あなたがTOEIC800点を超えられない3つの理由
1、基礎文法が理解できていない
私の個人的な経験ですが、TOEIC800点を取ることができなかったときは基礎の文法知識が欠けていました。その文法知識が欠けている以上、TOEICでは700点代が続きました。
また、TOEICで高得点を取るためには、TOEIC頻出傾向にある特有の文法知識を知っておかなければいけません。そしてそれは、アメリカの中西部に住んでいる現在でも日常会話に非常に役立っている知識になっています。
なので、TOEICでは文法知識を絶対につけましょう。
特に、英文法の超基礎にもかかわらずほとんどの日本人英語学習者が知らぬうちに英語学習を進めている、「品詞」「第五文型」についての学習は必須です。なぜこの場合は形容詞を選ぶのか、名詞を選ぶのか、文章の意味を理解するのも、品詞と第五文型の理解がないと知識が定着しません。
品詞は日本語でも理解している人が多くありませんので(過去の私です)、言語を話す以上はぜひ知っておきたい知識です。
あなたが800点超えできる文法学習方法
800点を超えられるようになったのは、「TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問」を5往復以上してからです。
こちらの本は、TOEIC頻出の文法問題が1,000問以上記載されています。
TOEIC700点代の私がこの教材を解いてみたところ、見事に半分以上間違えていました。何度も何度も解いてもやはり間違えていたのです。ということは、その文法知識を理解していなかったどころか、その知識を取得する必要があること自体知らなかったのです。
まだ、日本にいたころはフルタイムで働いていたので、朝の通勤時間、夕方の帰宅時に駅待ち時間、電車内バス内での移動時間にアプリで勉強していました。AI英語教材 abceedというアプリです。有料会員になると、その機能が使い放題になります。忙しいビジネスパーソンにも、毎日家事やパートタイムで忙しい主婦にも、通勤で何かとまとまった時間が取れない学生さんにもおすすめできるアプリです。
しかも、間違えたところだけが表示される機能もあるため、自分の苦手な所を何度も何度も繰り返して練習することができます。回答を覚えてしまうこともあるので、間違ったところが正解できるようになっても、また1,000問を解き始めると何度も間違える箇所が見えてくるのでその箇所を重点的に復習します。
回答を覚えきってしまったさいは、abceed内の他の文法教材で文法知識を習得していきます。特急シリーズがおすすめです。ほとんどのTOEICの文法練習問題教材にはとても丁寧な解説が記載されていますので、解説を読めば知識が定着していきます。
2、TOEIC頻出の単語、発音を理解できていない
2つ目はTOEIC頻出の単語、その発音を理解できていないことです。
TOEICのリスニングでは、アメリカ、カナダ、オーストラリア、イギリス英語話者がスピーカーとして登場します。
アメリカ英語に慣れている私のようなものにとっては、オーストラリアとイギリス英語発音の聞き取りに苦戦し、リスニングでは点を落としました。
例えば、Scheduleという発音はアメリカ英語とイギリス英語では異なり、衝撃を受けたことを今でもよく覚えています。
イギリス発音 /ˈʃedjuːl/
アメリカ発音/ˈskedʒuːl/
また、単語を知っていないのは論外です。単語を知っていないと文章自体が理解できず、リスニングでは理解できない文章に頭が持っていかれて、次々と流れる音声に集中できなくなってしまいます。
難しすぎる単語は別として、TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)に記載されている単語・熟語・フレーズは覚えるようにしましょう。
また、本もありますがabceedの会員になれば無料会員でも特急シリーズの問題を解くことができます。しかも本書と同様に解説もついていますのでかなり役立つかと思います。
これらの特急シリーズの本は何周も何周も、内容を覚えるくらいまで解くことを目標に毎日少なくとも数ページずつ進めていきながら学習をしていくのがよいです。なぜなら、「忘却曲線」の原理でいくと、人の脳は1日経つとその7割以上を忘れてしまうからです。1週間後には8割近くのものをすでに忘れてしまうと言われています。
そのため、復習に最適と言われている周期があります。4〜5日毎に復習をすると記憶の定着率があがるそうです。1週間に1〜2回というところですね。月曜日に学習して間違えたものを金曜日に復習するという具合です。
それらの原理も考慮して、単語帳にはその単語を間違えた日を書き込んでいくといつ復習するべきか見やすくするのもいいですね。
単語帳の使い方は、著者によって冒頭に丁寧な説明があります。ネットに散らばる単語の覚え方をググるよりも、TOEICのプロによる単語帳の使い方を参考にした方がよいです。
推奨されている方法としては、理解できた単語と理解できない単語を分けて、理解できない単語を重点的にやる方法です。
単語の意味や使い方は多くありますが、まずは単語を見てパッと日本語が出てくるか、またはその逆で日本語を見たらパッと英語が出てくるかの基準を以て、さくっと単語学習を進めます。
いっこの単語が持つ複数の意味や、単語の使い方も気になりますが、まずは単語の意味やコアイメージがわかるかどうかです。
ひと通り単語のイメージが定着したら、熟語やイディオムなど、次のステップに進むと効率的に単語学習が進みます。
また、単語を学ぶさいは必ず発音も学びます。多くの単語帳は音声がついています。音声はネイティブのものがよいです。音声を聞いて発話する、これまでがセットです。単語帳の冒頭に音声の使い方も丁寧に説明があると思いますので確認してみましょう。
音声を理解できないと、リスニングで不利になります。単語帳で習った音声は次の3で説明のある過去問を解いていくさいに出てくると思いますので、間違えたり聞き取れなかったりすることで復習をすることとなりもっと理解が深まっていきます。
3、過去問を解いていない
3つ目は過去問を解いていないということです。
私のような凡人は、やはり人より数倍の努力をしないと普通の人に追いつけません。
TOEICが600点だった頃は、TOEICの過去問に取り掛かることにかなり抵抗がありました。なぜだかはわかりませんが、理由のない根拠により過去問をしませんでした。
しかし英語学習に必要な一般的な単語帳、文法書だけでは600点から抜け出せなかったのです。自分の何が悪いのかわからず、600点〜700点代をさまよっていた頃に、TOEICの主要教材である「特急シリーズ」に出会いました。
特急シリーズは薄くて軽く、小さいので通勤時や隙間時間に勉強するのにちょうどよかったので、TOEIC関連の教材を使い始めるのにちょうどよい初めての教材となりました。
いちばんポピュラーな、
TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)を購入し、それからTOEIC L&R TEST 900点特急 パート5&6 (TOEIC TEST 特急シリーズ)を購入しました。
メルカリで安く売られていたりもするので、入手しやすいと思います。
それらの特急シリーズを解くのに慣れてきたあと、やっとTOEICの過去問を始める心の準備が整いました。理由はわかりませんが、なんとなく、過去問を解きたいなという気持ちが出てきたのです。
手始めにIIBCから出ているTOEICの過去問1をメルカリで中古で購入してみました。
いちばん古いものなので、現在のTOEICの出題傾向はまったく異なります。しかし、TOEICの問題に慣れる、試験の流れに慣れることをまずは目的として解いていきました。
一旦始めたらこちらのもので、過去問すべてをメルカリで揃えました。笑
時々、安く出品されている方もいますので、新着出品が来たら通知がくる設定をしていました。
結局TOEICの過去問1〜最新の過去問すベてを購入し何度も何度も解いていました。
自宅で集中出来ないさいは、カフェに行き1時間リーディングだけをして自宅でリスニングをするということもしていました。
すべての過去問冊子を解き終わったあとは、IIBC公式過去問ではない市販のTOEIC過去問教材を購入しさまざまな問題を解きました。
特急シリーズでもリスニング、文法、長文読解の市販教材が販売されていますので、良さそうなものはメルカリで購入またはabceedで無料で解き、高得点に向けて勉強していました。
そうしているうちに、TOEIC試験の傾向の癖や、よく見る単語、熟語、フレーズを覚えてしまい、TOEICの試験の流れ自体にも慣れてきました。
コロナ渦もあり、絶好のTOEIC学習期間も重なり、2022年の夏は895点までスコアが上がりました。惜しくも900点まで到達することができず自分に何が足りないかは模索中です。
私自身、2020年から現在まで毎日オンライン英会話をネイティブキャンプでデイリーニュースを受講しています。、ネイティブキャンプにはTOEIC試験対策教材もありますし、TOEICの過去問を日本からamazon経由で取り寄せることも可能なので、試験対策は引き続き進めていきたいなあと思っています。次回の一時帰国のさいにできればTOEICを受講したいと考えています。
この記事が、読者さまのTOEICの点数向上につながることを願っています。
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