#15 活路を見出せたその理由は?
※2015年5月28日のブログを転載しています。
5月27日
6時45分ボスのエッガが迎えに来てくれた。
人の良さそうなおじさんだ。
その後三人と合流しロヴァニエミに出発。
「皆さんは家族ですか?」と聞くと全員スポーツの先生だよ、と言っていた。
途中カフェにより朝食。
うっっめぇぇ~!
甘さが心と身体に染み渡る。
ただこれで5ユーロ。高っ!!
英語での会話に全く付いて行けず途中ウトウトしながらホステルに到着した。
エッガが受付も一緒にやってくれ、「じゃあ俺は行くぞ!良い旅をしろよ!」
と言い早々と行こうとするエッガにコテージのお金を払います!と言うと、
「いらない!俺が日本に行った時によろしく頼む!」とニコッと笑い車に戻って行った。
ホンマにホンマにありがとうございます!
受付を済ましホステルに向かう。
ちなみに受付した所はホテル見たいでここから少し歩いた所にホステルがあるみたいだ。
道に迷い人に聞きまくる。
大分近くまで来た筈なのにホステルが見つからない…。
もう一時間以上歩いている。
周りをキョロキョロ見渡していると正面からカップルが来た。
彼氏はタトゥー入れまくりで少し不気味。
やけどもう聞かなわからん!
凄く良い人で、最後はどうぞ!と日本語でホステルの扉を指差してくれた。
ホステル到着。
とりあえずバスキングが出来そうな場所とスーパーマーケット探し、観光も兼ねて街を散策。
すると何やら遠くに大きな建物が見える。
何やろ?
モスクワからずっと痛い股関節がギシギシ言ってるがそこを目指し歩く。
途中大きな川?があった。
近くなってわかった。
教会だ。
写真を撮る。
そして中に入ろうと階段を一歩登ると、
カーン!カーン!
タイミングを図られたようで少しドキッとし扉を開けると、
うわぁ…なんじゃこりゃぁ…。
神聖な空気が流れピーンと緊張感のある雰囲気が漂う。
吸い込まれそうになるようなイエス・キリストの壁が画あった。
数分その場で立ち尽くす。
前の方の椅子に座りじっと絵を眺めた。
後ろの写真です。
昼御飯を買い宿に戻る事に。
一番安いサラダ。
久々に野菜を食べれた。
部屋に戻り考える。
実はこのホステルを出た後の予定が全く立っていない。
ノルウェーに行きたいと漠然と思っていたが色々調べなければ行けない事が山積みだ。
不安を潰すように調べ物を始めた。
だが不安は大きくなる一方。
ノルウェーに行く為の手段が見つからない、宿も見つからない。
あーマジでどないしよ…。
調べ物を少し置きミツに連絡してみた。
すると、色々ありました、喧嘩しました。と連絡が来た。
とりあえず大丈夫との事だが後で電話する事に。
俺はその連絡を見て更に気が滅入る。
オカンに電話して見た。
俺 「ヤバイわ~この後どうしたらええかわからんし、ミツ殴られたとか言うし。もう宿から出たくないわ。」
オカン「でもあんた人と関わって行かな何も分からんで。人と関わって行ったら何かヒント貰えるかもせーへんやん。」
そやでな~…。
とにかくバスキングに行くことに。
少し雨がパラついていたが歌い始めた。
すると結構良い感じにお金が入り出す。
ヤンキーな奴らも前で溜まり始めたが歌い終わると親指を立てお金を入れてくれた。
日本人?中国人?韓国人?分からないがじっと見てくる人がいた。
一度居なくなりまた戻って来てお金を入れてくれた。
おじさん「次どこ行くの?」
俺「あっ日本人の方ですか?」
おじさん「そうだよ。」
久しぶりに聞いた日本語にホッとし、今の状況を説明した。
俺「二日後宿を出るんですけど何も決まって無くて…。漠然とノルウェー行こうと思ってるんですけど何か行く手段てありますかね?」
おじさん「あるよ。というか俺北欧中心の旅行会社で働いてるから。何でも聞いてよ。」
マジすかー!!!!
おじさん「俺も昔色んな所周ったんだよ。」
色んな話しや質問をさせて頂き名刺を渡そうと思ったらホステルに忘れて来てしまった。
すると逆に名刺を渡してくれ拝見すると…
代表取締役会長…マジすか…。
そして5分後その方の知りあいが地図を持って来てくれる見たいなので待つことに。
二人のおばさん、いやお姉さんが来てくれた。
地図は無かった見たいだが色んな情報を頂いた。
会長「最近若い奴でこんな奴いないから頑張って欲しいのよ。」
「ありがとうございました!」
それからも一時間くらい歌い計二時間色んな人がお金を入れてくれた。
朝に道を教えて貰ったタトゥーだらけのお兄さん!
「スコシニホンゴシャベレマス。」
「ボクハオタクデス。ニホンノアニメダイスキデス。」
いやそのタトゥーで言われても!笑
ちなみに目ん玉にもタトゥー入れてました。笑
ヤンチャな子供達。その辺に唾を吐きまくりで、何してんねん!とか思ったが、
写真を撮ると言うと何やかんやポーズを決めるお茶目な奴ら。笑
途中変なおっさんに何か言われたりもしたが適当に返事するとそれ以上は何も言って来なかった。
宿に戻りお金を数える。
32ユーロ!よっしゃ!!
バスステーションの下見とビールを買いに行くことに。
キッチンでは外国人が英語で盛り上がっている。
会話に入れない…。
自分の部屋に戻りビールを流し込んだ。