頻度で各家庭が、バーベキューやったりするので、手際の良さも納得と言えば納得。
お腹いっぱい食べて少し遊んだ後は現地解散。
大好きなお姉さんとの別れは辛そうだったけど、
さすがに疲れていたので、車に乗っては出発するのと同時に寝ていた。
2人とも。お疲れさん。
そしてよく落ちなかったね。。
あれだけはしゃいでて・・・(遠い目)
翌日、体のいたるところが筋肉痛になって、
もっと体、鍛えんとなーと思った週末でした。