松のやで再考する東京について
あれほど嫌っていた東京も、いざ人に理由を聞かれると、答えに困った。結局人混みが嫌いという理由以外ないんじゃないだろうか。
東京からしてみても、「人混みのことは嫌いでも、東京のことは嫌いにならないでください」と言う感じだろうか。
話終わって、ふとしたタイミングでもっとこう言えば良かったと、勝手に考えだしてしまうものだ。だいたいそんなもん。
松のやでチキン南蛮を食べていると、東京の思い出が走馬灯のように思い出される。せっかくなので、ここに書いておく。
食事の満足度が低い
地方
飲食店は店内に和やかな空気が流れている。客としてもなんだかゆったりと食事をすることができて、満足度も高い。店員さんも生き生きと働いている人が多いように感じる。
東京
東京は違う。本当に忙しいかどうかは不明だが、とにかく忙しくしている。大量の情報や人が流れていて、なんとなく忙しいような気持ちになってしまっているように感じる。
店内になんとも言えない居心地の悪さが充満している。料理が提供されるまでの間、ぼーっとしていられない。スマホで何かをしていないといけないような気持ちになる。食事もノンストップでしないといけない。完食したら早く会計をして出ていかないといけない。そんな気持ちになってしまう。
食事の満足度がかなり低い。食欲が満たされるだけだ。
店員さんに怒っている人がいる
地方でも0ではないだろうが、東京は特に多いと思う。人が多いのと、悪い出来事は印象が強く残るからだとも思う。
ただ、一度出くわすと最悪な気持ちになる。なぜ、食事をしにきていて、そんなにも怒っているのか。もう店に入る前から怒っているのでは?店員さん関係なしに、怒りをぶつける矛先を探していたのでは?謎である。
電車で人の感情が入り込んでくる
イライラしている人を目の当たりにすると、その人の感情がかなり流れ込んでくるようで、少し驚いてしまう。普通の中年の女性が、ほんの少し肩が当たった時に、条件反射のように振り払う。そんな光景を見かけると、怖さを覚える。この人は大丈夫なのだろうか。そんなにしんどい思いをしてまで、電車に乗らないといけないのだろうか・・・
東京ルール
新宿・渋谷・原宿・池袋には二度といかない。
いかないと言っても遊びに行くことなんて基本的にない。行くとしたら、飲みに行く時だ。そのエリアで開催される飲み会には最初から参加しない。友達ならそこ以外にしてもらっている。
どうしてもダメなら、もう行かない。そこで飲むと1週間寝込む勢いで、疲れるから。
ニッチが好き
どうやら、ニッチが好きなようだ。ニッチは建設用語で、壁と壁の間のスペースを指すらしい。
東京の好きな場所
そうは言っても好きな場所はある。(あった)
Cafe inno (調布)
地下1階にあった、カフェだ。駅から少し外れていて、人が少ない。店内には巨大なクマがいたり、本棚にファーブル昆虫記が置いてあったりする。こんな所誰もこんやろうなと思うと、最高に高まる。
しかし、すでに閉店してしまった・・
TSUTAYA BOOK APARTMENT (新宿)
新宿にあった、グランピングみたいなブックカフェだ。新宿で唯一、安らげる場所だった。たまに意識高い系?の人が大声て横文字を並べながら会議していた。でも、ほとんどが落ち着いた空間になっていて、広々しててよかった。
そして、閉店してしまっている・・・
傘をささなくても済むこと
地下通路が発達していて、結構行ける。都会に潜む野生動物になったみたいで、なんかそれはそれで良い。
将来の展望
「海の見える家で、猫と暮らしたい。冬は焚き火をして過ごしたい。」
結論
住めば都