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クリぼっちを確実に回避できる方法
昨年のクリスマスが近づく頃に、マッチングアプリをインストールした。20人からハートが来たので、一人ひとりに丁寧に返信したものの全員無視。12月25日の夜、人恋しくなった僕はガールズバーへ向かった。道中、何組ものカップルとすれ違い、嫉妬心をこらえながら何とかお店に到着。サンタクロースに扮した店員が温かく出迎えてくれた。開店直後で他の客がいなかったので、その女性と2人きりの空間になっていた。
こうして見事「クリぼっち」の回避に成功したのである。
ガールズバー
バーの店員とお酒を飲みながら会話を楽しむプラトニックな飲食店。人見知り芸人だったオードリー若林が、女性への苦手意識を克服したリハビリ施設でもある。彼いわく「テーブルをはさむ距離感がちょうど良い」とのこと。
僕が「出会いの場がない」ことを明かすと、サンタ店員は「同級生がいいんじゃないか」とアドバイスしてくれた。そのアドバイスに従って、同級生と再会を兼ねたデートを敢行した。フォトスポットで彼女に「写真、撮ってあげようか」と聞くと、「一緒に撮ろうよ」という100点満点の返答。2週間後に会う約束をして解散した。
間違いなく脈アリ。
店員さん、出会いをくれてありがとう。
しかし、2回目のデートは彼女の急用で頓挫。何度か連絡をとったが、返信は毎回3日後。次の予定を組もうとしても「忙しい」の一点張り。
急速に脈ナシとなった。
店員さん、試練をくれてありがとう。
最近、福岡出張があった。講演で社長は「行動力」の大切さを説いていた。僕はそのありがたいお話に感銘を受け、閉会後にすぐさま国内屈指の歓楽街・中洲のガールズバーへ直行した。これぞ行動力。これこそ、社長の教えをすぐに実践する模範的な社員の姿である。
もうすぐクリスマス。どうやら今年の聖夜も、どこかのお店で可愛いサンタと過ごすことになりそうだ。