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#4 ネガティブモード全開でシベリア鉄道に乗り込む!

※2015年5月15日のブログを転載しています。



シベリア鉄道に乗りっぱなしで、全くWi-Fi環境が無く更新出来ませんでした!



少しずつアップして行きます!



5月12日



朝二度寝をしてしまい8時に起床。



ミツ「うわっ!雨降ってるやん!!」





旅4日目にして雨に遭遇。ついてねぇ~。笑



雨が降ったせいか洗濯物も生乾きだ。



顔を洗って歯を磨きとりあえず朝御飯を食べようと一階のレストランへ。





味はまぁふつうだ。



食事を済ませ部屋に戻り今日の予定を話し合う。



今日はとうとうシベリア鉄道に乗り込む。



しかしここで問題。



ホテルを13時にチェックアウトしなければいけないが列車の時間は23時52分。



雨が降っているので路上は出来ない。



さぁどこで時間を潰そうか…



ホテルのフロントも考えたがWi-Fiが飛んでいないので辞める事に。



Wi-Fiが飛んでいるだろうと、約10時間も前だがウラジオストク駅に向かう事にした。



ホテルから歩いて15分くらいの道のりだが、横殴りの雨にひび割れた石畳み。

段差や階段も多く、ギターもあり荷物の多い俺らには中々大変な道のりだ。



左腕ばかり使っていたので既に痛みを感じている。

義充は右腕が痛いと言っていた。



あーもっと体力作りしとけば良かった。。



二人でびしょ濡れになりながら駅に到着。



駅は少し殺伐とした雰囲気。
入り口では空港のような荷物検査があり、警備員が数人険しい顔をして立っている。



あー何かこわ。。



荷物の多いアジア人二人を珍しそうにみんなが見てくる。



もっかい言うとこ。。あー何かこわ。。



予想通り駅にはWi-Fiが飛んでいたので連絡を返したり、ブログを書いたりしながら雨に濡れた服を乾かした。



時間が経つにすれ鉄製の椅子が冷たく、雨に濡れた体をさらに冷やす。



少し駅構内を探索する事に。



ロシアの駅はお洒落だ。





だか今はそれを感じる余裕があまり無い…



奥にちょっとしたカフェを発見。こちらの方が暖房が効いていて少し暖かい。

昼御飯も食べていなかったので移動する事に。





芋入りのパン。40ルーブル、約100円。



義充と一つずつたいらげだ。



ちなみにこれが荷物です。





いやーホンマに重いです。。



10時間を駅で待つという選択肢は間違っていたかも知れない…



とにかく人の目が気になる。



アジア人二人がそんなに珍しいのか、みんながジロジロと見てくる。



珍しそうに見てくる人、怒っているかのように見てくる人、ニヤニヤと薄笑いを浮かべながら見てくる人。



一体何を考えてるんやろ…



そんな事を二人で話しながら待っていると余計に人の目が気になり俺らはピリピリと気を張っていた。



周りの人みんなが敵に見えてしまう。



少し話し黙りこむ。少し話し黙りこむ。そんな事を繰り返す内にどんどん話もネガティブな内容になって行く。



こんなんでホンマにいけんかな…



前のテーブルに座ったおじさんは俺らが話す度に、チッ!チッ!と口を鳴らし、ゴホン!と咳払いをする。



絶対俺らやでな…と話す。たまらなくなり駅の待合室の方に再び移動する事に。



二人ともかなり気を張っていたせいか体力、気力が削がれている。



口数も減り椅子にうなだれた。



10時間の内に何度もトイレに行ったせいかはよくわからないがトイレの横にある受付のおばちゃんに凄い勢いでまくし立てられた。



もう勘弁してください…



そんな事をしている内に時間が迫って来た。



いつの間にか待合室にはアーミー(兵士)の集団とそれを見送る家族らしき人達が大勢いた。



さぁいよいよシベリア鉄道だ。



列車が到着し、自分達の乗る場所を聞き探す。



その時パッとお互い目があった。



あっ日本人や!!



俺らと同じでギターを背負いバックパックを転がしている。



少し会話は出来たが乗る列車番号が違うかった為また後で!!という事に。



同じ日本人を見つけた事で少し気持ちが軽くなり、とうとう列車に乗り込んだ。



言葉がわからないというのは本当に辛い。



荷物が多い俺らは押し込まれる様に自分達の部屋にに辿り着いた。



四人部屋の部屋にはおじいさんが先に寝ていた。



俺らが入って来た事に気付き目が合ったので、ストラーストヴィッチェ!と合っているかわからないロシア語で挨拶するとおじいさんはニコッと笑って再び横になった。



部屋の感想一言目は、せま!!!!だ。



まず荷物を置く場所がない。



どうしたらいいか分からない俺らをスタッフのおばさんが早くしろ!!と煽ってくる。



荷物はどうしたらいい?と聞くと上に入れろ!と言われ上にある隙間を見つけ、二人でパニックになりながら協力してバックを上げ詰め込んだ。

 


 


どうにかこうにか荷物を置く方法を考えている時に三十路のロシア人アンドレイの登場だ。



アンドレイはパニックになっている俺らにここに俺の荷物を置く、お前の荷物はここに置けばいい、と的確な指示をくれた。



何とかかんとか荷物を全て部屋内に置く事が出来た。





このギターの置き方にアンドレイは一言、クレイジー…と言った。



ここでお決まりの質問。チャイニーズ?

ノー!ジャパニーズ!



イェーイ!ジャパニーズ!とアンドレイは笑顔に。



チャイニーズ言うたらどうなんの?笑



アンドレイは英語がペラペラなロシア人だ。



アンドレイと英語で会話する。 



ここには書ききれないがもう既に色んな事が起こりすぎて変なテンションになり笑いが溢れてしまう。





次々と起こる出来事に自分の頭と心が追いつかない…



とにかく今日はもう目を瞑ろう。もう何も考えれない。





身体中から噴き出した汗もお構い無しにベッドに倒れ込んだ。

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