アウトドアレッスン【Day28】
任地28日目、ビュンバ3日目。
今日は午前中に大学で授業をした後に、午後からはビュンバの町に先生たちとアウトドアレッスンに行った。
キガリとはまた違った雰囲気ではあるが、やはり日本人は目立つので注目の的である。
先生たちと一緒に、薬屋さんやお店、マーケットを巡った。
薬屋さんでは、店内のカウンターの中に特別入れさせてもらった。いろんな薬を見ることができたが、何が何の薬かは知識がないのであまりよく分からなかった。
マーケットのゲートをくぐると、沢山の靴やサンダルが並べられていた。お店の人々が靴を磨いたり洗ったりしている。
ルワンダでは舗装されていない赤土の道路を歩くと、靴がすぐ汚れてしまう。靴を洗う頻度が日本より高いので、靴の数がこれから増えそうである。
マーケットには、様々な野菜や果物、穀物、服や靴などの衣料品があった。キガリの大きなマーケットであるキミロンコに比べて、お店の人がガツガツと来ないのがとても良かった。
キャッサバ、トウモロコシ、豆、ピーナッツといった様々な穀物の粉が売られていた。うがりを作ったり、ポリッジなどの飲み物やスープやソースに使われるのだろうか。
米については3種類売られていた。1種類は日本の米の形に似ており、残りの2種類は下の写真のように細長いアフリカ米であった。
市場の建物の外を出てみると、そこにも野菜や果物が沢山並べられていた。
思い描いていた海外の屋台である。トマトやナス、タマネギ、ピーマンといった日本にもある野菜がルワンダにもあるので、アフリカの中では種類は豊富な方であると思う。
パラソルが立ち並ぶ中で、赤ちゃんや小さな子供がその辺を這っていたり走り回っていたりする。働くママたちが沢山いた。
ルワンダで食べる果物はみずみずしくて甘いものが多い。栄養価が不安になるくらい甘くて美味しい。スイカもその一つだ。個人的には、日本のスイカよりも好きかもしれない。
海がないルワンダでは貴重なifi(魚)。魚は地方に行くと、さらに手に入りにくくなりそうだ。
inkoko(ニワトリ)も売られていた。一人暮らしを始めたら、庭でinkokoを飼う予定でいる。大きいニワトリは凶暴で怖いので、もう少し若いやつか小さいニワトリがいたらいいなと思う。
他にもバナナがそのまま売られていたり、豆類などの穀物と豊富であった。
小豆や大豆、カラフルな豆、コーン、粟やひえといった穀物が沢山売られていたので、豆料理をマスターしたらレパートリーが増えそうだ。
先生方に売られてい品物の名前を聞いたり、教えてもらったりしながらマーケットを巡った。
かなりの数を教えてもらったが、それぞれの名前をキニャルワンダ語で定着するまでは、まだまだ時間がかかりそうだ。
実物を見ながら覚えるのはとてもいい学びだと思うので、任地に行ってからもマーケットと人々とコミュニティケーションを取りながら、名前を覚えていきたい。現地の人々はみんなキニャルワンダ語の先生である。
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アウトドアレッスンの後に、同期隊員がサロンで坊主になった。羨ましい。
ルワンダでは、学校に通う生徒たちは男女ともに坊主にしなければならない。私立とかであれば編み込みをしている子どもを見かけるが、やはりそれは裕福層である。
坊主といってもアフリカにはいろんな坊主があるらしく、男性の中でも坊主にこだわりのある人は沢山いるようだ。
同期が坊主になって行く様子を、他の同期隊員たちで見守っていた。手際よいバリカンさばきで髪の毛がどんどんなくなっていく。
全体を刈った後も、バリカンの歯を変えながら丁寧に刈っていく。
ところが、
急な停電が起こる。
バリカンは電気を使っているので、もちろん刈ることができなくなる。
電気機器の弱点である。
さっきまでとても丁寧にこだわって刈っていたのに、停電になった瞬間、ハイ終わり!!
さすがアフリカである。
長い髪の毛を刈っている最中に停電が起きたらどうなったのであろうか…
私も現地で髪の毛を切る予定だったのだが、停電のため断念。
キガリに戻ってから切りに行きたいと思う。