ネイティヴキャンプのカランメソッドを解説
カランメソッドをオンラインで受講してみたい。でもカランメソッドでどんなものなんだろう?カランメソッドはどこで学べるのかな?なるべく安く、質が良く、気軽に自宅で受けられるところはあるかな?と思っている方に、ネイティヴキャンプでのカランメソッドについて解説していきたいと思います。
ネイティヴキャンプの7日間無料体験はこちらからできます。
ネイティブキャンプとは
ネイティブキャンプは、数あるオンライン英会話のなかでも唯一の「レッスン受け放題」のサービスを提供しているオンライン英会話のプラットホームになっています。
私のように、「衝動的に英会話したくなる」タイプや、仕事などが忙しく定期的な時間でレッスンを受けることができない人、単純にオンライン英会話レッスンを受ける回数が多い方がいい、と思うかたにおすすめのオンライン英会話です。
カランメソッドとは
カランメソッドとは英国でロビン・カランと言う英国人により開発された学習法で、英会話を通常の4倍の速度で効果的に習得することができると言われています。
カランメソッドは日本語を解さずに英語のみでレッスンが進められます。私たち日本人が苦手なスピーキング力を鍛えるための英語教授法であり、スピーキング力をアップするためにオンライン英会話を始めた方にぜひお勧めしたい教材です。
カランメソッドは、通常の英会話レッスンの速度の4倍の速さで行われるため、通常350時間程度の学習時間が必要とされているところをその4分の1の80時間で英検準2級ほどまで英語力をあげることができると言われています。
ネイティブキャンプは数ある格安オンライン英会話の中でも珍しく、カラン・オンライン・パートナーシップ・プログラム正式提携校です。
カランメソッドの主な3つの特徴は....
1、通常のレッスンの4倍速で英語を話せる、練習できる
2、授業中に教科書を見ないため、耳と口で英語を学べる
3、英語脳を鍛えることができる
1、通常のレッスンの4倍速で英語を話せる、練習できる
一般的なオンライン英会話は25分で、教材に沿って文法や音読練習をしたり、トピックに沿って自分の意見を言う練習をしたり、フリートークをして英語を学びます。
教材から学んだ新しい語彙・フレーズを覚えてオウム返しをしたり、その新しい語彙・フレーズを使って英作文をしながら文法、読み、スピーキング力を総合的に学べる物が多いです。
講師によりますが、講師との余談や、お気に入りの講師とは雑談に華が咲き25分があっという間に終わってしまうこともあります。
私もネイティヴキャンプでオンライン英会話を始めてから1年が経ちますが、通常のオンライン英会話のレッスンで学ぶ以外に「英語で瞬発的に返事をする」練習が自分には必要だなと思い、カランメソッドを始めたのです。
カランメソッドは、講師との余談もなく、英語を真剣に学ぶことができる特徴が一番の私のお気に入りです。
し・か・も 通常のレッスンの4倍速+同じ文章が何度もレッスンに出てきます。「以前、これやったなあ」と思い出し、またふとした瞬間に「あ、またこの文章が出てきた」となる時が何度かあります。
4倍速で英語を学べる代わりに、カランメソッドのレッスン中に分からないところがあっても講師に質問をすることができません。英単語の意味や、講師が言った英単語・フレーズの意味が分からなくてもとりあえず聞こえた音を真似て先に進みます。
モゴモゴ言って何を言っているかはっきり聞き取れない時は、講師が言い直してくれます。指摘はしてくれるので安心してください。評価の高い講師は、aとtheの違いもきちんとしつこく指摘してくれますよ。
それでも分からないところがある場合は、もちろん後から復習ができますよ。復習の方法は3つあります。
1、教科書を買う(有料)
2、e-Bookを買う(有料)
3、ネイティヴキャンプアプリの「カランリーディング」を使う(無料)
2、授業中に教科書を見ないため、耳と口で英語を学べる
カランメソッドの特徴として、レッスン中に教材を使わずに、耳で英語の「音」を聞き取り「口」でそのまま言い、瞬発的に英語を話す練習をするというものがあります。
講師が言った英語を聞き、それをそのまま声に出します。
そもそも、講師の言うことを(もちろん英語で)理解できないと英会話レッスンとして機能しない、可能性があります。
多少ストレスがかかりますが、リスニング力は間違いなく上がりますし、今まで間違えて覚えていた英語の発音を新しく発見できるかもしれません。通常の英会話レッスンより4倍も学ぶ速度が速いので、今まで放置していた理解していなかった英単語に出会う確率も4倍速になりますね。効率的にリスニング練習とスピーキング練習ができてしまうカランメソッドは、ネイティヴキャンプに入会した際にはぜひ受講しておきたいコースだと思います。
この行為はかなり脳を使うので、25分のレッスンでも疲れます。が、カランメソッドのレッスン25分をやり終わったあとは達成感があります。
しかし、「教科書を見ない」ということは、あらかじめ基本の英単語や文法を知っていないと何もわからずじまいでレッスンが進んでしまい、復習することが多すぎてカランメソッドのレッスンについていけなくなってしまう、ということも考えられます。
超基本的な文法や、英単語から学んでいきたいという方は違う教材、例えば「初級文法」を受講することをおすすめします。
「ネイティヴキャンプの受講方法について誰かに日本語で相談したい!」というときは、月に一度の日本人カウンセラーによる無料相談を25分間受けることができます。予約をして、悩みを聞いてもらいましょう。
3、英語脳を鍛えることができ、英語が口からポンと出てくるようになる
英語脳というのは、言いたい、表現したい、伝えたいことを瞬時に英語で考えることができる状態に脳があることです。
例えば、日本語で会話をするとき、目の前で起こった事象や、相手の言ったことに対して一瞬で言い返す事ができます。
しかし、英語でそれをするのはなかなか難しいです。その「難しい」を克服し、脳に英語での思考回路を作ることで英語が話せるということなんです。
日本語って特に何も考えなくてもパッと出てきますよね。日本語での思考回路が確立されていて、口から勝手に出てくるんです。
英語が勝手に口から出てくるというと、「Really?」とか「Something like...」とかありきたりなものは出てくると思いますが、それだけでは会話が成り立ちませんし、同じ英単語しか出てこないと「自分ってこんなにしか話せないんだ」と落ち込んでしまいます。
4. 重要な文法ルールをさらっと学べる
カランメソッド では英語の資格や、英会話などで必要な、英語の文法ルールをさらっと学ぶことができます。
例えば、the least , the most の使い方です。
この本は3つの本の中で一番薄い(ページ数が少ない)です。
は
This book has the least pages among those theee books.
これは不思議なんですか、カランで何度も同じ質問をされて同じ回答を返す練習をしていると it has the least ... と口からぽんっと出てくるようになりました。
世界で認められている英語教授法。やはり受けているかいがあるな、と思います。
ネイティヴキャンプのカランメソッド受講の流れ
まず、カランメソッドを予約します。ネイティブキャンプではレッスン受け放題の英会話を提供していますが、英検教材と同様、必ず予約をしなければなりません。
予約レッスンは1コマあたり25分間です。時間の都合が着くときに予約をしておきましょう。
実質無料でカランメソッドのレッスンを受ける方法
いつも「今すぐ」レッスンで追加金無しでレッスン受け放題の制度に慣れてしまっているキャンパーの方は、毎日コインを払っていられないよ...という方もいらっしゃるかもしれません。
その場合は、2種類の方法があります。
1、新人無料予約キャンペーン
新人講師として出てきてまもない講師のカランメソッドレッスンを受ける方法です。これは講師選択の際に「予約コイン:0」と「カランメソッドコース」を選択し、講師の幅を狭めることで見つけることができます。
すでにこの手法を使っているキャンパーが多いため、必ずその講師のコマはほとんど埋まっていますし、秒速で埋まってしまいます。そのためこまめにその講師の空き具合をチェックしながら、キャンセルされたコマを拾いにいくという地道な努力が必要です。しかし、見つけられたらラッキー!受け放題なので実質的には何コマも追加金無しで無料で受講することができますよ。
2、人気講師予約キャンペーン
毎週日曜日のコマだけを対象とした、人気講師予約キャンペーンを利用する方法です。こちらもおそらく日曜日明けて12時ころに人気講師のラインアップが代わるころにベテランキャンパーが超人気講師のコマの予約をして埋めてしまうので、いい講師を予約するのは難しいですが試してみる価値があります。
週の中頃になると週末の予定が変わったのかポロポロとキャンセルが出てきますので、その時に拾っていきます。(これまた地道な作業。)私の場合はなんだかんだで4コマほど取れてしまいます。ヨーロッパの講師は真夜中にコマを開けているひとも多いので受けることができないのですが、フィリピン講師のコマは取れるチャンスが大きいです。
さて、予約をしたらレッスンの開始を待ちます。カランメソッドは予習をしない前提でそのメソッドが作られているので予習は不要です。
予習は不要ですが、レッスン当日に講師が何を言っているかわからずレッスン終了をしてしまうとからんを受けている意味が弱まってしまうので、基本的な文法、語彙は身につけておくことをお勧めします。
カランメソッドレッスンの大まかな3つの流れ
基本的にレッスンは「3種類の流れ」を25分間繰り返していき進めていきます。具体的な流れは、一番最初にカランを受講するときにレベルチェックテストを受けるのですが、そこできちんと説明をされるので安心してください。
まずは、New Wordsです。ここでは、新しい英単語、表現を学んでいきます。例えば、講師が「hot」といえば生徒が「hot」と繰り返し、その次に講師が「cold」と言えば生徒も「cold」と繰り返します。このように新しい英単語をまなんでいきます。
次は、Listen パートです。講師がカランの教科書の説明部分を読むのでそれを黙って聞きます。そこで説明される内容は次にスピーキングで練習をする際に実際に自分の口から言うことになるので理解できるようにがんばります。
そして最後に、Repeatパートです。講師が質問をします。例えば、「Is it alway hot in Finland ?」などど講師が2回質問を繰り返します。その後に生徒が講師のリードに続いて「No, It isn't always hot in Finland. It is always cold in Findland.」などとフルセンテンスで繰り返します。
講師によっては生徒が自力で言えそうであれば補助を外すこともありますが、分からなくなれば講師側も気づいて補助をしますので心配しなくても大丈夫です。
カランメソッドを始めたきっかけ
実際に、2020年〜2021年にかけてのホリデー期間にアメリカに渡航し、彼の家族・友人と会話をした時はいつも悔しい思いをしていました。簡単な言葉、フレーズ、文でもパッと出てこないものってた〜くさんありました。
英語を話す速度も遅いですし、ネイティヴの幼稚園児以下ですよね。
そのような悩みがあって、2021年の3月からカランメソッドを始めたという個人的な経緯があります。
1レッスン200円(2021年4月はカラン半額キャンペーンがローンチされているので100円)で、1日1レッスンカランメソッドを続けて英語力がいい方向に伸びていくのであれば安い方ですし、できることは今のうちに済ませて、英語力を鍛えておこうと思ったのです。
カランメソッドにハマる人が多い理由・メリット
カランメソッドにハマる人が多い理由としては、やはりその確立された由緒ある英語教授法のひとつだからではないでしょうか。
例えば、---- all dishes served at the Bird Cafe, the Chef’s Spencial Pizza is the most popular. (バードカフェで提供されている料理の中で、最も人気があるのが「シェフのスペイシャルピザ」です。)という問題の選択肢は
A) at
B) through
C) over
D) of
のうちどれだと思いますか?
正解は D) ofですが、カランメソッドを受けていないともしかしたら答えられなかったかもしれません。
今では、選択肢が無くてもなんとなく ofだなあ、とわかります。カランメソッドでこの形な文章を何度も練習したからです。
例えば、
講師:「And which of those three countries is the furthest from England?」
生徒:「Of those three countries, Japan is the furthest from England」
という文章を何度も繰り返し練習したから、「Of those three countries (この3つの国の中で」と聞いたら、「同じ部類の服数のもののうち」という解釈を瞬時にできるようになりました。
これは文字に書くと「何をそんなことを」と思うのですが、瞬時に見分けたり、言葉をいうのって結構(私には)難しいので、カランの成果が早くも出ているのかな、とポジティブに捉えています。
対義語を自然と学べる
また、対義語を学ぶこともできます。
例えば「遠い・近い」という日本語があります。
「私の家は駅から遠い」「私の家は駅から近い」と英語でどう表現するかといったら、「far from / near 」を使うことができます。
near fromではないんですよね。fa fromにつられてnear fromと言ってしまいそうになりますが、カランで何度も練習したおかげでnear my house, near the theaterなどと、nearそのものは前置詞なのでfromはつかないことをなんとくなく体で覚えたと思います。
日常会話で、家はどこなの?駅からとおい?などと話すことがあると思いますが、
私の家は駅から遠いの。my house is far from here. 私の家は駅から近いです。my house is near here. ※near fromではない
という会話を、カランメソッドを受講していれば話せることになります。
通常の英会話レッスンでは、一度その表現に触れただけで終わりになってしまいますが、カランメソッドは何度も何度も(体感として4,5回)繰り返しレッスンで使うことによって、いつのまにかフレーズが定着しています。
では、「話すのが速い、遅い」はどうでしょうか。これはセットで覚えられてしまいます。I speak slower ⇆ I speak quicker. です。fasterではなく、quickerでしたね。
今まで違いをさほど気にしていませんでしたが、カランで出てくるこのような対義語はなぜかいちいち感動して覚えてしまいます。
不思議です....
同異議語の違いについても学べる
また、同意義の基本的な違いについてもきちんと学ぶことができます。
例えば to look at と to watch の違いはなんでしょう?
To look at は動いていないものをみること、to watch は動いているものみることです。
Beside と besides の違いについても学びます。
Besideは横にnext to 、besides は〜とは別に apart from という意味です。
類義語を英語で簡単に言い換える練習をしているとも言えます。このbesideとbesidesの違いの概念を覚えておけば、資格類の試験でも4技能に活用できますし、英会話でも言い分けることができます。
カランでは一般常識も学べる
ちなみに、カランメソッドでは一般的な常識も学べてしまいまいます。
例えば、About how many matches does matchbox generally holds?(マッチ箱には通常何本のマッチが入るのでしょうか?) という質問に、最初は適当に100本入るという回答をしていました。
しかし、カランリーディング(ネイティブキャンプ独自のカラン復習用リーlイング教材)をしていくうちに、マッチ箱には100本もマッチが入らないことを知りました。
回答は...
a matchbox generally holds about 45 matches. (マッチ箱には一般的に約45本のマッチが入ります。でした。
マッチ箱1箱に45本のマッチが入ってることは、知りませんでした。
これはおそらく世界的な一般常識でしょう。豆知識として知っておいて損はないですよね。
英語のスピーキングを学ぶ代わりにこんな一般常識も学べてしまう、カランメソッド。思いつきで2021年3月に始めますしたがこのようにハマる形になるとは想像もしていませんでした。
ネイティヴキャンプでカランメソッドを受けるメリット
1、カランメソッドだけではない多様なレッスンが受講可能
2、一回あたりの受講料金が安すぎる
3、オンラインで24時間予約ができるので忙しくても継続可能
カランメソッド各社別 1レッスンあたりの受講料早見表
ネイティヴキャンプ:1レッスン 約428円(200円+228円*30日/月)
QQ English: 1レッスン 約500円(一般教師によるレッスン)
ジオス(NOVA): 1レッスン 約893円(カラン専用プラン月8回)
イングリッシュベル:1レッスン 約702円(自動更新月5回プラン)
アイスイングリッシュ:1レッスン約453円(月15回プラン)
*ネイティヴキャンプの月額料金6,480円を30日で割った1日あたりの料金
ネイティブキャンプはレッスン受け放題なので、カラン+その他レッスン料金ができる1日あたりの料金ですが、その他オンラインでのカランメソッド受講費よりもお安くなっています。