クラウド何それ? 状態からのAZ-900試験
クラウドってなんとなくはわかるけど実際はよく分からん状態のワタシ。このたび社命を受け(というか受けろと言われ)、Microsoft Azure Fundamentals (AZ-900) の試験を受けました。
まずはオンライン講習を受けました。この時点で、試験を受けることは努力目標程度に思っていました。ワタシの仕事はユーザーサポートなので、クラウドなんて関係ないけど、知識程度に必要なんだろうと思っていた次第。
CapexとかOpexだとか、経済の原則の話がありましたが、日本語で言えやと思ったことを覚えています。
万一、受験せよと言われたらこの講習だけでは確実に落ちる! そう思って対策本を入手しました。「第2章 クラウドの概念」までは読んだものの、キンキュージタイセンゲンやら何やらで、会社の机の引き出しに入れたまま8か月経過します。当然、当時覚えたことは全部忘れました。
1月末に数日入院したのですが、しばらく通院が必要となりました。
で、待合室のひまつぶし(?)に対策本を引っ張り出し読み始めました。
でもサッパリです。マジ雲をつかむようなハナシです。このまま読み進めても丸暗記するだけなので、本試験で別の角度から攻められれば、討ち死に必至です。
というわけで、基礎からおベンキョーをやりなおすことにしました。
『クラウドの基本』という本でクラウドの基礎からやり直すことにしました。この本は非常に分かりやすく読みやすかったので2周しました。
このことで少しだけ自信がついたので、再び対策本に戻りました。漠然と読むのも何だし、ノートを作るのも今更なので、100均で買ってきた名刺サイズのカードを活用することにしました。
正直、Azureのサービスのことはよく分かっていません。ただ暗記あるのみ。とはいうものの、カードを作ったことで満足してしまい、ほとんど見返さないダメ人間です。
書くというアナログな行為のオカゲで暗記も進み、そろそろ受験してもいいかなというキモチも湧いてきたので、皆様の合格体験記を読みあさることにしました。
なるほど、前提知識のある方々は二週間前後の勉強できっちり合格なさってる、スバラシイ。でも、ワタシには参考にならない。初心者の人はどうなんだろう……、フムフム。
【感想】実務経験がない場合、対策本だけだと厳しげな印象。
ううむ、困ったな。でも(内容をすっかり忘れたとはいえ)講習を受けたことで、ワタシには受験のバウチャーが発行されてる。ということは、1回落ちても懐は痛まない。1回目は問題の傾向と対策を摑むということで、2回目で合格すればいいか……。とも考えておりました。
ある方がAZ900合格体験記のなかで、UdemyのAZ-900模擬試験で鍛えた上で、試験に臨まれたと書かれていました。模試をバンバンこなしていけるとは、こちらも願ったり叶ったり。
Udemyで検索をかけてみると、頻繁に割引セールを行っているので正規料金で買うのは×ということを知りました。幸い私がUdemyを知ってしばらくするとセールが始まり、模試の価格は正規料金の半値以下になったため、さくっと購入しました。
さっそく、第1回模試を受けてみました。
結果は惨敗。マァ、コンナモンデスヨネー。
これは想定内のことなので、間違えたところをしっかり復習、誤った選択肢も調べて確認するようにしていきました。演習テストの1~4を100%になるまで繰り返し解きました。模試を解いているとき、「あ、コレ、講習で言ってたヤツだ」という問題にも巡り合いました。
演習5は難易度がぐんと上がります。7割~8割でいいやのワタシにはこれ以上不要と思ったので、70%取れたことで満足し、2回のトライアルのみで深入りしないことにしました。況や6をや。
UdemyでAZ-900模擬試験が半値以下でGetできたことで、ちょっとだけ得した気分になったワタシは、セール期間の終わり間際に「作りながら覚えるMicrosoft Azure 入門講座 IaaS編」を追加購入しました。
このおかげで実際にAzureに触れることもできました。仮想マシンやイメージを作ったり、ロードバランサ―で負荷分散を何やらしたことで、何となくの知識が、「こういうもの?」に変化していきました。
こっちの講座が楽しくなり本筋を忘れそうになったので、とっとと受験してしまうことにしました。
コロナ禍の昨今を鑑み、自宅受験にしました。サイトで確認してみると、今日から受験できることが分かりました。(まだ午前は通院中の身なので)13:30の回を選択し、賽は投げられました。
なお、受験する部屋の前後左右をカメラで撮影する必要があるため(ワタシの場合だけかもしれませんが)、事前に部屋の片づけが必須です。
部屋の片付けが終わったら、昼ご飯を食べながら最後の仕上げをすることにしました。最後に模試と戯れたのは2日前、サクサク100%を取った演習2と3に関しては、1週間余も触れもしなかったので100%の回答率は90%前後に落ちていました。(無残)
【今回の教訓】 鉄は熱いうちに打て。(飽きるから)
試験30分前になると受付が可能となります。まずはスマホで顔写真を撮ったのですが、仰角で変なアングルだったときに画面が勝手に進んでしまいました。やばい、キャンセルキャンセル……って、キャンセルできないし―!
結局キャンセルできず、次の工程へ進むことに……。
部屋の四方を撮影します。あ、昼飯をつくったままのキッチンがばっちり映ってる。まぁ、仕方ない。変なアングルの顔写真より百倍マシ。って、こっちは再撮影できるじゃん!(でも片づけない)
最後にチャットで「PCのカメラで机全体を映せ」と指示がありました。電源ケーブルや有線ケーブルがあるのになんと無体な! 天地さかさまに映したところ、「飲み物以外は置かないで」とのこと。ランチョンマットとPCの下に敷いているカッターマットを脇に除けて準備完了です。
試験開始。
なんで1問目に訳の分からん系の問題を出してやる気を削ぐのだろうか……。などと思いつ、お茶を飲み飲み3回見直しても、かなり時間が余りまます。うん、分からないものはいくら考えても分からない。
そして、こういう時にやってくるピンポン鳴らす誰か。――宗教だか販売員だか。ムシムシ。
試験完了とともに即結果がわかります。
800点にあとチョイ位の成績で合格することができました。
ちなみに、合格証には顔写真なし。ほんと、マジ助かった! あれが晒されたら生き地獄……。
以上がワタシの体験です。本来なら
1. 基礎のを読む
2. 実機にさわってみる
3. 講習を受ける
4. 対策本を読む
5. 模試を受ける
の順番で進めていくが効率的だったと思います。
では、皆様のご武運をお祈りします。