人間は温かみが大切!
補償効果というバイアスがある。
たとえば、実際には全く関係がないのに、子供がいる女性はいない女性に比べて、温かみは感じるけれども有能さに欠けると判断されやすくなる。
ところが、子供がいる男性は温かみがあると思われるうえに、なぜか有能だという印象を持たれやすい。
仕事においては、有能さは当然大事だが、温かみがなぜ必要なのかを考えてみよう。
無能で冷たい人よりも、有能で冷たい人の方が怖いと感じる。
敵として考えると、頭の悪い敵のことは何とも思わないが、頭のいい敵はとても恐ろしい。
つまり、人として信用できる存在であるというアピールをきちんとしないと、有能であればあるほど怖い敵になる。
そのため、冷たい有能な人と思われると、上司から目の敵にされる。
なので、温かみはあなたの敵ではないですよ、あなたに危害を加えませんよ、という安心感を与えるために必要だということである。
有能さとセットにして安心感を与えることが大切なのである。