考えた時に無意識に出るクセ!

自分自身や自分の周りに、「考えた時は口元に手を当てる」とか「言葉に詰まると眼鏡を直す」といった様々なクセのある人はいるだろう。

これは、セルフタッチといい、自分を守り安心させるための自己動作になる。

無意識に出る動作なので、自分自身では分からないものある。

しかし、相手のセルフタッチは、しばらく観察していれば気付くはず。

この時、相手が自分のどこを触るか、もしくは何をするかを確認する。

そのセルフタッチに深く関係する箇所が、その人にとって一番感情が現れやすい部分だと判断できる。

実はセルフタッチには2種類あり、ものすごく緊張している場合と、ものすごくリラックスしている場合とに分かれる。

両極端なのに、セルフタッチそのものは一見同じなので分かりづらいが、これは人間の体の機能と関係している。

人間には、ホメオスタシス(生体恒常性)機能が備わっているため、テンションが上がりすぎた場合はそれを下げるホルモンが分泌され、精神を落ち着かせようとする。

逆に、落ち込んだ時は、アドレナリンが分泌されて引き上げようとする。

常にニュートラルの状態を維持しようと、不安になった時はセルフタッチによって自分を落ち着かせようとするし、リラックスしている時は安心している結果として反応が表れるわけである。

もし、日常生活で相手のクセを発見した時、それは自分を落ち着かせるためのセルフタッチで、決して口には出さず、心の中で「今この動作はセルフタッチをしているんだな」と思っておくといいだろう。

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