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訂正が少ないライターは良いライターなのか?

美容系ではないわたしが、美容系のメディアに書くことになった。ぶっちゃけ応募したときは落ちると思ったけど(経験値がないので)、編集長の優しさのおかげで書けている。ありがたい。

赤が入るから悪い記事なのか?赤が入らない記事は良いのか?

ライター歴もそこそこ長くなり、過剰な自信は持たなくても良いかとは思うものの、自負は持っている。

プロのライターだ、という自負

ライター歴が1ヶ月であっても半年であっても10年であっても、ライターとして仕事をするなら、お金をもらうなら、プロとしての自負は持つべきだと思っている。

でも、自負と自信は違う。

ライターとしてそこそこご飯が食べれている自信もあり、どこかで「ライターとしてちょっとは長いのだし、赤(訂正)がたくさん入るのはクライアントに失礼だ、良くない」と思っていた。

赤が入らないからと言って、良い記事ではない

「Webメディアに力はあるのか?」

そう言われたら、答えに迷う。
そんなに力がない、という方が正しい。
記事になったからと言ってバズるわけじゃない、みたいな感じ。

先日、「赤が入らないことで、自分は腕の良いライターだと思ってしまった人が、別のメディアで赤を入れられてライターとしての自信が折れてしまった」と聞いた。

赤が入らないのはいろいろな理由がある。
付き合いやすい取材先として取り上げてもらうため、編集者の時間とお金をかけて修正するバリューがない場合など。

赤が入るからと言って、悪い記事なわけではない

自社のメディアにライターの色を合わせる必要があれば赤が入る。
まだ書き始めのメディアだと色が合わない、だから修正の手間も多い、それは当然。

ここは相性の話でもあるし、腕云々だけの話でもないんだよな。

先日、テストライティングに挑んでいた案件に落ちた。
丁寧に「あなたのライターとしての良いポイント」を教えてくれた。
第三者からの褒めポイントはちゃんと受け取っておきたい。(後腐れないような気遣いをしているのがすごいなと思った)

とは言っても、赤が入れば凹む

となっていたのも何年前か。
今は「あ、すみません!テイストがまだ掴めなくて!」と思って、淡々と修正している。

「文章の修正は、あなたの人格を否定しているのではありません」と編集長が言っていたメディアに応募し、今もお世話になっている。

「文章の修正は、あなたの人格を否定しているのではありません」

当たり前だと思っていても、凹んだときに思い出したい。


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