日本人の1/5しか運動していない!?
WHOは成人の1週間の適切な運動時間を、150分としている。
週に5日としたら、1日30分は運動すべきだということ。
統計によると、アメリカでは人口の1/3が週150分以上の運動をしているが、日本やアジア諸国では1/5しかしていない。
医学雑誌で男女を8年間にわたって調べた、運動に関する研究が発表されたことがある。
ジョギングを強度、ランニングを最強度とし、日常的に運動をする群と、全く運動をしない群を比較したところ、1日15分でも中等度以上の運動をしていた人は、寿命が3年長くなった。
また、運動していた群の死亡率は、していない群よりも14%の低減が見られた。
この研究の面白いところは、運動強度と時間を明らかにしているところ。
軽めの運動であれば、15分追加されるごとに、死亡率はさらに下がり、ガンによる死亡率も脈絡血管系疾患も糖尿病のリスクも下がった。
最終的には1日の運動量が90分程度でプラトー(停滞)に達し、それ以上運動しても健康へのプラスの影響はなくなる。
また、最強度の運動であれば、1日40分でプラトーに達している。