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なおのA to Z:【N】name
名前はどの国においても、どの文化においても、その人に帰属する大切なものだと思うけれど、日本語の名前は特に、名前の響きもだけれど、ひらがななのかカタカナなのか漢字なのか、漢字であれば同じ音の文字の中からどれを選ぶのか、その選択肢は無数にあるから、名前の由来を聞くのはとても興味深い。
わたしの名前「なお」は、漢字で「菜生」と書く。
同じ「なお」でも、奈緒とか奈央とか菜緒はパソコンの変換で一発で出るけれど、菜生は変換で候補にも出てこないレアな組み合わせらしい。読み方を聞かれることもある。
なので、手間がかかる名前ではあるが、わたしはこの名前が大好きだ。
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わたしが生まれたのは3月で、場所は南米コロンビアの首都ボゴタだった(たまたま父がボゴタに赴任中だった)。両親は、日本の四季を感じられるようにと、3月の日本を思い浮かべ、「菜の花が生まれる」という意味で「菜生」という名前をわたしにくれた。
だからなのかもしれない。季節の変わり目や、季節を感じることができたときにきゅんとする。過去の日記を見ても、風が変わっただの、空気が変わっただの、季節に絡む内容が多い。
両親から最初にもらったものは命で、その次にもらったものは、多分、この名前。結婚して名字は変わったけれど、下の名前は一生変わらない。大事にしたいな、ずっと。
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