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退職代行会社に対する、求人をつくる人からの意見
まず前提として、退職代行会社は存在すべきだし、サービスとして(基本的に)問題ないと考えています。また利用される方も、嫌になったら辞めるのは当然の権利です。
そのうえで「退職代行会社の使いどころは考えたほうがいい」というのが、私の意見です。
昨今の退職代行会社に関するニュースを見ると、ブラック企業を辞めるために使うケースもあれば、入社数日で「なんか違った」と使うケースなど、さまざまです。
本人の自由なので、私がとやかく言う立場にありませんが、基本は本人の口から退職を言うのが筋だと考えています。
というのも、もしかしたら転職先の取引企業が前職の会社になるかもしれません。前職の仲間が別の会社に転職して関わりを持つかもしれません。転職先と前職を比べたら前職の方が良く、戻りたいと思うかもしれません。
このとき、退職代行を使って一方的にやめた人をどう思うでしょうか?取引先ならできるかぎり取引したくないですし、出戻りも歓迎されないでしょう。
であれば、自分の口から説明し、円満退職したほうが絶対に自分にとってプラスになります。
逆の立場になれば分かりやすいと思います。同僚がいきなり出勤しなくなり、退職代行会社から「Aさんは退職します。即日、対応してください」と言われたら、どうでしょう。
「いや、引き継ぎとかどうすんの?」「途中になっている仕事は?」と憤るはずです。そんな人と関わりは持ちたくないし、取引先としても信用できません。
辞め方は巡り巡って自分に返ってくる可能性があります。
とくに最近は「アルムナイ採用」という、卒業生(退職者)を積極的に採用する活動(出戻り)や退職者とつながり続ける施策が、さまざまな会社で実施されています。
今後、アルムナイネットワークは転職やビジネスで重要な役割を果たすのは間違いありません。
ただし、退職したいのに会社が無理やり引き止める、賠償金など横暴な論理をかざしてくるなど別です。話が通じない相手とは関わってはいけません。どんなに誠意を尽くし、引き継ぎをしっかりやって立つ鳥跡を濁さずでも、彼らは自分のことしか考えないからです。
その場合は退職代行を使い、後腐れなく辞めるべきです。
以上のように、無理な引き止めがないかぎり、自分の口から退職を申し出たほうが自分のためになります。退職代行を使う前に、その後のことまで考えてみてはいかがでしょうか。
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