見出し画像

最終検査

旦那の大腸癌に向けての最終検査。胃カメラをした事ないと言う事で、胃カメラをする事になった。当日何も食べずに病院へ。
胃の中が空っぽなので、貧血と低血糖らしき症状でフラフラしながら検査。
検査直後に糖分注入!
フラつき解消。
胃カメラを終了し帰宅。

翌日、肛門から造影剤を入れて撮影のため、前日夜から下剤を飲み、朝食を食べずに病院へ。
またまたフラフラ状態で検査。
検査だけで病気が悪化しそう。

検査結果は直ぐに出て、担当医と結果を見ながら手術へ向けての話。胃カメラの結果、胃に転移はないとの事。そして肛門から造影剤を入れた撮影で、詳細な腫瘍の状態が分かった。
5cm程の大きな腫瘍で便がかなり通りにくくなり、便秘や下痢の原因になっていたそうだ。
便が通る幅は1cmくらいになっていた。また、リンパに転移はなさそうだが、何ヶ所か腫れてるような部分があるので、もしかしたらリンパに転移が有るかもとの事だった。リンパへ転移があればステージ3になり、化学療法をするようになると言われた。

医師の説明を聞きながら、パソコンの画像を見ながらマウス操作で腫瘍の大きさも測れると言うのを見て技術の進歩に驚いた。
私自身8年前に卵巣癌の手術をしたのだが、当時はそんな事はしてなかった。と言うより多分そこまでの技術が進歩してなかったのではないかと思う。

旦那の癌はS字の所、肛門に近い大腸になるらしく、そこにできた腫瘍の周りを切除した上部と肛門を繋ぐようになるそうだ。
入院は早くて2週間くらい。旦那の場合は糖尿が有るので様子を見てと言われた。

旦那は人工肛門になるんじゃないかと心配してたようで、医師に聞くと場所的に肛門に近いので、もしかしたら治療の少しの間、人工肛門になる事もあるかもしれないが大丈夫だと思います。と言われ安心していた。

私は自分自身がなった経験があるので、術後腸閉塞にならないか気になり、医師に聞くと、開腹手術なので絶対ならないとは言えないが、ならない方の方が多いと言われた。

取り敢えず聞きたい事は聞けたので、後は医師にお任せするしかない!と、旦那と二人で「宜しくお願いします」と頭を下げて帰った。

定期的に検診してても見つからない人もいる

最終検査を終え帰宅したら、母の友人が来た。その友人は旦那もお世話になってるので、ご挨拶に行った。その時、大腸癌で手術をする事を伝えると、その方がされてるNPOに参加されてる年配の男性が、今年の4月に大腸癌で亡くなられたのだが、その男性は毎年検診を受けていたにもかかわらず、癌が見つかった時末期だったと言われた。
検診と言っても癌検診ではなく、きっと健康診断だと思う。それでも毎年という事は身体には気をつけられていたのだろう。

それに比べ、うちの旦那は10年程前に町医者で糖尿と診断されたのに、2回ほど病院に行ったきりで、食事にも気を使わず、運動もせず、コーラやジュースの大きいペットボトルを1日1から2本を飲む生活を続け、健康診断は1度も行ったことがない。それなのに熱中症がきっかけでステージ2の大腸癌が見つかったと言う幸運。

熱中症で入院して糖尿病発覚で治療してきた中で、医師に1度も腫瘍マーカーの数値の事を言われなかったけど、9月の終わりに下血で外来で行った時に初めて腫瘍マーカーの数値が基準より少し高いと言われたのだが、何故それまで何も言われなかったのが気になり、外科の医師に聞くと、血液検査は治療中の病気に対して必要な物だけ検査項目に入れるらしく、腫瘍マーカーを毎回検査はしてないと言われた。
なので、下血して外来にかかった時に内科の主治医が気を利かせて検査項目に入れたらしい。
それを聞いて、内科の主治医に本当に感謝した。(内科の主治医は転勤で別の病院に行ってしまった)

とは言え、癌で有るには変わりない。何が起きても旦那を支える覚悟で、手術を見守らねば!
明日から入院。いよいよだ!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?