#5:自分の名前にできる官能小説サイトを作りたい

今までかなり理系っぽく、インテリぶった内容で投稿していたのに、 #5 になって急にタイトルの雲行きが怪しくなった。

官能小説との出会い

最近BOOKOFFに行くことが多いのだが、その中に官能小説コーナーがある。
本好きを自称するものとして、「官能小説は読んだこともありません」というのは、ジャンルがジャンルとはいえ、よくないだろうと思い、少し手に取ってみた。

気恥ずかしいものの、いろいろなジャンルがあったし、コーナーとして一角を占めるほど、買う人がいるのだなと思うと、自身の知らないジャンルを見ることも悪くないなと思った。

予想通りえっどい描写もちらほらあるが、文庫になっているだけあって、条件設定や細かいところも充実している。
売った人の性癖が垣間見え、熟女と女教師ものが多かった気がしないでもないが、そういうところに気づくと、少し萎える。

あと思ったより、エロ漫画ライクな擬音としてよく例に出されるもの(「ドピュッッ」や「ビュルル」など)が少なく、読みやすさもあった。

さすがに買うのは躊躇し、戻してしまった。。。


考察

しかし、私はあれで抜けそうにない。
抜けないのだ。

なぜか?理由は主に二つあると思う。

  1. 主人公の名前・呼び方がしっかり決まっていて、没入感がない(自分に置き換えられない)

  2. 男側の喘ぎ声がちゃんと文字に起こされているので、ちょっと気持ち悪い。(「オ"ォ"」「イ"ク"ッ"」等)

これはより大きく、進んだ媒体であるアダルトビデオを見てみるとその違いが明らかになると思う。
VRを用いた一人称の視点では、男優は全く声を発さない。
完全に自身が主体となることを想定したつくりになっている。
(もちろん、ドラマ型のもの等では、声や男優の顔も出ていることはあるが。)

そこでだ。
主人公の名前や、相手のヒロインの名前、出てくる土地・学園の名前などを好きなように変えられる、そんな小説サイトがあってもいいのではないだろうか。

特にこういった方法は”夢小説”として、女性向けに発展しているが、男性向けのものは少ない。
しかし、一定の需要はあるのではないだろうか。

要件定義

まあこんなことを言っても、すぐに実現できる能力もお金もないのだが、ぜひとも作ってほしいなと思っている次第である。
一応要件定義だけしてみようと思う。
会員登録というようなサイトとしての要件定義ではなく、必要な機能だけ抽出してみよう。本物の要件定義とは全く様式も異なるが、温かい目で箇条書きを見てほしい。

  • 基本は小説投稿サイト

  • 投稿者は変更できるポイントをタグなどで指定し、閲覧者は、最初に名前や設定を決めてから読み始めることができる

  • 特に男性向けジャンルをメインとする。


逆に考えるんだ。

こうして要件を考えると、すでにあってもおかしくない気がするのだ。
だってほしいもん、これ。

逆になんで無いのかを考えた方がよさそうだ。

無い理由①やはり喘ぎ声のキツさが拭えない。
 最初の考察でも挙げたように、喘ぎ声はどうしても文字にしなくてはならない。「喘ぎ声フリー」(喘ぎ声がないもの)というような官能小説タグがあったらよさそうに思えるが。

無い理由②そもそも文字を読まない。他の媒体が優秀。
 本離れが強い日本の若者にとって、本をわざわざ読むというのは面倒だろう。
そもそも、AVでもエロ漫画でもいいのだ。わざわざ空想の余地を残す”官能小説”という媒体は、「脳死での自慰行為を妨げ、かといって想像(あるいは妄想)での自慰行為を超えるものではない」というような評価なのかもしれない。


んで、結論は?

まあこれといった結論はないのだが、
「これを見ているエロが好きな大金持ちさん!これ作ってください!アイデア料は"そのサイトのプレミアムプランを永久無料"でお願いします。」
として、占めておこうと思う。頼んだ。

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