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矯正なしで歯並びを良くするトレーニング10!3歳~大人までできること。
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ご存知でしょうか?実は、前歯が噛み合わない(上の前歯と下の前歯の真ん中がずれている)子どもが増えてきています。
「ウチの子の歯並びが悪いのでは・・・」と思ったら、まずとっさに歯科医院に急ごうと考えたママさんもいるのではないでしょうか。
ちょっと待ってください。ただただ、お子さんの口の中に、装置を入れるばかりが矯正ではありません。
キレイな歯並びになるための土台となるのは…鼻呼吸?
まず、噛み合わせの悪さ、歯並びの悪さは、子どもたちの、舌と唇の運動機能の低下を意味しているといわれています。
また、
上の前歯が体の真ん中にくることは、鼻呼吸が関係しています。
下の前歯が体の真ん中にくることは、嚥下(飲み込み)が関係しています。
前の6本がきれいに並ぶ=顎もしっかりできている・鼻呼吸もできている・成人嚥下もできるようになっている=他の歯もキレイに並ぶのです。
そして、呼吸や嚥下に影響を与えているのが姿勢です。
つまり、子どもたちが成長していく段階で、鼻呼吸の獲得、嚥下機能(前のめりで大きな口を開けて食べて、唾液と混ぜて飲み込める)の獲得、正しい姿勢という、3つの行動パターンを見直すことで、歯並びは大きく変わるのです。
歯並びが自然と良くなる魔法10!
1、足踏みができる!
2、口笛の練習!
3、大きな声を出す!
4、ウインクの練習!
5、硬いものを食べる!
6、綿棒で前歯を刺激!
7、大きな口を開けて笑う!全身をくすぐってあげる
8、雑巾がけ!
9、前髪は眉毛より下に伸ばさない!
10、食べる時は、噛む力が強くなる座り方で!
一つずつ見ていきましょう。
1、足踏みができる!
まずはお子さんに足を高く上げて、足踏みをしてもらいましょう。実は今どきの子どもは、けっこうこの足踏みができないことが多いのです。これは体のバランスが上手にとれていないからでしょう。
最初にできなくても練習、練習です。「1、2、1、2…」と楽しくやりましょう。足踏みがしっかりとできるようになると、体のバランスが正され、お子さんの歯並びもきっとよくなるはずです。
足を高く上げて足踏みができるかどうかで、股関節の問題も見えてきます。
2、口笛の練習!
口笛を吹けない子どもが近年増えてきています。吹けないのは、唇の力が弱っていることが原因です。
口笛を吹くことで、唇を動かす、唇の力を鍛える。こうした歯並びを整える力が、今の子どもたちには必要なことなのです。
口笛不能と言うのは、実際には顔面神経の異常からきています。ですから唇の形がおかしいとか、そういった子たちは口笛を吹くことがうまく出来ません。顔面神経の何らかの異常がある訳です。
唇を動かす、唇の力を鍛えるということをしていくために、口笛の練習を楽しくしていくといいでしょう。
3、大きな声を出す!
日本語の発音においては、唇の筋肉を20%ほどしか使わないとされています。
一方で、英語の発音では、日本の約3倍の60%も使うそうです。口笛の練習と合わせて、唇の筋肉を鍛えるために、大きな声を出すことが効果的です。
例えば、DOG!CAT!YES!など、簡単な英語を話させることも良い方法ではないでしょうか。これなら楽しく元気良く!毎日続けられそうです。
これも口元を大きく動かしてもらって発音させること。
これも顔面神経の三叉神経(顔の皮膚や、口の中の粘膜、歯と歯茎の感覚を司る神経)領域、顔面神経との大きな関わりがございますので大きく口元を動かすことは口呼吸の防止にもなります。
4、ウインクの練習!
子どもの顔の筋肉も、じつは歯並びにとても影響しているのです。顔の筋肉を正しく鍛えるために、お子さんにウインクをやってもらいましょう。
どうですか、パチリパチリ、リズム良くできましたでしょうか。片目だけではなく、交互に。このように、ウインクを両目ともさせることで、均等に筋肉を鍛えることができるのです。
片目だけしか出来ない子が多いんです。これは三叉神経と目・鼻・口の同時に成長する発育の問題から来ています。目・鼻・口は中で繋がっているのは皆さんご存じでしょう。だからウインク(顔の筋肉や目を成長させること)で、口の成長にもつながる=歯並びにも関係してくるのです。
5、硬いものを食べる!
お子さんの歯がある程度生えましたら、リンゴなど、前歯でかじることができるものをたくさん食べさせるようにしましょう。例えば、カレーの具も大きめにカットしたり、お肉もなるべく硬いものをよく噛ませましょう。
日頃の食生活の中、よく噛むことを習慣づけることが、子どもの歯にとってはとても良いことなのです。
大きなものをしっかり食べてもらうと良いです。前歯でかじってくれる大きなものを食べさせると噛む回数が上がりますのでこういったものを食べさせてください。
それから、でんぷん質を分解するのは唾液しかありませんので、この唾液の力を上げてもらうためにも噛む回数を上げてあげることが大事です。
6、綿棒で前歯を刺激!
この前歯への刺激は、乳歯が生える前の赤ちゃんの時からも効果的です。
やさしく前歯と周囲の歯茎を全体的に綿棒でさすってあげましょう。綿棒が触れたところにお子さんの意識がいき、バランス良く噛むようになっていきますので、これだけで歯並びはきっと変わってくるでしょう。
緊張性歯根膜反射と言いまして歯に触れてあげるだけ。最初に触れた場所、食べ物を入れた場所から噛み合ってくるようになりますから前歯を刺激してあげることによって、食べる前に箸とかで”ちょん”と刺激してあげることによって前歯から噛むようなことになります。
7、大きな口を開けて笑う!全身をくすぐってあげる
子どもは1日に200回は笑わないと心身の成長に影響があるといわれています。
とにかく、お子さんをくすぐってたくさん笑わせましょう。コチョ、コチョ、コチョ…。簡単ですね。お子さんが笑うことで、腹筋などが鍛えられ、呼吸がしっかりとできるようになるはずです。
このことこそ、歯並びにも良い影響があるのです。それでは今日から親子で楽しく、くすぐりタイム。子どもらしくゲラゲラ笑う。大きな声で笑い続ける。これは子どもにとって、この時期のとても大事な仕事なのです。
いま笑えない子たちが増えているんですけれども、表情筋が全く成長しない子どもたちが多くなっています。ですから、子どもたちには笑う・泣くという動作をしっかりさせてあげてください。
8、雑巾がけ!
両足、両手で地面を感じる力強い姿勢。そうです、四つんばいは、口を閉じ、歯を食いしばる力を強くする姿勢ですので、歯の自然な矯正につながるといわれています。ぜひとも楽しく続けてもらいましょう。(濡れていないタオルで、行ったり来たりするだけでOKです)
四足でしっかりと雑巾がけをさせるというのは目線を上げてもらう練習です。※目と鼻はつながっています。目線が上がると鼻呼吸がしやすくなります。
9、前髪は眉毛より下に伸ばさない!
お子さんの前髪が眉よりも下に伸びていませんか。とくに女の子は髪の毛を可愛さ優先にしてしまうこともあるでしょう。
もし前髪が目にかかっていると、どうしても状態的に目線が下がってしまいがちです。実はそれが唇への圧力になって歯並びを狂わせてしまうことがあるのです。
成長期において前髪を眉毛より下にさげてしまうと目線が下がることになるんですね。ですから行動パターンが非常に曖昧なパターンになってしまいます。
10、食べる時は、噛む力が強くなる座り方で!
最後は、食事の時の座り方です。食事中、あなたのお子さんの足が、イスからブランブランと宙を蹴っている状態になっていませんか?
今回お勧めする座り方には、少しコツがあります。座るときに、お尻を少し上げ、足を踏ん張る姿勢で食べてもらいましょう。
やり方は次の通り。まずお尻の下に丸めたタオル1枚分を敷き、少し浅めに腰掛けます。次に、イスの下(足元)に固い箱を置いて(子どもの足がしっかりとつく高さ)、そこに両足がしっかりつく状態をつくります。このように足を踏ん張る姿勢で食べることで、噛む力が1.5倍にもなるといわれ、歯並びを整えることにとても役立つといえるのです。
食べる時に、足をつかない、それから身体がぐにゃっと曲がった姿勢であると内蔵下垂をおこしてしまって消化不良をおこすと同時に、排便がうまくいかなくなってしまいます。
ですから、まず姿勢を正してもらって食べる姿勢をとってもらうことが大切です。
まとめ
ご家庭で簡単にできることがポイント。こうした生活習慣の改善で、お子さんの歯並びはきっとよくなるはずです。 子どもの永久歯は乳歯の下にだいたい4歳で出来上がりますが、これらの方法は5歳まででしたら十分に間に合いますので、さっそくご自宅で試してみてはいかがでしょうか。
歯並びを含めた口もとの美しさは、全身の美しさと密接な関わりがあります。実際に、口もとのゆがみは、全身の骨格のゆがみを招きますし、逆に、全身の骨格がゆがんでいると、口もともゆがんでくるといってよいでしょう。
お子さんの大切な歯に矯正具をつけることだけが、矯正ではありません。 子どもは成長が早いので、姿勢を正しくするだけで、その結果はすぐ、歯並びや噛み合わせに如実に現れます。
そして姿勢は意識で行動に出るものですから、筋肉に良い方向性を持たせましょう。歯並びの良さを含めたエネルギッシュな表情が持てるよう、お子さんといっしょにさっそく取り組んでみてはいかがでしょうか。
コチラ↓↓は、この10の魔法を多く含んだマルケンダンスです。
楽しくご家族でやってみてはいかがでしょうか。
ー未来歯科 子供の歯のブログより引用・改編
未来からの子育て!大人気・かわべけんじ先生の"親子で元気になる"最先端「子育て」講座。【参加募集中】
未来歯科 川邉研次
1953年、愛知県半田市生まれ。歯科医師として、噛み合わせ治療や顎関節治療において、歯を削ることや抜くことに疑問を感じる。自身の交通事故による顎関節症で整体に通うなかで姿勢に着目。その後、数々の試行錯誤の末、世界初の予防歯科システム「姿勢咬合によるメソッド」を開発。削る治療から削らない治療へ、そして薬の臭いの無い歯科医院を目指し活動する。現在は、口腔内にとどまらず、全身疾患の根本的原因を捉えるトレーニング、解決を図るためのセミナーを積極的に行っている。また、20年以上の長きに渡りホワイトニングの研究・セミナーを続けており、これまでに受講した歯科医師数は、のべ1,700名以上、1,500件以上の全国の歯科医院でその技術が導入されている。著書に、「知っておきたい「最新歯科医療」」、「「身長伸ばし」5分間ダイエット」、「かわべ式 願いをかなえるハッピーノート」、「手相を描けば幸せになれる!」など多数。累計約100万部。
2020年、これまで培ってきたメソッドをまとめた
『かわべ式 子育てスイッチ
〜生まれた瞬間からグングン発達する88の秘訣〜』を上梓。
■「未来歯科」
■「未来歯科 川邊研次先生Facebookページ」
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