『魔物娘と不思議な冒険2』は2000年代ローグライクの同窓会的作品
こんにちは
最近はすっかりローグライク系に時間を割いている者です。
以前投稿した通り、シレン6の方はとりあえず99Fダンジョンを2回踏破したので満足したので、現在はタイトルに書いている通り、もう一つのゲームをプレイしています。
失礼なことながら、インディーズで一人で作っているらしいということを聞いていたので、名前を見たことはあってもプレイしようとは思っていませんでした。
ところが。以前も記事にした『不思議のダンジョンRTAフェス』というイベントの中で、こちらの作品の99Fを踏破する配信があり、それを見てみたところ、予想以上に『不思議のダンジョン』らしいゲームであることを目にして、次の日には購入していました。
『魔物娘と不思議な冒険』の推しポイント
プレイしたことのある人なら分かる感覚だと思うが、グラフィック的には『少年ヤンガスと不思議のダンジョン』(以下ヤンガス)に最も近い。
走った時に出る土煙のエフェクトだったり、絵本らしいというか、『ヤンガス』に存在していた独特の雰囲気を感じる。
ゲームシステム的にも、いわゆる『仲間モンスターシステム』が存在しており、此方は『トルネコの大冒険3』(以下トルネコ3)のポポロに近い。
『ヤンガス』にあった配合の概念は無いので、そこに関しての複雑さはない。また、合体の概念もないので純粋な旅仲間、という感じ。
能力は各モンスターごとに使用してもらうこともできるので『風来のシレン』(以下シレン)におけるモンスタータイプのNPCが一番近いか。
主人公は武器盾は装備出来るものの、プレイ感覚は個人的に『トルネコの大冒険3』のポポロに近い印象をもっている。
というか、装備持ち込みなしで仲間に頼って攻略するダンジョンのプレイ感はまさにそのもの。
現代でこの感覚を味わえるとは思っていなかった私は一人感動していた。
流石にポポロと違い、武器盾があることや、巻物(作中では本)が読めるため、そこまでの苛烈な難易度はないが、それらは自分で縛ればあの『トルネコ3』のプレイ感に近付けることが出来る。
そう、ここまで書いてきてお気付きかと思うが『シレン』『ヤンガス』『トルネコ』とあの頃のローグライクの要素が散りばめられている、やっているだけでどこか懐かしさを覚えるゲームなのだ。
2000年代の不思議のダンジョンの同窓会、という表現を用いた理由はこれ。
グラフィックやモチーフに少し抵抗のある人もいるかも知れないが『不思議のダンジョン』が好きなら間違いなく楽しめる作品だと思う。
シレン6をやって、他にローグライク系を遊んでみたいと思ったならまず遊んでみてはいかがだろう?お値段も良心的だ。
難易度に関しても、カジュアルモードが用意されており、求めるやりごたえに応じて自分で合わせることが出来る。
最後に、個人的な意見だが
『あ、コイツ、ゲイズじゃん』と、元ネタが分かる瞬間が他の不思議のダンジョンを遊んだ時の面白さのひとつだと思っています。