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ライターは経験値が活きる仕事だ
37歳くらいで本格的にライターになったので、今思えば「おばさんになってからライターとしてデビューしたなぁ」って思うことがある。
できることがなくて消去法でライターになったけど、今でもご飯食べさせてくれる仕事であるし、何より「やりたいことがないわたし」には最適。
テーマが与えられる。
その与えられたテーマをもとに、できる限りの最高の記事を書こうとする。
最高の仕事だ。
上司の上司はスパイだった
昔いた会社はジョブローテーションがない会社だった。
経理になったらずっと経理。
営業だったらずっと営業。
そんな中で国内営業→国際営業(韓国担当)ISO→環境→設備管理・・・
と10回以上部署が変わった異例中の異例な人だった。
仕事で他部署の人に会うたびに「お前今どこにおるん?」とよく聞かれていた。
その中で、「俺の言う成果を出すんだったら、お前が何時間サボっても文句言わねーよ」という上司がいて。
まぁその成果がまぁまぁ厳しいんだけど、「やれ。責任は俺がとる」というスタンスだったのでめちゃくちゃ安心して仕事ができた。
そのときは新設備の導入や新工場設立の仕事をしていたので、上司や業者と一緒に屋根に登ることもあった。鈍臭すぎて、「一番遅い奴が一番先に登れ」と言われて、震えながら10mの垂直梯子を登ったりした。数百度の蒸気が立ち込める煙突の異臭の原因を突き止めようとかしていた。
そんなとき、上司が「俺の上司はすっごい身のこなしでな。陸軍中野学校の出身だったんだ。要するにスパイな。」
陸軍中野学校は、大日本帝国陸軍の情報機関の一つで、諜報や防諜、宣伝など秘密戦に関する教育や訓練を目的とした軍学校である。
聞くと忍者みたいな身のこなしだったらしい。
スパイとか忍者って漫画とか映画の中だと思ってたのに、こんなに身近にいるのかよって笑った。(まぁ実際会ったことはないけど)
経験値は雑談で活きる
上司の上司がスパイだったという話は、面白雑談として活きる。
まぁ出すところもそんなにないけど。
実は最近詐欺に2回あっているため、周りから「お前ネタ多いねん!!」と突っ込まれている。
この前、ハロワに行ったことがあるかという話になり、奈良に住んでいたときにリーゼントがバチくそにキマったおじさんが相談相手になってくれた話をしただけで笑われた。
(正確に言うとリーゼントだけでなくポンパドールがキマッていた)
「何もないんです」という人にも会うけれど、30年以上生きているんだったら、何かしらネタあるはず。自分で気づかないだけだから、誰かに話して気づくのもアリだと思う。
自分のことって自分で気づきにくいから。
他者を介して自分を知るのはアリだし、そういう意味では人と接し続ける必要があるんだよな、ライターって。
ライターをしていると、「WEBで完結するし、引きこもりで仕事をしている」と思われがちなんだけど、実はそうはいかないのがライターという仕事。