1日3食は胃腸が疲れてしまう!
1日3食の弊害として、最初に挙げられるのは、胃腸を始め内臓が休む時間がないということ。
人体において、食べ物が胃の中に滞在する時間(消化するまでの時間)は平均2~3時間、脂肪分の多いものだと、4~5時間程度である。
また小腸は、胃から送られてきた消化物を5~8時間かけて分解して、水分と栄養分の8割を吸収し、大腸は小腸で吸収されなかった水分を15~20時間かけて吸収する。
ところが、1日3度食事すると、朝食から昼食までの間隔は4~5時間、昼食から夕食までの間隔は6~7時間程度となり、前の食事で食べたものが、まだ胃や小腸に残っている間に、次の食べ物が運ばれてきてしまう。
すると胃腸は休む間もなく、常に消化活動をしなければならなくなり、どんどん疲弊していく。
しかも、年齢を重ねるにしたがって、消化液の分泌が悪くなり、胃腸の働きも鈍くなる。
すると、ますます消化に時間がかかるようになり、胃腸も疲れやすくなる。