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【1分でわかるミニ記事】レーザーの秘密

みなさんはレーザーという言葉を一度は聞いたことがあると思います.

レーザービームやレーザーポインタなど,今となっては当たり前の技術として身の回りにありますね.

しかし,このレーザーというものが一体何なのか?電球や蛍光灯とは何が違うのか説明できる人は少ないのではないでしょうか.

今回はそんなレーザーの知られざる実態についてサクッとみていこうと思います.

レーザーとは

誰もが当たり前のようにレーザーという言葉を使いますが,実は誘導放出による光増幅放射(Light Amplification by Stimulated Emission of Radiation)という言葉の頭文字をとった略後になります.

略称なのでLASERと書きたいところですが,今では小文字のlaserが定着しており,みな略語であることに気づいてもいません.

さて,そんなレーザーは一体他の光と比べて何が違うのでしょうか.

レーザーの特徴

レーザーの原理は他の回に譲るとして,まずはレーザーというのはどういうものなのか,見ていこうと思います.

まず私たちが感じてる光にはさまざまな色が含まれていますね.この色の違いというのは光の波長の違いによります.青い光は赤い光よりも波長が短く,さらに短くなると紫色に,そして紫外線へとなり目に見えなくなります.

日常生活で享受している太陽の光は紫外線から赤外線まで幅広い光の寄せ集めで,その中に紫から赤までの目に見える光(可視光)も含まれています.可視光をおおよそ均等にざくっと混ぜると白色になるんですね.

それに対してレーザーは基本的には単一波長の光といわれています.つまり,赤なら赤の波長の光,青なら青色の波長の光のみを取り扱っているといえます.

また,レーザーの特徴として,指向性があるのも重要です.太陽にしても電球にしても光は四方八方に広がっていますが,レーザーはポインタにも使われるように一方向に進む光です.

レーザーの利用

レーザーは非常に多くの用途に使われています.
例えば,冒頭にあげたレーザーポインタはおなじみですが,他にも以下のような

  • 金属などのレーザー加工

  • 医療用のレーザー手術・患部の観察

  • 車の自動センシング(LiDAR)

  • 顕微鏡

  • 原子の冷却

身近な産業から医療,そして最先端科学を支える技術としてレーザーは重宝されています.

最後に

今回は,普段私たちが使っている身近なレーザーとはなんなのか,簡単に紹介しました.意外と奥の深い物理の世界だったことに気付いたと思います.

次回は,もう少し深堀してレーザーの原理についてみていこうと思います.

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