断定するとき
日常会話の中でもなるべく断定を避けている人は多いでしょう。
例えば、「明日の試合は勝ちます」と言い切るよりも、「勝つつもりで試合に臨みます」とか「ベストを尽くします」と含みを残しておく方がリスクは少ないです。
ただし、こうした言葉に含まれる微妙な逃げや保険には、みんな敏感に察知します。
そして一旦「逃げている」とか「ごまかしている」と思われたら、もうおしまいです。
貴方の言葉に説得力を感じる人は、ほぼ皆無になります。
それでは、どうすれば断定という刃を使うことができるのでしょうか。
やはり、論理です。
断定する箇所の前後を、しっかりとした論理で固めるしかありません。
どんな正論であろうと、どんな暴論であろうと、強く断定してしまえば条件反射としての反発は当然出てきます。
そして、もしも文章のなかに論理の破綻した箇所があったら、読者はその一点を総攻撃してきます。
だから断定を使った文章は、いつも以上に論理の正確性が求められます。
特に断定した箇所の前後2~3行には細心の注意を払うことです。
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