動画資本論から考えるnote記事のリメイクについて
noteやYoutube,Podcastは旧ツイッター(X)やインスタグラムと違い,ストック型のコンテンツといわれてます.その割には,日々コンテンツを出し続けなければ認知されないという矛盾するかのような状況が起きています.
そのため,Youtuberや一部の熱心なnoterのみなさんは毎日投稿を欠かさないという非常にハードなアウトプット活動を行っています.
一方で,普段会社勤めしている身からすると,毎日投稿することは常人には考えられないのが現実でしょう.私自身,毎日どころか週2,3回の投稿ですら,ギリギリでやっています.
さて,そんな中,少し前から言われているのが,「動画資本論」という考え方です.
動画資本論とは
岡田斗司夫さんがYoutubeの中で発信しているのでご存知の方も多いと思いますが,過去の動画資産を再度投稿すればいいじゃん!という考えです.
過去に投稿し見られなくなった動画でも,再びタイムラインに流せば,見てくれる人がいるだろうという考えです.
つまり,何も加工しなくても再度タイムラインに流しさえすればよい,それに少しだけ,現在の考えなんかを動画の冒頭か最後に付け加えれば,それだけで新たなコンテンツとして生まれ変わるということですね.
これは現実的にコスパが良く,高いクオリティの作品を作る人であれば容易に真似できる方法です.この考え方はYoutubeだけでなく,noteでも同様に応用することが可能だと考えられます.
そうはいっても,過去のnote記事をそっくりそのまま投稿するのは芸がないとも言えます.クオリティが高い記事を書ける人ならともかく,私のような一般人ではただ楽してやる気のない奴と思われても仕方がありません.
そこでもう少しこの状況を深堀してみると,少し解決の糸口が見つかるような気がしてきました.
テーマ選びとライティング
noteを一つとっても様々な形式があります.
けんすうさんのメソッドを引用すれば,記事はインフォメーション(情報提供),オピニオン(意見),デイリー(日常)の3種類に分類されます.
私もnoteを始める前にこれを読んで,基本的にインフォメーションの割合を減らさずに頑張ろうと考えたものです.最近はオピニオンの割合も増えてきてしまいましたが,基本土台は情報提供に徹したいと思っています.
noterによってもさまざまですが,ここではインフォメーションをベースに投稿する人をメインに考えてみます.私も含め情報発信をメインにする場合,重要なポイントはテーマ選びとライティング(執筆)かと思います.
どちらも大変なんですが,常に頭を悩ませるのはテーマ選びではないでしょうか?
ライティングはどちらかといえばクオリティに直結する要素ですが,これは一朝一夕には改善しないので,日々の積み重ねが大事です.
一方,テーマ選びは答えがないので,悩み始めたら止まりませんよね.テーマ選びはこのnoteアカウントとしての活動自体に関わってくるので,全然違う分野の投稿がしたいのならば,一回きりにするか覚悟を持ってそちらに舵を切る判断も必要です.
ここで現状を振り返ってみると,以下のようになります
過去の記事のストックはあるがクオリティはそれほどでもない
これまで通り投稿継続したい
テーマ選びは楽にしたい
記事のクオリティは上げたい
動画資本論に立ち返ってみると,note継続に対してテーマ選びとライティングを分離して,過去の記事のテーマ自体はストックされていると考えたらどうでしょうか.
つまり,過去記事のテーマはそのままに今の自分のスキルで新たな記事を書くことができれば,テーマ選びに悩まずクオリティを少し向上させて,過去に埋もれた記事を復活させることができるとも言えます.
クオリティはちょっと向上を目指す
実はここまでの言語化してはいませんが,過去にリライト記事について投稿したことがあります.
しかし,このとき書き直すならクオリティを上げなければならないと強く思ってしまいなかなか筆が進まないという事態に陥りました.
誰に頼まれたわけでもないのに自分で勝手にハードルを上げてしまうということは,皆さんもあるのではないでしょうか?
ただ,これまで数年間noteを続けてきて,自分の中では新しい答えが出ています.
それがミドルクオリティ戦略です.クオリティは上げすぎてもダメだし,それでもやっぱりハイクオリティの方がいい,そうはいっても現実的に継続は厳しい…
それならば継続できるラインで,ちょっとだけでもクオリティを上げて頑張ればいいじゃないかという小学生でもわかりそうな結論に至っています.
そういうわけで,素晴らしいクオリティの記事ができるかはわからないけれど,過去に埋もれたテーマを掘り起こし今の自分なりの考えで書き直してみるという記事をこれから書いていこうと思います.
最後に
長々と書いてしまいましたが,意外とnoteの継続が難しいよ~と思われている方は多いのではないでしょうか.
もし,そんな悩みがある方で同じような情報発信をしている方がいたら,テーマだけ資本として蓄えていくというのはどうでしょう