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17.遅れの認知だけがビジョンを作る
遅れの具合、度合い、誤差を自分で把握できるようになると、
ということがわかるようになります。
それこそ気分や不安感やブロックなどによって等身大の自分よりも低く見積もった自分ではなく、
事実としてどのくらいの遅れを持ってことに挑む自分なのか?ということがわかってきます。
遅れを支配することができているということは、未来のプランを確実にその手に握っているということです。
こういう人だけが将来のビジョンを描くことができるわけです。
つまり
です。
そしてこうして生み出されるビジョン以外のビジョンのほとんどが
です。
ネガティブ・ビジョンは、将来のイメージがマイナスだということではなく
『出発地がマイナス』のビジョンのことです。
「車がほしい」「年収1000万円以上になりたい」「多くの人に貢献する」など、
車が欲しくても買えない自分、年収1000万円もらっていない自分、つまり
『現在の自分はダメ』だ、としているので、それはネガティブ・ビジョンとなります。
話が逸れたので、戻します。
遅れを知って何かに取り組むということは、
ということです。
自分が何をどのように、どんな形を生み出すことができるのか?
遅れを含めて何がどうなるのか?ということを把握しているということです。
それは縫製の職人がどこをどのように縫えば、どんな形のものが生み出されるかを知っているのと同じです。
知っていることによって、誤差少なく確実に今ないものを生み出す力。
それがビジョンを構築する力です。
つまりビジョンはイメージでなければ理想図でもなく、
のことです。
建築士が設計図を作るのは、正確なビジョン構築です。
自分が、自分の会社が、会社の取引先が、
どのような技術をどのように取り込み、使い、構築していくか、
デザインから最終施工までどのくらいの遅れがあるか?ということを知っていることで、確実な未来(建築物)を生み出すことができます。
です。
ビジョンを現実化できるのはそういう人だけです。
ビジョンを描きたければ、まず自分(たち)が何をどのように生み出すことができるのか?を確実に、慎重に知っておく必要があります。
必要がありますが、それだけでは不十分です。
ビジョンを確実な形にするのは、それを生み出す力とともに
遅れは、自分で生み出される時間的差と、読み違いの誤差があり、
これは自分の生み出す力に入れて検討します。
それ以外に、自分ではどうにもできない
に注目します。
現実はビジョンや目標によって決まるのではなく、
内側の世界(自分)と外側の世界(自分以外の何か、誰か)とのマッチングによって決まります。
このマッチングをスムーズに成立させるために、
ということです。
例えば僕はセミナー活動をしていますが、セミナーがいつもの通りうまく進むとは限りません。
どのような外的影響によってセミナーの遅れが早まるのか遅まるのか?ということを知ろうとすることです。
外的影響が起きても、セミナー時間内にセミナーを作り上げることができたとしたら、
そしてそれがセミナーを行う前からのイメージ像やプランと一致していれば、ビジョンは成功ということです。
僕自身は、ビジョンは必ずしも必要なものではないと考えていて、
それでもビジョンを構築するのであれば、
遅れとの関係を明確にすることだと思っています。
前話:16.世には「遅れ」がある
次話:18.遅れの誤差を埋める
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